成瀬は信じた道をいく

成瀬は信じた道をいく

宮島未奈
新潮社 (2024年1月24日発売)
ISBN:9784103549529
本棚登録:410

作品紹介・あらすじ

唯一無二の主人公、再び。その前途、誰にも予測不能! 成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応えますますパワーアップの全5篇!

感想・レビュー (20件)

成瀬第2弾を読了。 『面白かった』の一言です。夢中になれるとはまさにこのことで、登場人物・テンポ・内容の全てが良かったです! 読めば元気をもらえる本シリーズ。早く第3弾が読みたいです!!

面白かったー\(^_^)(^_^)/ 先日読んだ『成瀬は天下を取りにいく』が好きだったので、早速第2巻も購入しました♪ 新しい仲間?たちが登場し、パワーアップした成瀬あかりに読者として再会できて嬉しかったです♪♪ 滋賀県知識もまたちょっぴり増えたかな(笑) クスッと笑えて元気が出る1冊!第3巻の発売も待ち遠しいです♡

成瀬あかりさんは、自由で、なぜかひきこまれる。しゃべり方が、おもしろい。

わが道を突き進む成瀬と、成瀬に振り回せれながらも影響を受ける人たちを、痛快に描いた作品。

「成瀬は信じた道をいく」読了。 素晴らしい。大好きだ。ずっと成瀬あかり史を読んでいたい。そして読み終わってしまったのがとても哀しい。全然系統は違うが図書館の魔女を読み終わった時のようだ。 ほんととても久しぶりに小説を読んで声を出して笑った。 なんだろう、とてもとても、 「間」 がいいのだ。文章の間がとてもいいので、読んでてつい吹き出してしまう。 そして読むのをやめられない。グイグイ引き込まれる。やめられないのに読み終わりたくないというジレンマ。 主人公の成瀬あかりは積極的に人に関わるでもなく、説教をする訳でもない。ただ自分の思うように生き、思うように行動してるだけ。それはたまに周りからは身勝手と取られる時もある。でも成瀬を知った人はみんなこういう「だって成瀬だもん」と。 それはもちろん成瀬のとても真摯で真面目で何事にも一生懸命になる人格によるものから発するのだが、この成瀬に振り回さ...いや関わる人たちもとてもいい。 成瀬あかりファンの小学生、父である義彦、真摯なクレーマー呉間言美、三代連続観光大使篠原かれん、そして親友でありゼゼカラの相方島崎みゆき。 成瀬および彼ら彼女らから出てくる名言の数々... 「私のドライブレコーダー」「ユニクロか」 「コンビーフはうまい」「戦国武将の志」... ああ、たまらない。 なんかこの成瀬シリーズは本を読むというより成瀬あかりに会いに行く感じなのだ。 早く次の成瀬あかり史を読ませてくれ!!! 予想では俺の空みたいに「大学生編」「社会人編」となってくのではと..ああ楽しみだ。

成瀬の行動が面白すがる!! 最高!!

大学生になった成瀬。バイトしたりびわ湖大津観光大使になったり、活動範囲も広がる。そのあたりは他の学生と変わりない。でもやはり成瀬は成瀬。相変わらず「信じた道」を突き進む。今作はそんな成瀬に影響される人々が描かれる。これはまさに前作の解説にあった「成瀬の自由さが周りの人も自由にさせていく」現象。読んでいて小気味よい。また前作同様笑いのポイントも散りばめられている。「コンビーフはうまい」の電話番号とか、西武の跡地に建てられたマンションの名前とか、紅白でのけん玉とか、私の笑いのツボを刺激する。これだから成瀬ファンをやめられない。おっと、成瀬によって自由にされない人が1人いた。成瀬のお父さん。娘を心配する父の気持ちだけは娘からは解放されない。

成瀬はナチュラルに生きている、みんなが惹かれて巻き込まれる。 成瀬は信じた道を行く タイトルまんまなんだけど、成瀬のその後が知りたくなるね

変わり者の成瀬について、成瀬を見る第三者視点で各チャプターが描かれている。我が道を行く成瀬がまっすぐに生きることで、登場人物の人生を照らしていく。

凄まじく面白い‼️

成瀬あかり、地元高校生漫才ゼゼカラ(膳所から世界へ)のメンバー。独特の個性で、大学生になってからは、大津観光大使としてもキャラを発揮。

やっぱりオモロイ

前回の「成瀬は天下を取りに行く」に負けないくらい、楽しくて、暖かくていい内容だった。 成瀬がどんな女性になるのか楽しみで仕方ない!ぜひ、次を出してほしい。

おもしろい🤣🤣🤣

やっぱり成瀬は変わってるけど、こんなふう自分をしっかり持ってるのはすごいな

シリーズ第二弾。 成瀬あかり…惹き付ける引力の強さ半端なし。今作も新たな成瀬あかり史が更新され賑わいを見せる。自身の心の赴くまま、1ミリもブレることなく猪突猛進する姿が微笑ましく元気を貰った。限られた人生をもっと楽しめと言われている気がする。

成瀬の突拍子もない行動力大好き

癖のある成瀬。なんかおもしろい

成瀬シリーズ2冊目 相変わらず破天荒な成瀬面白いです

9/10読み終わり。今旬の本。自分の周りにいたらどうなんだ、という成瀬だけど、クレーマー呉間や一緒に観光大使をやっている隠れ撮り鉄の子などをいい方向に導く。あっさりサクサク読める内容だった。