作品紹介・あらすじ
短大時代に体験した、存在意味不明な食品売り場でのアルバイト。たった2ヶ月間のOL時代に遭遇した恐怖の歓迎会。さくらももこの原点を語る大ベストセラーの文庫化!(対談・土屋賢二)
感想・レビュー (3件)
とにかく笑える、さくらももこ節炸裂。あとがきの対談も興味深い!
人生で初めて読んだエッセイであったが、一話目の最初の数行を読んだときに衝撃だった。エッセイはこんなに面白いのか。 それは著者の文章の面白さなのだと思うけど、語彙の選択、テンポが心地よく、圧倒された。 そして印象に残ったのが、さくらももこという人物の頭の良さ、冷静さといった魅力である。小さい頃から世界をすごく一歩下がって見ていて、それでいてなんとなく温かみや憎めなさがある人物。他の作品も読んでみたいと思える一作であった。
