らいか

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128件のレビュー

レビュー

桜庭一樹「GOSICK Ⅴ ベルゼブブの頭蓋」再読了。 桜庭一樹作品読み直し。ゴシックシリーズ第5段。 聖マルグリット学園という檻の中に閉じ込められているはずのヴィクトリカがある日突然いなくなった。いったいどこにいったのか。落ち込む一弥だったのだが、突然ドリルヘッドのグレヴィールにヴィクトリカはベルゼブブの頭蓋と呼ばれる島にいるから連れ戻してこいと言われる。不思議な島で過去と現在で巻き起こる不思議な出来事。 そして、とうとう現れたヴィクトリカの母コルデリアと父アルベール・ド・ブロワ。科学省とオカルト省の対立。陰謀。それらに翻弄される一弥とヴィクトリカだけど、2人の絆は深まる。 果たして一弥はヴィクトリカを守り抜けるのか。 さあ、次行ってみよう!

GOSICKV-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋ー

GOSICKV-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋ー

桜庭 一樹

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小泉セツ「思い出の記」 2026年読書始め。小泉八雲の奥さんである小泉セツが2人の愛しき生活を綴った本。 頑固で偏屈でひとつのことに集中すると周りが何も見えなくなる一国者。でもとても優しく、蜘蛛や蟻や蝶などの昆虫が好きで怪談が好きで日本が大好きな男。そんな変な男を見続けてきたセツの目線で描かれる小泉八雲。なんと愛おしい本なんだろうか。 坊さんになりたがるヘルンに、山鳥のマネをするヘルン、法螺貝を吹くヘルン。そんなヘルンを愛おしい目で眺めるセツ。その情景が目に浮かぶ。 そしてドラマの中でも出てきたヘルンがセツに怪談や講談を話してもらうときに言う 「ただあなたのはなし あなたの言葉  あなたの考えでなければ いけません」 これほんとにいった言葉だったんだ。 でもそれで怪談を自分の頭に詰め込んだから嫌な夢見るようになったとセツが言うのが面白い。 そして訪れるヘルンの最後。自分の死期を悟っていたのだろうか。セツが「天命ならば仕方ないが、少し長く看病したりして愈々駄目と諦めのつくまでいて欲しかった」と書いてあるのに胸が痛む。口のほとりに笑みを残していたのが救いか。

思い出の記

思い出の記

小泉セツ

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高田大介「図書館の魔女 霆ける塔」読了。 ああ、また読み終わってしまった...図書館の魔女を読み終えるたびに感じる充足感と寂寥感。 充足感はいうまでもなく物語の面白さによるもの。それに加えて華を添えるのが魅力的な登場人物たち。ハルカゼ、キリンはもちろんのこも、ヴーシャ、アキーム、ワカン、エゴン、そして新たに加わった紅花と杏。でもなんと言っても1番魅力的なのはこの物語の主役である図書館の魔女マツリカ。マツリカの声なき声をずっと聴いていたい。マツリカと紅花の会話は自然と頰が緩んでしまう。 マツリカが紅花に言う。「ある言葉の本当の意味はほかならぬその言葉によってしか表しえない」。自分もだいぶ人生経験は付けてきた方だと思うが未だこんな見方もあるのかと思い知らされる。知見が広がる。このシリーズのこういう所がたまらなく好きだ。 図書館の魔女シリーズは、いやこのシリーズだけじゃないな。高田大介さんの文章はとても難解なのだが、紅花が茉莉花の手話をいつのまにか分かるようになっていたように、ずっと読んでいると気づけばいつのまにかこの難解な文章も読めるようになっているという。高田大介マジック。不思議だ。 今作の霆ける塔は、マツリカがミツクビの罠にかかり毎夜の如く雷が落ちる塔へ幽閉されているところから始まる。囚われた茉莉花を救出すべく、ワカン曰く姐さんの一の子分たちが奮闘する。 このワカンがねえ。実にいいのよね。口が悪いけど真理を突くし、ほんとは面倒見がいいし優しい。それがわかってるので周りのみんなもその口の悪さを許すし、信頼をおく。生粋の人たらしだよね。 このワカンに実はひっそりした怒りで張り合っていたハルカゼがまたいいんだ。本作の前に高い塔の童心も読んでたので尚更のことハルカゼに思いがのってしまうよね。頑張れハルカゼ。そしていたずらっぽいハルカゼもたまらない。静かに怒ってたんだね。魔法でちょちょいって言われたのに。 そうやって時にニヤニヤしながら、時に考察しながら、この図書館の魔女の世界をなるべく長く感じているべく少しずつ、少しづつ読み進めていたのだけれど、最後四分の一で崩壊。 満を持して登場するもう1人の主人公キリト。もうここからはダメ。手が止まらない。一気読み。言葉はいらないキリヒトとマツリカの関係。ワカンが腑に落ちる。自分に挨拶するものはいないだろう、と。ああ、素晴らしいなこの本は。何度目だろうそう思うのは。 そして物語は壮大なクライマックスへ。ハルカゼの仕掛ける大魔術(怒られる)。このクライマックスは文章を読んでいるのだけど、頭の中ではすべて映像で再生。この頭の中の映像に勝るものがあるのだろうか。だから小説はやめられない。 ああ...読み終えてしまった... 訪れる寂寥感。 でも大丈夫。今回はちょっとだけ違うのよ。なぜならこの本の帯にはこう書かれているからだ。 そして物語は2027年『図書館の魔女 寄生木』へと続く。 信じてますよ!!高田大介先生!!

図書館の魔女 霆ける塔

図書館の魔女 霆ける塔

高田大介

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小泉八雲「怪談」読了 小泉八雲は高校生ぐらいの時に国語の授業で習い、外国人だけど日本に帰化した人で怪談が好きな人ぐらいの記憶。今回、朝の連続テレビ小説でこの小泉八雲とその奥さんでセツを題材にした「ばけばけ」が始まるということでどれどれと観てみると、いやはやこのドラマがなんとも面白い。でもそもそも小泉八雲の本を読んだことないなと思い、ちょうどカバーデザインが大好きなヒグチユウコさんのデザインのものが発売された時でもあったので、そんなに期待もせずに読み始めてみた...のだが、読み始めてすぐに後悔した。 なぜこれほどまでに素晴らしい本をこれまで読んでこなかったのか。 昔から妖怪やおどろおどろしいものが好きなのに、なぜかこれまで小泉八雲には手を出していなかった。なぜ読まなかったのだろうか。思うに、怪談って耳なし芳一とか雪女とかだろ、昔話でよく知ってるやつだから外人さんが書いた昔話を敢えて読む必要ないか、という感じだったのかもしれない。 この大馬鹿者が。めちゃめちゃ面白いじゃないか。もちろん原文では英語なのだろうが、翻訳者の方の実力もあってか、こんなにも素晴らしい筆致で描かれているとは。これまで読まなかったことが悔やまれる。でも悔やみ切ってはいない。なぜならちゃんと読むことが出来たからだ。 ということで、 特に印象的だった作品の感想をを抜粋で。 「耳なし芳一」 ほんの十数ページなのだが2時間の映画を見たような気分。特に「開門!」の部分がかっこいいと思ったのだが、この部分がヘルンのアレンジだということも知った。すごい。 「おしどり」  たった3ページ。たった3ページで心底ゾッとしたし、泣いた。まじか。 「轆轤首」  これ、アクション大作になりそうなできだぞ。そして轆轤首は飛頭蛮だったのか。ふむ、なるほどなるほど。 「ある女の日記」 泣いてしまった。ある女の生涯にもだが、最後に書かれた小泉八雲の見解に泣かされた。なんという感じ方をできる人なのだ。すごいなこの人。 「蚊」「平家蟹」「蛍」 この人の視点は本当に素晴らしい。日本人がなぜそういう考え方や思想になったのか、それらを差別なくその土地の風俗、思想、宗教など尊重した上で理解を示している。 「夢想」 まさに自分が考えてることと一緒のこと。それがこんなにも美しい表現で描かれている。すごい。おれにもこんな文才があったらな。 「病理的なるもの」 書き出しの「猫が大好きである」というところで世の猫好きを味方に付けかと思われるが、最後まで読むと泣かされる。

怪談・骨董

怪談・骨董

小泉八雲/平川祐弘

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宮島未奈「成瀬は都を駆け抜ける」読了。 ああ、読み終わってしまった。読み終わってしまったらもう成瀬に会えないのに。とても残念だ。宮島未奈さん、完結と言わずに是非300歳までの成瀬史を記述してください。 今回の「成瀬は都を駆け抜ける」はタイトル通り、京都大学で学生生活を送る成瀬を取り巻く6つの話。少しだけ大人になった成瀬が見れる。そして、なんといっても今回は「そういう子なので」で成瀬の母からの目線が描かれる。ああ、この人は成瀬の母だなと思うと同時に「そういう子なので」という言葉に泣かされそうになる。ミスドで読んでたのでグッと堪えたが。危ない危ない。 あともし成瀬と出会ったとしても麻雀は打たないようにしておこう。絶対負けるから。 そして最終話「琵琶湖の水は絶えずして」。満を持しての島崎登場。成瀬と同レベルぐらいに島崎も好きなのだよ俺は。だってゼゼカラの相棒なのだもの。成瀬が任せられるのは島崎しかいないよね。 ああ楽しかった。楽しかったけど、もう読めないかと思うと寂しい。好きな本って読み終わりたくないよね。 ちなみに、もし成瀬の実写化をやるのであれば、成瀬役は役者さんではないが是非ふくしひとみさんにしと欲しいと個人的には思っている。

成瀬は都を駆け抜ける

成瀬は都を駆け抜ける

宮島未奈

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澤村伊智「ばくうどの悪夢」読了。 大好きな比嘉姉妹シリーズ。この「ばくうどの悪夢」だけまだ読んでいなかったので文庫化されるのをとてもとても待ち侘びていた作品。ちなみに続編の「さえづちの眼」と「すみせごの贄」は読了済。いやぁ、これは...前半でうわぁぁぁ!!となり、後半でうわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!となる作品だ。なんという構成のうまさ。 夢の中の話とかもう何こすりもされまくってるネタであるのに、まったく使い古し感がない。そして怖い。そして気持ち悪い。ばくうど怖ぇ。読んだあとベッドの下確認してしまうよね。 あと夢の中で走る時のあの気持ち悪さとか、シーンが微妙に変わっていくのに自然に受け入れてる感じとか、とても書き方が上手く夢なのにリアリティがあるという不思議。琴子の夢。ずっと続けて見させてあげたいと思ってしまった。 ああ、読み終わってしまったからまたしばらく琴子と真琴に会えない。残念だ。早く次回作をお願いします!!

ばくうどの悪夢(8)

ばくうどの悪夢(8)

澤村伊智

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桜庭一樹「荒野 16歳 恋知らぬ猫のふり」読了。 荒野シリーズ3部作の最終巻。15歳になった荒野に妹ができる。親友たちも彼氏や彼女ができる。父は賞をとり、義母は家出する。怒涛のようにすぎていく青春の日々。二度と戻ることのできない日々。いつしか心も身体も大人になり、無邪気だった子供の心には二度と戻れない。最後に、何かを悟ったように微笑む荒野。一体なにを悟ったのだろうか。 うん、面白かった。恋愛要素もあるのはあるが、それはメインではなく、山野内荒野という少女が何を思って何を感じながら成長していくかの物語だった。荒野の三部作を読んでなんか、久しぶりに赤朽葉家の伝説を読みたくなった。本棚から引っ張り出してこようかな。

荒野(16歳恋しらぬ猫のふり)

荒野(16歳恋しらぬ猫のふり)

桜庭一樹

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桜庭一樹「荒野 14歳 勝ち猫、負け猫」読了。 13歳になった荒野が朝、目が覚めるところから始まる。荒野が好きになった神奈月悠也は遠くアメリカに留学してしまう。それでも生活は続いて行く。父と義母との暮らし、親友の2人との色んな話、そして荒野を好きな男の子も現れ... うん。やはりこのシリーズ恋愛物だからと食わず嫌いせずに読んでよかった。さすが桜庭一樹。恋愛成分は入ってはいるものの、荒野という少女の人生の一部だなと。あとあらすじはしっかり読むもんだ。ちゃんとビルドゥングスロマンと書いてるじゃないか。   そりゃ12歳から16歳にかけての少女の物語だもの。恋愛要素も絡むさ。でもそれはメインではなかった。荒野という少女が子供から大人になるこの年齢を通して何を感じ、何を思い、そして理解して行くのか。1部の12歳はまだ大人になりたくない子供だったけど、本作では13歳から14歳へ。少しずつ考え方も変わって行く。ちょうど子供と大人の真ん中。いやすこしまだ子供よりか。 さて、最後、16歳。 どうなるのか楽しみだ。

荒野(14歳勝ち猫、負け猫)

荒野(14歳勝ち猫、負け猫)

桜庭一樹

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桜庭一樹「荒野 12歳 僕の小さな黒猫ちゃん」読了。 桜庭一樹は大好きな作家さんの1人で小説はほとんど読んでいるのだが、この荒野の三部作だけは、あらすじを読んだ時に恋愛小説のような感じだったので読んでいなかった。恋愛小説は苦手なのよね。でもやはり桜庭一樹は好きなので乗り越えて読んでみようと思いました。 ということで、まずは3部作の序章から。主人公の山野内荒野(やまのうちこうや)はタイトル通り12歳。小学校を卒業して中学校への初登校シーンから始まる。 気になる同級生の神奈月悠也、入学してすぐ仲良くなった江里華と麻美、可愛い黒猫ちゃんと可愛がってくれる恋愛小説家の父、セブンスターの香りのする大好きな家政婦奈々子さん。色んな人と関わり合いながら自身の身体と精神の変化に戸惑いつつも荒野は成長して行く。子供から大人へ。変わりたくないけど変わってしまう。 なんか心のどこかがむず痒くなる。 山野内荒野。12歳。大人、以前。

荒野 12歳 ぼくの小さな黒猫ちゃん

荒野 12歳 ぼくの小さな黒猫ちゃん

桜庭一樹

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アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー 下」読了。 うん、面白かった。 映画がどうなるのか非常に楽しみだ。 どこまでやるんだろう。全部やるのかな。 2部作とかはやめて欲しい気はするが、 単体の映画で終わるボリュームでもない気がする。 そして感想が非常に書きにくい。なぜならあちこちで本作はネタバレ厳禁ネタバレ厳禁と騒がれているから。 んでも読了して思う。何がそんなにネタバレ厳禁なのだろうか。そこだけが謎だ。確かにとても面白い小説だったのだけど、そんなにネタバレ厳禁と煽り立てるようなのは果たしてどこなのだろうかと。 上巻読んだとき、冒頭のあそこか?とも思ったが、本の一番最初にイラスト付きでヘイルメアリー号の使いあるからそこではないよな。 てことは、上巻の最後あたりから続くアレとアレのアレか?多分そうなんだろうなあ。でもアレとアレのことを言わなければ、まったく感想言えないじゃないか。まあ確かに最初の話の筋からしてアレとアレがアレをああしていく話とは思わなかったから、そこは意外だったかな。 ということで、多分面白さが全く伝わってないと思いますが、間違いなく面白いです。気になる方は読みましょう。そしてこの内容であれば映画も面白いと思います!

プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

アンディ.ウィアー/小野田和子

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アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー 上」読了。 今度映画化されるということで気にはなってたが、ハードカバーなので手を出しかねていたやつ。劉慈欣の三体を貸している友達から、貸してもらってる代わりにこないだ買ったこれ読む?といわれたので、即答で読む!と言って借り、そしてさっき友達に、明日絶対下巻持ってこいよと念を押した。 うん、噂通り面白い。 そして噂では映画化で映像になってしまうとそれだけでネタバレだというのも聞いたのだが、この上巻ではそこまでの内容はまだ出てきていない気がする。 1番最初の主人公のグレースが目覚めてどこにいるかわからないやつか?とも思ったが、いやいや本の1番最初に見開きで宇宙船の図解が乗ってるからそれじゃないよなと。なんだろう。気になるので早く下巻を読みたい。 とりあえず今の所なにがいいって、主人公のグレースが良い。頭が良くて粘り強くて諦めなくてポジティブで知的好奇心が強い。こういう主人公大好きだな。調べてみるとこの本の作者さんって映画のオデッセイの原作の人なのね。なるほど、オデッセイのマット・デイモン演じる主人公も同じような感じで良かった。これ読み終わったら、オデッセイの原作「The Martian」も読んでみようかな。

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

アンディ.ウィアー/小野田和子

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今村翔吾「イクサガミ 神」読了。 終わってしまった。蠱毒が。 そう、わかってはいた。蠱毒の性質からそうなることは。でも、残って欲しかった人たちが沢山。 京八流、朧流、響陣、ギルバート、カムイコチャ、無骨、進次郎...まだまだいる... このイクサガミはほんとキャラクターたちが魅力的な人物ばかり。たくさんのキャラクターが登場するのに、これ誰だったっけ?ってなる人が1人もいない。キャラが全員ちゃんと立ってるんだよね。すごい。 出てきたキャラクターで全てサイドストーリー作ってったらエンドレスで物語が作れるんじゃなかろうか。 イクサガミ。全4巻。楽しゅうございました。 さあNetflixのドラマ版を待ちましょう。

イクサガミ  神

イクサガミ 神

今村翔吾

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今村翔吾「イクサガミ 人」読了。 おおおおおぉぉ。熱い。熱いぞぅ!! この終わり方!!良い!!いいぞぅ! 最終巻を!最終巻の「神」を早うもって参れ! (もちろん既に持っている) 二百九十二名いた蠱毒の参加者も 此の巻ではもはや二十三名。 どいつもこいつも曲者、手練れ、天才揃い。 そしてどの戦いも熱い。 それなのに尚もそれを乗り越えてくる ラストの熱さ。もうこう言う展開すっき!! あのね、熱い男達が熱い男達のために一致団結して燃えるって展開はね、熱いのよ! この最後の辺りはもう文章を読んでるのに頭の中では映像が流れてるのよ。だれか!俺の脳内を映画化してくれ! 出てきたキャラの中で今んとこ1番好きなのはやっぱり甚六かなぁ。でもぎるばーともすてがたいしなぁ。いや、陸乾もいいけど、カムイコチャも捨て難い...ああ!みんな違ってみんないい! ということで、いよいよ最終巻!! 「イクサガミ 神」いってみよう!!

イクサガミ  人

イクサガミ 人

今村翔吾

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桜庭一樹「GOSICK Ⅳ 愚者を代弁せよ」再読了。 桜庭一樹作品読み直し。ゴシックシリーズ第4段。 アヴリルの乙女心が爆発回。でも三角関係にはならないのよね。なぜならヴィクトリカと一弥の間には入る隙間がないから。可哀想なアヴリルちゃん。 メインの謎解きはと言えば、今回は過去からの挑戦状。時計塔の魔術師リヴァイアサン。その魔術師が残した謎とは。そして魔術師は未だ生きているのか、それともんでいるのか。呪いの正体とは...といった感じ。 そしていよいよ魔術師のあいつ、ブライアン・ロスコーが本格始動。物語は佳境へと突入を始める。 さあ次行ってみよう。

GOSICKIV-ゴシック・愚者を代弁せよー

GOSICKIV-ゴシック・愚者を代弁せよー

桜庭 一樹

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ピエール・ルメートル「死のドレスを花婿に」読了。 本の紹介文ではカミーユ警部シリーズである「その女アレックス」の原点と書いてあったので、てっきりシリーズのスピンオフかと思ったのだが違った。でも読み終わってわかる。確かにこれは「その女アレックス」の原点かもしれない。 構成は「ソフィー」「フランツ」「フランツとソフィー」「ソフィーとフランツ」の四章立て。 最初の章「ソフィー」では、ソフィーがシッターとして働く家庭の男児を殺してしまうところから始まる。しかしソフィーには本当に男児を自分が殺したかわからない。なぜなら、これまで記憶にない行動をたびたび繰り返すようになってしまったから。果たして自分は狂ってしまったか...そしてとうとう人を殺してしまったのか... からの、2章「フランツ」からギアチェンジ。 一気に物語が加速する。 そして3章、4章... いやはやすごい...すごい駆け引きだ。 これだからピエールルメートルはやめられない。 ピエール・ルメートル今後も要チェックだね。 でももうカミーユ警部シリーズはないだろうなあ。

死のドレスを花婿に

死のドレスを花婿に

ピエール・ルメートル/吉田 恒雄

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桜庭一樹「GOSICK III 青い薔薇の下で」再読了。 桜庭一樹作品読み直し。ゴシックシリーズ第3段。 今作は、ヴィクトリカが初めて風邪を引いてしまう。一弥はというと、学園からちょいと離れた街ソヴュールまで、お土産を買いにでる。本当はヴィクトリカと一緒に行きたかったが、風邪を引いてるので1人で初めてのお出かけ。そして案の定、事件に巻き込まれる。 ということで、今回ヴィクトリカは完全なるアームチェアディテクティブならぬ、ベッドディテクティブ。熱でうなされながらも電話で聴いただけであっという間に謎を解く。 まあでも、今回は謎解きはそんなに難しくなかったかな。謎よりもストーリーが面白いので、いいのである。あと、グレヴィールの髪型がなぜ尖っているのかの秘密も明かされる。可哀想なグレヴィール。グレヴィールの部下が手を繋いでるのもそんな理由だったとは。(再読だから知ってたけどね)

GOSICKIII -ゴシック・青い薔薇の下でー

GOSICKIII -ゴシック・青い薔薇の下でー

桜庭 一樹

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ピエール・ルメートル「わが母なるロージー」読了。 タイトルで誤解していた。カミーユの母のお話で、悲しみのイレーヌで妻を亡くし、傷だらけのカミーユで心をズタズタにされたカミーユがまた悲しい目に遭うのかと。 ちごた。 今回の作品に登場する爆弾を仕掛けた犯人の母親の事だった。だって「我が母なる」っていうから勘違いしちゃうよね。 閑話休題 本作品はカミーユ警部3部作の完結後に発売された番外編。でも時間軸的には2作目と3作目の間。こんな事件があってたんだね。 しかし番外編とはいえど、本編に負けず劣らず面白い。章立ては3作目の傷だらけのカミーユと同じく、1日目・2日目・3日目と区切られる。 が、今回は爆弾が爆発する時間が近づくため否応なく緊迫感が増す。 ピエール・ルメートルめ、作り方上手いなあ。 最後も上手い。だが、謎は残る。 でもこれは全て説明すると多分 興醒めになると思うから、 この終わり方でよかったんだと思う。 さあ、残り一作。 「死のドレスを花婿に」を読もうかね。

わが母なるロージー

わが母なるロージー

ピエール・ルメートル/橘 明美

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桜庭一樹「GOSICKⅡ その罪は名もなき」再読了。 桜庭一樹作品読み直し。ゴシックシリーズ第2段。 この作品では、ヴィクトリカの母親コルデリア・ギャロの話が出てくる。灰色の狼と呼ばれ天才的な頭脳を持っていたが、故郷の村から殺人犯の疑いをかけられ追放されたコルデリア。その疑いを晴らすためにヴィクトリカと一弥が村へ乗り込む。 ゴシックシリーズはほんと読みやすい。さくっと読めるのだが、ちゃんとミステリーとして読み応えはあるので楽しい。 少しずつ一弥とヴィクトリカの距離が縮まっていくのも良いのよ。お互い憎まれ口を叩き合いながら、もはや無くてはならない存在になっているのよね。 村の長老の占いの結果の下りもとても好き。 さあ、次に行ってみよう。

GOSICK(2)

GOSICK(2)

桜庭一樹

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ピエール・ルメートル「傷だらけのカミーユ」読了。 「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」、 そしてこの「傷だらけのカミーユ」が カミーユ警部3部作の最後を締めくくる。 悲しみのイレーヌで悲しみのどん底に叩き落とされたカミーユが、やっとアレックスの事件で少し復活したと思ったら、傷だらけにさせられるのかいとタイトルを見て想像してたのだが、うん、読み終わって納得。確かに傷だらけだわカミーユ。 今作は時間軸が3日間と限られてて、1日目・2日目・3日目の3つの章立てになっている。そしてその章の中が何時何分といった感じに分けられてるので、すごくスピード感があった。なんかリアルタイムでカミーユと一緒に時間を過ごしていっているような感覚になる。 しかしこのシリーズは悲しくて辛いんだけど、抜群に面白い。「その女アレックス」が一番面白いのは間違い無いんだけど、この3部作は3つ揃って初めて1つの作品なのかも知れない。アレックスしか読んでない人は他の2作も絶対読んだ方がいい。それもちゃんと順番通りに。 いやはや、シリーズ最後を締めくくるに相応しい話だった。正直犯人が誰なのか読めなかった。でも読み終わったいまはわかる。そうだよねって。 しかし、この表紙の意味は一体なんだろう。 内容と関係ない気がするのだが...

傷だらけのカミーユ

傷だらけのカミーユ

ピエール・ルメートル/橘 明美

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桜庭一樹「GOSICK」再読了。 久しぶりに桜庭一樹作品を読みなおしていきたくなったので、まずはこの作品から。ライトノベルになるのかな。 ヨーロッパの小国ソヴュールに極東の島国から留学してきた一弥と、学園にある図書館の塔に軟禁されているビスクドールのような見た目だが、天才的な頭脳を持つ少女ヴィクトリア。この2人がさまざまな事件に遭遇し解決していくミステリー。 2013年の小説なので、もう22年も前の作品。 でもやっぱり面白い。ヴィクトリカのツンデレと一弥の真摯なイジられ役の掛け合いが微笑ましい。 シリーズ最初とあって、登場人物の紹介編のような部分もある。アヴリルとかセシル先生とか、ブロワ警部と2人の仲良し部下とか。シリーズに欠かせないサブキャラクターたち。ああ、懐かしいなあ。

GOSICK -ゴシックー

GOSICK -ゴシックー

桜庭一樹

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