
らいか
2025年3月27日
ピエール・ルメートル「その女アレックス」再読了。 すごい。やはりこの本はすごい。 再読して再認識させられる。すごい。 そしてやはりこう叫びたくなる 「アレーーーーーッッックス!!!」と。 最初にこの本を読んだ時には、主人公であるカミーユってなんか影が薄い気がしていたのだが、ちゃんと前作「悲しみのイレーヌ」を読んでから臨むと、カミーユ、おまえよく戻って来たなと褒めてあげたい気持ちになる。そしてお馴染みのメンバーである腐れ縁のル・グエン、ケチンボのアルマン、そしておぼっちゃま刑事ルイ。前巻ではおまえを疑ってすまなかった。だってなんかいいやつ過ぎて怪しかったんだもの。あとアルマンも前巻ではケチ過ぎて地道意外良いとこ無しだったのだが、今作で大好きに。 いやーしかし、ほんともっかい言うが この本は、すごい。最初から最後まで圧巻。 ミステリ好きには間違いなくお勧めします! このカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズは、本作「その女アレックス」から読み始めてもいいと言うが、個人的には絶対ちゃんと最初の「悲しみのイレーヌ」から読んだ方がいいと思います。話はわかるかもしれないが、登場人物たちへの思い入れがまったく変わります。

その女アレックス
ピエール・ルメートル/橘 明美
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