悲しみのイレーヌ

悲しみのイレーヌ

ピエール・ルメートル/橘 明美
読者数: 70
出版社: 文藝春秋
ISBN: 9784167904807

レビュー (3件)

ピエール・ルメートル「悲しみのイレーヌ」読了。 カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの第1作目。第2作目の「その女アレックス」が抜群に面白かったので、このシリーズを全部読んでみたくなり手を出してみた。そのため、イレーヌが誰で最後どうなってしまうかは知っていた... 知ってはいたのだが...これは... 悲し過ぎるよ...カミーユ警部... 最後あたりは、車を猛スピードで運転するカミーユ警部と同じぐらいの速度で一気に読んでしまった。 やはりこういう小説を読んだ時に面白いと言っていいのだろうかと考えてしまう。いや、間違いなく面白いのだが、こう、ね。仕事のとき昼ごはん食べながら本を読むのが好きなので、いつもそうしてるのだが、この小説はちょっと躊躇してしまう部分がちょいちょいね(察して) ということで「その女アレックス」を再読する準備はできた。いってみよう。

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P.ルメートルのデビュー作、カミーユ・ヴェルーヴェンシリーズの1作目であり、「その女アレックス」より遡る作品であるが、それをふまえておけば「その女〜」より後でも違和感なく読める。 現実に出版されているミステリ小説の犯罪ををそのまま実行するという設定が面白い。 3作目も大いに期待できる。

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