まきまきちゃん

まきまきちゃん

467件のレビュー

レビュー

何の忖度もない、心からの著者のラストメッセージは胸に響きまくり。 嘘偽り飾ることなく、ただただ自分の信念にまっすぐなモリタク流のタフな生き様に痺れる。 死ぬ間際まで「前のめり」に生きれたらカッコいいだろうな。

森永卓郎流「生き抜く技術」--31のラストメッセージ

森永卓郎流「生き抜く技術」--31のラストメッセージ

森永卓郎

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高校生達の日常の謎に迫るライトな青春ミステリー短編集。学園&謎解きモードで、病み上がりの私には気楽に読めてもってこいの小説だったし、面白かった。 勉強や学校生活について、煤木戸さん(一見苦手だけど気になるタイプ。笑)の本質をつく言葉には思わずドキッ。

早朝始発の殺風景

早朝始発の殺風景

青崎 有吾

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どんでん返し系ミステリー6篇。 前作「逆転正義」の事件が出てくるのでそちらから読むのをお勧め。 自己の行き過ぎた正義が暴走し、想定外の顛末へと転がっていく。物事の一面ばかりを見ることの危険性を思い知る。 最終話「死刑反対」が一番胸に迫るものありグッときた。

暴走正義

暴走正義

下村敦史

本棚登録:6

切なさ残る読了感。面白かった。 途中まで完全に騙されて苦笑い。 「心」とは?「人間」とは?…そして今後のAI技術の発展と課題についてしばし黙考。議論のシーンが読み応えあり大変勉強になった。終盤の横田の言葉にはしばらく頁を開いたまま呆然。

あなたに心はありますか?

あなたに心はありますか?

一本木 透

本棚登録:0

胸奥に温かいものが流れてしばらく余韻に浸り中。 ハート震えるハートフルミステリー、シリーズ第3弾。安定の面白さと心地よい感動。第1弾からずっと目頭が熱くなってばかり。 レオとクロの掛け合いも楽しく、後半見せ場の激闘シーンも読み応え抜群で大満足!

死神と天使の円舞曲

死神と天使の円舞曲

知念実希人

本棚登録:12

2025年上半期直木賞候補作。元刑事・平良正太郎の目線で語られる連作短編。イヤミスながら面白い。隠された嘘と真実が明らかになり真相が反転した瞬間に背筋に冷たいものが走る。 特にストーカー被害者の居場所を突き止める方法について書かれた箇所には思わず肌が粟立った。

嘘と隣人

嘘と隣人

芦沢央

本棚登録:59

死神シリーズ第2弾。1作めよりミステリー色が濃いめ。前作との繋がりもあり嬉しい場面も。今回もグッとくるシーンに何度か泣かされた。 文中で人間の魅力に触れられる度、改めて「人間っていいな」と思えるし、今後の自分の人生を大事に生きていきたい。面白かった。

黒猫の小夜曲

黒猫の小夜曲

知念実希人

本棚登録:167

読者参加型の謎解きミステリー。ゴリゴリカチカチ頭の私の脳トレには最適な小説だったかも。苦笑 単なる謎解きで終わらず想定外の仕掛けあり、どんでん返しありで、なかなか楽しい時間を過ごせた。 最後の謎解き(WEB回答)もヒントを見ながらどうにかクリア!

ある謎解き作家の遺書

ある謎解き作家の遺書

藤崎翔/SCRAP

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申し訳なくもあまり期待せずに読んだら予想外に面白かった。笑 色々突っ込み所はあるものの、何よりテンポ良く読みやすい文体が推せる作家さんだなと思った。 元ドルヲタの私の好みにマッチしていたのか?頁を捲る手が止まらず今月イチ没入。個人的には好きな作品。

推しの殺人

推しの殺人

遠藤 かたる

本棚登録:0

シリーズ第3弾。 法整備等で一見改善したように見えるも女性が思うように生きるには色々と厳しい現状。 今回もそろりのメニューが悩める女性客達の心にそっと寄り添い背中を押します。 背負いすぎた荷物をおろして一息つきたい貴方にぴったり。

いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。

いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。

標野 凪

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ストーリーの設定や二転三転する構成は面白いと思うが、 個人的な好みの問題か、読みずらさによるものか…タイトルに興味を惹かれただけに、いまひとつ気分が乗れなかったのが残念。

どうせそろそろ死ぬんだし

どうせそろそろ死ぬんだし

香坂鮪

本棚登録:80

面白かった。非常に重いテーマだが、構成が素晴らしい。読後感はスッキリとはいかないまでも途中で抱いた違和感の数々がラストで見事に繋がる爽快感半端なし。 作品を通じての著者からの数々の問いかけには度々読む手を止めて考えさせられた。個人的に今まで読んだ著者作品の中でNo.1。

黙過

黙過

下村敦史

本棚登録:0

面白かった!めちゃくちゃ好き!ラストのどんでん返しといい、タイトルもまさにお見事、と言うしかない。 途中何度も泣かされたが、最終的には晴れ晴れとした思いのまま読了。個人的に著者作品No.1かも。まさかの他シリーズのアレが出てきてビックリ。笑

文庫 崩れる脳を抱きしめて

文庫 崩れる脳を抱きしめて

知念実希人

本棚登録:68

気軽に読めるライトなミステリー5篇。 ミステリー研究会の女子大生探偵コンビが不可思議な謎を解き明かしていくが、この2人の関係性に好感度大。 各話面白かったが、個人的には表題作の謎に軍配。続編が楽しみだ。 ウミガメのスープってどんな味なんだろう?

朝からブルマンの男

朝からブルマンの男

水見はがね

本棚登録:16

個性強めのおじ様4人が、レトロな喫茶店巡りをしつつひたすら怪談を語り合う…という内容。 特別ドラマチックな展開はないものの、気の置けるおじ仲間4人の雑談交じりの会話劇が楽しく、ほのぼのとした空気感が非常に好み。 あとがき曰く、怪談話がほぼ実話ということに驚愕!

珈琲怪談

珈琲怪談

恩田陸

本棚登録:51

クローズドサークル×謎解き(脱出ゲーム)ミステリー。 トリックも事件動機も王道寄りだが面白い。ただ推理するだけでなく、並行して出題された謎にも挑める読者参加型である点が新鮮で楽しめた。 理人と詩文のバディが実にいいコンビで微笑ましい。 シリーズ化かな?

魔女の館の殺人

魔女の館の殺人

三日市零

本棚登録:12

紹介された作品他絵師達の波乱万丈な人生も色々とヤバい。 元々北斎が好きで学生時代レポートも書いたが、著書を読んで伊藤若冲が好きになった。 一つ残念なのは紹介作品全ての画像掲載がされていなかったこと。検索しました🎶

ヤバい絵

ヤバい絵

定家 菜穂子

本棚登録:0

著者のデビュー作。 数学さっぱりの自分でも、魂が震え十分に読ませる切なくも美しい人間ドラマ。 天才なるが故の孤独、凡人なるが故の嫉妬…人間の危うく脆い心の形他圧倒的な筆致力で揺さぶってくる。 「数覚」ある者が見える景色とはどんな素敵な世界なのか?

永遠についての証明

永遠についての証明

岩井圭也

本棚登録:12

人の心を操り命を弄ぶ…究極の悪の権化を目の当たりにして途上胸糞悪さが続いたものの、重厚なミステリーで面白かった。 この代償はとてつもなく大きい。 人生を賭けた勝負はどちらに転ぶのか?怪物が怪物なだけにラストを読むまでハラハラ。櫛木理宇さんの某作品を思い出した。

代償

代償

伊岡瞬

本棚登録:293

素晴らしいpurin DECICAさんの装丁画に暫くの間見入ってしまった。 凝り固まった心が解きほぐされ軽くなる一冊。 「銀河の彼方オリオン座にある不思議なレディオ・ステーション」という設定、構成含め今まで読んだ著者の本でNo.1かもしれない。

幸せにならなくたっていいんだよ

幸せにならなくたっていいんだよ

ひすいこたろう

本棚登録:1