2025年8月13日
自分と瓜二つの顔をした遺体と遭遇するという出だしから引き込まれ、そこから退屈させることなく事件の真相に迫っていくのが非常に面白かった。 どの登場人物も魅力があり、特に探偵役については読むほどに魅力が増していった。 結末については好みが分かれる気がするが、話としてすごくまとまっており、自分としては受け止められた。 また、一児の母としては、途中の真也の虐待の描写が耐え難く、どうしても自分の子どもの場合を想像してしまい胸が痛かった。 あらためて、子どもはどんなに小さくても心があり、大切にしてあげたいなと考えた。
山口 未桜