
らいか
レビュー
京極夏彦「冒険小説 今昔続百鬼 雲」読了。 「岸涯小僧」「泥田坊」「手の目」「古庫裏婆」の4篇の短編集。今回の主役は妖怪研究家、多々羅勝五郎。榎木津並みに自由奔放なこの先生がストーリーを進めれる訳もなく、同じく妖怪好きではあるがまだ常識のある沼上さんの目線で話が進む。 うん、まあまあでしたこれは。多々羅勝五郎先生の身勝手さに振り回される沼上くんと言った感じが、榎木津の傍若無人さに振り回される手下どもとの関係に似てるのだろうけど、ちょっと勢いが落ちるのよね。なんでだろうか。仕掛けはいいんだけど、最後の謎解き部分がこう、カタルシスがないと言うかたまたま解けちゃった感がでるよね。だって多々羅先生は謎解いてる気がないんだもの。 兎にも角にもここまで読了。鵺の碑まであと少しとなって参りました。次は「百鬼徒然袋 風」へ行ってみましょう。
今昔続百鬼ー雲
京極夏彦
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小野不由美「月の影 影の海(下) 十二国記」読了。 みんながネズミが出るまで、ネズミが出るまでと口を揃えて言う。いつ出るのだろうと思ったら、2巻の冒頭いきなりでました。そして、みんなが口を揃えて言う理由がわかりました。楽俊、おまえなんていいやつなんだ。ちょっとほろりと泣かされるやないか。おいら歳とって涙脆くなってるんだからさ。泣かせるんじゃないよまったくもう。 ということで、やっとのことこの世界のことを受け入れ学びはじめた陽子の成長が素晴らしい巻でした。うん、面白かったです。陽子と一緒にちょっとずつこの世界のことを学んでいく感じでした。この上下巻で十二国記のチュートリアルが終わったというところなのかな。次は「風の海 迷宮の岸」なのかな。普通こういうシリーズってナンバリングされてるけど、この十二国記はナンバリングがないのね。 あとシリーズがめっちゃ出てるイメージ持ってたんだけど、調べると今の所11冊なのかな。うん、十分追いつけそうな気がする。
月の影 影の海(下) 十二国記
小野不由美
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小野不由美「月の影 影の海(上) 十二国記1」読了。 とうとうこのシリーズに手を出してみました。小野不由美は「屍鬼」以来かな。イラストと挿絵が山田章博さんというのがいいよね。 文章はとても読みやすくはするすると読めます。 お話としてはこの巻はもう序章も序章ですね。陽子がある日突然訳も分からず異世界に連れてこられ、あちこち引きまわされるし、騙されるし、いなくなった元の世界でも散々なこと言われてるし、猿は勝手なこと言うし、腹は減るし、妖魔は襲ってくるし、散々な目にしか合いません。 十二国記シリーズの前情報として、いろんな人やネットの情報から「ネズミが出るまで待て」というのだけをインプットされており、いつ出てくるのだろういつ出てくるのだろうと待っていましたが、一向に出てきませんでした。 なので、まだ全然このお話が面白いのかどうかが判断がつきません。取り敢えず下巻へ進んでみたいと思います。
月の影 影の海(上) 十二国記
小野不由美
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城平京「虚構推理 忍法虚構推理」読了。 澤村伊智の比嘉姉妹シリーズと並ぶほど大好きなシリーズ。今回は短編が2編と長編が1編の合わせて3編。短編の方は九郎メインの話で、九郎の高校時代の同級生が2人登場。なので琴子はちょっとだけ。でもそれはそれで充分面白い。九郎の高校時代が知れていい感じ。この2編で物語をあっためておいての迎える長編。 いやぁーー素晴らしいかった。これぞ虚構推理の真骨頂。めっちゃよかった。もしかして虚構推理のシリーズこれでラストなのと思わせるぐらいの出来だ。いやラストでもいいかもしれない(うそ)。最後はちょっと鳥肌がたった。 「真実でも証拠でもないものであっても、しかるべき理屈と説得力、信じたくなる物語があれば、それは真実であり、動かぬ証拠として認識され、現実に力を持つ」これよこれ。ああたまらない。シリーズ最初の鋼人七瀬を彷彿とさせる物語。 まだまだ琴子と九郎の話を読みたい。ほんといいキャラクターができると、作家さんは勝ちだと思う。だってそのキャラに会いたいがためにずっとシリーズを買ってしまうもの。
虚構推理 忍法虚構推理
城平京/片瀬茶柴
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王谷晶「ババヤガの夜」読了。 読みたいなと思ってたのだけど他に優先するのがあるので、その内買って読むかと思ってたら、会社の同僚が買って読んだらしく「読む?」と聞いてきたので読む!と即答。 うん、面白かった。サクサクっとテンポよく読めたのであっという間に読み終わった。なんか一本の映画見たような感覚。映画化するとしたら依子と尚子は誰だろうかって考えてしまう。 話としては、映画好きな人であれば結構な人が思うであろうあれですね。ユマ・サーマンがブルースリーみたいな黄色い繋ぎを着て暴れる映画。あれの感じなんだけど、そこにもうひと捻りを入れておおそうきやがったか!な感じ。 そして映画化されたとしたら絶対このコピーが付くでしょう。「犬は死にません」と。
ババヤガの夜
王谷晶
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京極夏彦「探偵小説 百器徒然袋 雨」読了。 百鬼夜行シリーズの短編集第二弾。探偵小説と銘打たれている通り、このシリーズで探偵は1人しかいない。もちろん主役は榎津礼次郎。全部で三篇の短編集。 「鳴釜 薔薇十字探偵の憂鬱」 「瓶長 薔薇十字探偵の鬱憤」 「山颪 薔薇十字探偵の憤慨」 全てにおいて榎津礼次郎が暴れ回る。いやはや楽しい三篇だった。この三篇で1番好きなのは鳴釜かな。最後の悪巧みがとても良い。京極堂がノリノリなのも含めていけいけ薔薇十字探偵団!と応援したくなる。その次が山颪かな。これも最後の仕掛けが楽しい。今作の主人公と関口の絡みも面白い。最後が瓶長。これも面白いんだけど他のニ篇と比べると第三位になってしまうな。 いやはやしかし、百鬼夜行シリーズの短編集ってこんなに面白かったっけ。昔読んだ時は、そこまで思わなかったんだけどな。読み直しで全てのシリーズを読んで時系列と登場人物が記憶にまだ新しいからかな。 さあ、次の短編集へいってみましょうか。
百器徒然袋ー雨
京極夏彦
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中島らも「世界で一番美しい病気」読了。 本屋に行ったら平積みされていたので、 ついつい惹き寄せられるように購入。 中島らもとの出会いは20代の頃。大したことない怪我で一泊だけ入院する事があって、暇つぶしとして本を一冊買っていこうと本屋を物色してたら「とほほのほ」というタイトルが目に飛び込んできた。それが中島らもだった。ちなみにそれまでエッセイ集という本の存在を知らなかった。読んだらめちゃめちゃ面白くて腹抱えて笑って、そこから中島らもの本を貪るように読んだなあ。懐かしい。 そして今、久しぶりに読む。 ああ、中島らもだ。中島らもがここにいる。 文体が心地よい。 「無意味が必要なんだ。意味は疲れる」 こんな事が書ける中島らもはロマンチック星人だと思う、かくいう俺も自覚はないがたぶんロマンチック星人だと思う。だから中島らもにこんなに惹かれるのだと。 いまはもう会うことはできない人だけど、でもこうやって本の中に生きている。本を読むと会える。本って、すごいな。
(新装版)世界で一番美しい病気
中島らも
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京極夏彦「妖怪小説 百鬼夜行 陰」再読了。 邪魅の雫まで読み終わったので、いざ鵺の碑へと思ったが、毒を喰らわば皿までと百鬼夜行シリーズの短編集まで制覇しようかと。まずは最初の短編集が「妖怪小説百鬼夜行 陰」から。収録は全部で10編。それぞれに妖怪の名前が振られている。 うん、面白かったこれ。なんだろ。シリーズ知らずとも普通に短編集として面白いかも。やはり百鬼夜行シリーズには妖怪が出て来ないとね。妖怪やそれぞれの登場人物の考え方とかが色々知れるのがやっぱりこのシリーズの要だと思うんだよね。では、それぞれのひと言感想をば。 「小袖の手」 絡新婦の理に出てくる杉浦の話。 魍魎の匣の柚木加菜子に癒されるが 結局、ああ。 「文車妖妃」 姑獲鳥の夏の久遠寺涼子の話。 もう運命を知っているから哀しさしかない。 「目目連」 絡新婦の理の目潰し魔平野祐吉。 視るとは、視られるとは何か。 鉄鼠の小坂了稔も登場。 「鬼一口」 鬼とは何か。鈴木敬太郎。 シリーズに出てきたっけ?と思い調べてみるとルーガルーなのね。そこまで世界がつながってたのかと驚き。 「煙々羅」 鉄鼠の檻の棚橋祐介。 煙とは何か、煙こそものの本質ではないのか。 なるほど。確かに。 「倩兮女(けらけらおんな)」 絡新婦の理のら山本純子。 やっと笑えたのに。。 「火間虫入道」 塗仏の宴の岩川真司。 面倒くさい、そう面倒くさいだけなのだよ。 「襟立衣」 鉄鼠の檻の円覚丹。 色即是空 空即是色 「毛倡妓(けじょうろう)」 魍魎の匣での木下圀治。 髪の毛が 絡まる ああ 嫌だ。 「川赤子」 姑獲鳥の夏 関口巽。 そしてあの夏へ。 さて、では次なる短編集 「探偵小説 百器徒然袋 雨」へ。
百鬼夜行ー陰
京極夏彦
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桜庭一樹「GOSICK Ⅷ 上 神々の黄昏」再読了。 桜庭一樹作品読み直し。ゴシックシリーズ第8段。いよいよ最終章。後編。 いよいよ、世界中を巻き込んだ大嵐が到来。 一弥は戦地へ、ヴィクトリカは父ヴロワ侯爵に囚われの身。灰色の狼たちはヴィクトリカを助け出すことができるのか。そして一弥とヴィクトリカの2人の運命は。果たして。 これまでのゴシックシリーズが、軽妙なタッチでコメディっぽく綴られてきたために、この最終巻での悲壮感はなかなか辛いものがある。ずっとこの時が来るとはヴィクトリカの言葉でシリーズの中で告げれてはいたのだが。 でも、その辛さがあるからこそ、 やはり最後は涙してしまうね。 ゴシックシリーズは本編で9冊、短編集で4冊なのだけど、全部で1つの本を読んだような感覚になる。1つ1つが読みやすくサクサクと読めるからだろうか。あと1冊のページ数もそれほどではないしね。 そして、このシリーズを読んでて思った。 このあとに続編が4つ出てるじゃないか。 アメリカ編が。むむむ、読まねばだ。
GOSICKVIII下ーゴシック・神々の黄昏ー
桜庭一樹
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桜庭一樹「GOSICKs Ⅳ 冬のサクリファイス」読了。 桜庭一樹作品読み直し。 ゴシックシリーズ短編集第4段。 短編集も春・夏・秋ときて、この冬で最後。 今回は、ヴィクトリカの兄グレヴィールのお話。 なぜグレヴィールの髪型はドリル渦巻きになってしまったのか。そしてグレヴィールの部下の2人はなぜずっと手を繋いでいるのか。 その謎が本作で明らかになる。 といっても、本編の方でほぼなぜなのかはわかってるのだけどね。ヴィクトリカの意地悪ですよね。でも、きっかけになった事件まではわかってなかったので、それが本作でわかります。 いつにも増してグレヴィールのジャクリーヌに対する思いがとても切なくて、胸が痛くなる。 さて、短編集も読み終わったので、 いよいよこのシリーズのラスト、 神々の黄昏に行きましょう。
GOSICKsIV-ゴシックエス・冬のサクリファイスー
桜庭一樹
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京極夏彦「邪魅の雫」再読了。 最新作「鵼の碑」を読むための読み直しで始めた京極マラソン。やっとここまで辿り着いた。姑獲鳥の夏から始まり9作品。2年半かかったよ。 シリーズの中ではいまいち印象が薄かったこの邪魅の雫。確か毒が絡んだ話だったよなというぐらいだったのだが、読み直してみるとなんだ、しっかり面白いじゃないか。 前半はいつも通りというか、ダラダラと続く長い話なのだが、後半に入って徐々にテンポが上がり、ラスト3分の1ぐらいは一気に読んでしまった。 今回は関口、木場修、榎木津達がメインではなく、益田、青木達がメイン。まあ相変わらず関口くんは引っ張り回されはするのだが、引っ張り回すのが榎木津ではなく益田というね。 今作で印象的なのが、各章の始まりの言葉。「殺してやろう」「亡くなった」「死んでいる」「死にそうだ馬鹿野郎」「死のうかな」「殺したよ」「殺されるわけじゃあるまいに」「殺す以外にない」という風に意図的に死に関連する言葉で繋がっている。そしてその始まりの言葉だけなのに、ひと言で木場修だとわかるやつがあって面白い。 いつにも増して登場人物が多く、しかもあっちとこっちとそっちとの話が混ざり合うので、頭の中が、青木や益田が惑わされるように読んでいる自分の頭も混乱してくる。 いくつもの世間があり、それぞれの世間は閉ざされている。ひとつひとつの世間の話は単純なのだが、いくつもの単純が重なり合うと複雑になる。士郎正宗のアップルシードに出てくる「原理は単純を、構造は複雑を極め、人は最も人らしく」という言葉を思い浮かべてしまった。好きなんだよね、この言葉。まさにその通りだと。 そして満を持して登場する黒衣の男。 憑き物落としが始まる。 昔話。世間話。伝説。歴史と民俗学。 正史と稗史。記録と記憶。 そして訪れる切なさ。 あの人はどうするのだろうか。 1つだけ残念なのは、京極堂の邪魅にたいする妖怪談義がなかったことかな。 さて、とうとう鵺の碑に行くか、それとも百鬼徒然まで抑えるか。それが問題だ。
邪魅の雫
京極夏彦
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柿村将彦「となりのズコズコ」読了。 初めての作家さん。カバーデザインとタイトルの面白さから気になっていた小説。あと、大好きな森見登美彦が推しているのもポイント。 ある日突然、昔話で聞いていた信楽焼のたぬきそっくりの権三郎狸がやってきて、昔話通りに1ヶ月後には村を滅ぼしますよというお話。 文体は読みやすくサクサクと読み進められる。なんとなくだけど舞台のか映画の脚本を読んでいる感があった。 カバーデザインの可愛い感じと隣のズコズコという、すこしふざけたような感じからコメディっぽいのノリなのかと思ってたら、意外と重めでちょっと驚いた。 滅ぼされるよと言われてるのに、受け入れている町の人たち。だってしょうがないじゃ無いか、来てしまったものはという諦念。そのあたりになにかうっすらとした怖さがある。 昔話って全てに意味があるものではなく、意味がわからないものも存在する。悪いことしちゃいけないよという教訓でもなく、ただそうあるものとして語られる。そういうのって大事な気がする。この権三郎狸も、なぜという理由がない。 解説で森見登美彦が旅の六部の話を喩えに出していたけど、個人的には中島らもがよくエッセイで書いていた落語の「あたま山の花見」というのを思い出した。話は全然違うのだけど、なぜそうなってしまうというのを考えすぎるとまったく意味がわからない話という点では共通してるのかなと。
隣のずこずこ
柿村将彦
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澤村伊智「ととはり屋敷」読了。 もうほんとこの比嘉姉妹シリーズは大好きな作品。積読とかできなくて最優先で読んでしまう。特に琴子が好きなので、琴子が出てくるだけで琴子ーーー!!ってなる。 さてそんな比嘉姉妹シリーズ。今作は6つの話からなる短編集。なんと今回は琴子と真琴以外の兄弟たちの話なのである。比嘉家は7人兄弟で美晴は以前の作品でもう出てきていたのだが、他の兄弟に焦点が当てられるのは初めて。今は琴子と真琴しかいないことを思うと、結果はわかってはいるのだが。。 あとこのシリーズのもうひとつの楽しみは、いろんなオマージュとか入ってたりとか、映画「来る」とリンクしてたりとか、過去の作品の登場人物が絡んでたりとか見つけるのが面白い。 例えば、「このイベントはフィクションです」に出てくる「怪談蒐集の海から生まれた怪談生命体。」とか、「受け継がれるもの」での「逢坂さんが柴田理恵に似てる」とか。「メイク・ユア・チョイス」の戸栗美姫とか。知ってる人はニヤッとするよね。 全部の短編おもしろいんだけど、やはり琴子が出てくる最後の2篇が好き。「かたのでの駅の怪」の 最後の一文は泣ける。そして本のタイトルでもある「ととはり屋敷」。「ととはり」の意味とは。 ああ、読み終わってしまった。もっと読みたい。どうしよう、ハードカバーに手を出すべきか、出さぬべきか。ざんどぅまの影。悩む。
ととはり屋敷(9)
澤村伊智
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三上延「ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と謎めく夏」読了。 栞子さんの娘、扉子が主人公での シリーズ5作目。通算で行くと12作目。 今回扱われる本は「シャーロクホームズの帰還」 「写真よさようなら」「山羊の歌」の3冊。 栞子と大介の夫婦が外国に旅行に行ってる間に、扉子と恭一郎が持ち込まれた謎を解く。助手役の恭一郎は本当は扉子が謎にのめり込むのを止める役なのだが、なぜだかいつの間にか巻き込まれてしまっている。 栞子と大介のデジャブを見ているようだが、それがまた楽しい。 でも、最後のエピローグで栞子と大介が出てくるとやっぱりちょっと嬉しい。まだまだシリーズは続くのだろうが、最後はこの4人でなにかすることになるのだろうか。もちろん、あの人を相手に。
ビブリア古書堂の事件手帖V 〜扉子と謎めく夏〜(5)
三上延
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桜庭一樹「GOSICKs Ⅲ 秋の花の思い出」読了。 桜庭一樹作品読み直し。 ゴシックシリーズ短編集第3段。 今回はちょっと趣向が変わり、一弥が図書館から持ってきた過去の少しだけ謎めいた出来事を描いた本を、聞いてるか聞いてないのかよくわからないヴィクトリアに読み聞かせる形。読み終わったと同時にヴィクトリカがその謎の答えを呟く。 かの有名な猫とネズミのように仲良く喧嘩しながら穏やかな静かな時を過ごす一弥とヴィクトリカ。いつまでも続いて欲しいものだが、時の流れはそうはさせてくれない。 さあ、短編集もあと1つ。 第4段を読んだら本編に戻りましょう。
GOSICKsIII-ゴシックエス・秋の花の思い出ー
桜庭一樹
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桜庭一樹「GOSICKs Ⅱ 夏から遠ざかる列車」読了。 桜庭一樹作品読み直し。 ゴシックシリーズ短編集第2段。 本編の5と6の間のお話。ソヴュール学園が夏休みに入り、生徒たちがいなくなった学園に残った2人きりの一弥とヴィクトリカ。ヴィクトリカの退屈凌ぎに、バカンスに行ったアヴリルからの手紙の謎、和也の姉ルリからの手紙の謎に挑む。そしてセシルとゾフィの関係の話。ヴィクトリカの兄グレヴィールとその想い人ジャクリーヌのお話。 登場人物たちのエピソードが語られ、人物に深みが増して行く。こういうサイドストーリー、好きだな。 さあ、第三弾へ行ってみよう。
GOSICKsII-ゴシックエス・夏から遠ざかる列車ー
桜庭一樹
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桜庭一樹「GOSICKs 春来たる死神」読了。 桜庭一樹作品読み直し。 ゴシックシリーズ短編集第一弾。 ゴシックシリーズの最終巻に行く前に、短編集を読み終えておこうと。なぜならこの短編集は本編と密接に関わっているお話だから。第一弾は、久城一弥とヴィクトリカの出会い、そしてアヴリルとの出会いが描かれる。 ヨーロッパに珍しい黒髪の東洋人ゆえに、死神と恐れられ友達がいない一弥。ある事件をきっかけに図書館に籠るヴィスクドールのように美しい少女と出会う。頭脳明晰だが傍若無人な少女ヴィクトリカに振り回されながら惹かれていく。まだ出会ったばかりだからもどかしいね。先を知っているだけに。 短編集は全部で四つ。さあ次行ってみよう。
GOSICKs-ゴシックエス・春来たる死神ー
桜庭一樹
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桜庭一樹「GOSICK Ⅷ 上 神々の黄昏」再読了。 桜庭一樹作品読み直し。ゴシックシリーズ第8段。いよいよ最終章。その前編。 とうとうおおきな大きな嵐が来た。 その嵐は一弥とヴィクトリカを否応なく引き離す。 これまでの少しコメディタッチで殺人事件などの謎があったとしても明るい雰囲気が漂っていたのだが、一気に不穏な雰囲気に。 2人の別れのシーンはやはり哀しい。 欧州と日本。遥か離れた2人はどうなるのか。 一弥は囚われたヴィクトリカを救えるのか。 さあ、後編へ!
GOSICKVIII上ーゴシック・神々の黄昏ー
桜庭一樹
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京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」再読了。 最新作「鵼の碑」を読むためにの読み直しで始めた京極マラソン。もはや最新作が出たのは2年以上前になってしまった。でもここまでたどり着いた。もう少しだ。 さて、この陰摩羅鬼の瑕であるが、正直いうとこれまでの百鬼夜行シリーズの中で一番好きではない。なんだろうな。今回のテーマである儒教の部分がいまいち好きではないのかな。あと、ちょっと設定に無理がある気もするのよね。伯爵のね。その考え方に至る設定がさ。 読み始めて結構早めに、結末が読めてしまうところも。こうなるだろうなあと思ったら、やっぱりこうだったという。王道ではなく予定調和。 あと京極堂の出番が少ないところもかな。もっと京極堂のぐだぐだした長広舌が欲しいのよ。 むかーし読んだ時、そんなイメージだったけどこの歳になって再読したら印象変わるかなと思ったけど、やっぱ昔のイメージのままだった。 まあ嫌いというわけではないのだけど、シリーズの中で言うとランキング的には最下位かな。 さて、次は「邪魅の雫」。行ってみよう。
陰摩羅鬼の瑕
京極夏彦
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桜庭一樹「GOSICKⅦ 薔薇色の人生」再読了。 桜庭一樹作品読み直し。ゴシックシリーズ第7段。 灰色の狼たちが暗躍する。宿敵オカルト省との対決も間近。大いなる嵐を一弥とヴィクトリカは耐え切ることができるのか。 今回の謎は、過去に起こった殺人事件を解決する。ソヴュール王国の王妃ココ=ローズを殺したのは誰か。そして赤髪の男ブライアン=ロスコーの謎と母コルデリア=ギャロの関係。父ブロワ侯爵との対決。過去と現在が入り混じり物語は佳境へ。そして少しずつ深まるヴィクトリカと一弥の絆。 さあ次はいよいよゴシックシリーズの最終章。最後は上下巻。行ってみよう!
GOSICKVII-ゴシック・薔薇色の人生ー
桜庭一樹
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