匿名ユーザー
レビュー
読んでいて筆者の人としての温かみを感じた。 また、ここ数年自分にコミュニケーションに発生していた課題が何なのかもわかり、意識を変えるきっかけにはなると思う。 若かったときに比べて、人から変に思われたりバカにされるのが恐くて、素の自分を出さないようにしていたが、これが大きな間違いだった。 まずはそこに気づけたことをポジティブに捉え、本書で勧められるような相手との距離を縮めるコミュニケーションを心がけていきたい。
10人中10人に好かれようとする人は嫌われる
殿村政明
本棚登録:0人
ひと夏の少女の成長を描いた心温まる話だった。 ただ、全体的に平和な舞台、自分とはタイプの主人公であったため、最近読んだ他の小説と比べると物足りなさを感じた。 植物の描写が豊かで、実写版映画はさぞ美しいのだろうなと思った。
西の魔女が死んだ
梨木香歩
本棚登録:485人
自分のキャリアをデザインする、自分自身をブランディングするという、マーケターならではの視点からは確かに学ぶこともあった。 ただし、やはり生まれ持って能力が高い人を前提に書かれているなと感じる部分もあり、自分がそのまま実践できるか難しいと感じる点もある。 私が感じた本書の魅力はそうした戦略的な話よりも、タイトルにもなっており後半で詳しく語られている、苦しかったときの乗り越え方、そして家族への愛である。 私の能力は著者とはかけ離れているが、娘に伝えたい生き方は共通している。いつか自分の言葉にし、娘に伝えていきたいと思う。
苦しかったときの話をしようか
森岡毅
本棚登録:151人
自分と瓜二つの顔をした遺体と遭遇するという出だしから引き込まれ、そこから退屈させることなく事件の真相に迫っていくのが非常に面白かった。 どの登場人物も魅力があり、特に探偵役については読むほどに魅力が増していった。 結末については好みが分かれる気がするが、話としてすごくまとまっており、自分としては受け止められた。 また、一児の母としては、途中の真也の虐待の描写が耐え難く、どうしても自分の子どもの場合を想像してしまい胸が痛かった。 あらためて、子どもはどんなに小さくても心があり、大切にしてあげたいなと考えた。
禁忌の子
山口未桜
本棚登録:292人
最高に読後感が良い。すべてのエピソードにおいて、それぞれ共感できる人間の弱みや卑屈感が描かれており、けれどその負の一面を作り出しているのは自自身かもしれないということに気付かされる。登場人物が皆前を向いていく姿に心が動かされた。 そして各エピソードの登場人物が繋がり、同じ出来事がそれぞれの立場から違う見方をしている描写が面白いのだ。 また、最後のエピソードでは「王子」すら登場人物の一人として落ち着くかと見せかけて、ファンタジーの要素を残して終わるのが美しかった。
ネタバレを読む
人魚が逃げた
青山美智子
本棚登録:272人
人生で初めて読んだエッセイであったが、一話目の最初の数行を読んだときに衝撃だった。エッセイはこんなに面白いのか。 それは著者の文章の面白さなのだと思うけど、語彙の選択、テンポが心地よく、圧倒された。 そして印象に残ったのが、さくらももこという人物の頭の良さ、冷静さといった魅力である。小さい頃から世界をすごく一歩下がって見ていて、それでいてなんとなく温かみや憎めなさがある人物。他の作品も読んでみたいと思える一作であった。
もものかんづめ
さくらももこ
本棚登録:151人
夫に勧められて読んでみたが、読後に爽快感が残る、私が好きなタイプの本だった。 「陣内」を取り巻く人々が主人公の短編小説で、陣内目線での話は一切ないのだが、全編通して読むと陣内という人物の魅力や清々しさを感じるのだ。
チルドレン
伊坂幸太郎
本棚登録:366人
この本を読んだ一番の収穫は、読解力の重要性を意識するに至ったことである。あらゆる思考力のベースに読解力がある、私の周りの聡明な人をイメージすると、すごく納得できた。 読解力はすぐに高められるものではないと思うが、この本で紹介されていたメソッドの一つである、語彙力を高めるというところからまずはスタートしたいと思う。知っているだけでなく、自分の言葉として使える言葉を増やすのだ。(そこに関するコツは特に紹介されていないため、自分でやり方を考えたいと思う)
読解力は最強の知性である
山口拓朗
本棚登録:0人
この本を手にとったきっかけは、日頃から自分の説明力のなさにコンプレックスを持っているからだ。これまでも何度も「上手な説明」に関する本を読んできたが、どれも結局は地頭によるよね、と思われる内容が多かった。だかこの本では、小手先のテクニックでもなく、地頭の良さに頼るわけでもなく、スタンスのあり方で変えられることが多く紹介されて折り、非常に勉強になった。
上手に「説明できる人」と「できない人」の習慣
鶴野 充茂
本棚登録:0人
非常に学びの深い本だった。自分の部下世代に当てはまるZ世代との付き合い方の参考になればと思い手にとったが、ゆとり世代後半の自分にも当てはまることが多く、自分のキャリア感について考える機会を与えられた。 自分が漠然と感じる今の仕事への葛藤、悩みが言語化されており、腑に落ちる内容が多かった。現在マネジメント下位層の自分にとって、企業目線での部下への接し方、また自分の個人人格のモチベーションを保つためのヒントがあった気がする。
Z世代の社員マネジメント
小栗隆志
本棚登録:0人
本を読んでみての率直な感想は、本書で取り上げられている女性部下は世の中大多数に当てはまるかもしれないが、自社の女性社員はもっと男性と対等に張り合う能力・気概を持っているためなかなか当てはまらないなというものである。 ただ、女性の人間関係として横一列で平和な関係を好むなど、なるほどなと思う情報もあった。 部下のタイプ別の関わり方のアドバイスなどを期待していたが、本書では触れられていなかったため、また別の書籍も探してみたい。
女性が管理職になったら読む教科書
佐藤まさ子
本棚登録:0人
よく見る仕事の効率化、できるリーダーに関する書籍で紹介されているされている手法かなと期待半分で読んだが、むしろ自分が良かれと思っていた内容とは真逆の考えが推奨されており、非常に興味深かった。 けっきょくのところ、時間に追われるリーダーから脱するためには、今のスタンスを変える勇気が必要なのだと思った。この本は完全マネジメント層向けに記載されているように感じたが、半分現場・半分管理という自分の職位にとっても有効な考え方が多かった。
仕事が速いリーダー 仕事に追われるリーダーの時間の使い方
吉田幸弘
本棚登録:0人
そのまま取り入れられる文例集があり、勉強になった。
心地よく仕事ができる!心づかいのメール術
青木多香子
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実は部下ではなく、自分のメールが瞑想しているなと思い購入した。 書ける人からすると当たり前なのかもしれないが、自分にとっては基本的だけど忘れがちなルールの再確認となって、いい機会となった。 また、部下の文章指導という立場にあまりなったことがないが、そうなった際に備えて知っておくべきノウハウやバイアスにも触れており、学びが深かった。
部下のメール・チャットが「読みづらい!」と感じたときに読む本
伊藤謙三
本棚登録:0人
非常に読みやすくまとまっていて、すぐに取り入れやすいポイントが多く紹介されている。 運動能力は脳の発達にも繋がっていることは他の書籍でも読んだことがあるが、その土台となる神経を発達させるのは6歳までにほぼ終了してしまうというのは、非常に有益な情報だった。 子供にはできるだけ賢く育ってほしいと思うため、知識の発達については様々な本を読み情報を集めていたが、体力づくりはあまり重視していなかったため、これを機に改めたい。
運動能力は6歳までの足で決まる!
柴田英俊
本棚登録:0人
これまで、根拠となる研究の紹介がない教育評論家的な人たちの教えに少し疑問を持っていた私にとって、納得感のある本だった。 よく聞く教育のあるべき姿について、これは確かそうこれは疑わしいと自分で考えるきっかけとなった。 なにより、こどもが小さいうちにこの本を読むことができてよかった。人それぞれ形はあれど、人生の成功に不可欠な非認知スキルを育てるのはやはり小さいうち。金銭的な投資の話だけでなく、今娘と向き合う時間を大切にしたいと思った。
「学力」の経済学
中室 牧子
本棚登録:0人
わかりやすい、取り入れやすい!! 著書も記載していたが、すべてやる必要はなくできることから進めれば良いということなので、さっそく今日から取り入れようと思う。 食はこどもが大きくなるまで提供していくだろうから、定期的に見直して成長に合わせて食事を改善していきたい。
医師が教える 子どもの食事 50の基本
伊藤明子
本棚登録:0人
タイトルに忠実で読みやすく、無駄な情報のない本だった。 また、内容自体も今まで知らなかったこと、勘違いしていたことに関する情報が多く、学びが深い。 特に、幼少期の英語教育について迷っていた私にとって、判断の手がかりとなる良書であった。
赤ちゃんはことばをどう学ぶのか
針生 悦子
本棚登録:0人
SIの難しさについて、工数ビジネスに起因する構造的不幸やユーザー企業の変革の障壁など、目新しくはないが確かにと思わされる話が多かった。 目指すべきべき姿は、ユーザーとベンダーの利害の一致を実現するビジネスモデルというのはわかりやすい。 組織を変えるのは簡単ではないが、
システムインテグレーション崩壊
斎藤昌義
本棚登録:0人
子育てをしていれば絶対遭遇する様々なシーンで、子供の自己肯定感を育てる適切な声掛けを学ぶことができる。ただし、こどもを叱らず自ら考えて行動させるというスタンスでのやりとりが薦められているが、実際そんなにうまくいくかなという疑問もある。また、別の書籍では親の厳しい態度や理不尽さがこどもを強くするという考えもあるため、適切な子育ては悩ましいなと感じた。
子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉
天野ひかり
本棚登録:0人