世界でいちばん透きとおった物語

世界でいちばん透きとおった物語

杉井光
新潮社 (2023年4月26日発売)
ISBN:9784101802626
本棚登録:402

作品紹介・あらすじ

衝撃のラストにあなたの見る世界は『透きとおる』。大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだがーー。予測不能の結末が待つ、衝撃の...

感想・レビュー (20件)

亡くなった大物ミステリー作家の隠し子である主人公が、父の遺稿を探すというあまり見ない設定のミステリー作品。 読み終わると作品に隠された仕掛けに思わず唸らされた。 この作品をSNSなどで検索すると、「電子書籍化不可能」とたまに見るが、鋭い人なら読んでいる途中でこの言葉の意味に気づくと思うので、是非とも事前知識なしで読んで欲しい。 面白かったが、帯にある予測不可能な衝撃のラストという謳い文句は少し大袈裟な気がした。

話題となっている一冊。 読んでみて「確かにこれは話題になる!」と納得しました。 ネタバレになるので語れないのが残念ですが、本当に透きとおった一冊です。

後半途中から鳥肌。気付いたとたんワーオッ!て叫んじゃった。笑 皆が「ネタバレ厳禁」と言ってる理由がよ~く分かってスッキリ。 いやぁほんと、何も言えませんわ。 普段の読書とは違った貴重な体験をさせて頂いた。何の先入観なく読むことをお勧め。

初めての作家さん 目を引く帯表紙やPOPと共に、色々な書店で見かける機会が多かったので読んでみた! ミステリ要素もあって、面白かったヾ⁠(⁠*⁠’⁠O⁠’⁠*⁠)⁠/ ワクワクする読書体験を希望の方にはぜひオススメ ♪♪

透き通った物語、てどれだけ美しい内容のお話なのかと思ったら、最後のほうになってタイトルの意味がわかる。意表をつかれた。確かに、胸に熱く込み上げて興奮した。引き込まれた、読もうと思えば1日で読めたくらい。つぎの2巻は登場人物が出てきてミステリーらしいから別物ではあるみたいだけど、読んでみたい。すぐではないかな。Kindleも文庫も買えなくなっていたので、購入しておいてよかった。自分も何か書きたくなった。

タイトルの意味と最後のページに感動した。

最後すごすぎた

なるほど〜というものがたりだった

私にしては、短期間で読了。 ビブリオバトルのトークでムーさんが『最後、ひって声が出ました』と話していたけど、私は声は出なかった^^;後からページを透かしてみてやっと納得!

とにかくラストが衝撃で気づいたときにはすごいなーと感心させられた。 内容も次の展開が気になるものだった。

売れ筋の小説家の血を引くのだから立派な小説家の誕生かな⁉️

ネタバレを読む

思ったのと違う。 不倫の末の息子が父の原稿探す話。

からくりに気づいたときはページを遡る手が止まらなかった。素人だが途方もないことだというのはわかる。この決して多くない文量のなかに無数の伏線を張り巡らし、それらが一つ一つ繋がっていき、ハッと気がついたときの驚愕をもう一度記憶を消して味わいたいとさえ思う。

ワンアイディア小説。 作者の頑張りが光る。文章にキレがないなあと思っていたのだが、なるほど納得。 でも、この主人公のうじうじさ加減と恋愛脳には最後まで馴染めなかった。

なるほど~これは紙の本じゃなきゃ味わえない驚き👀‼️

違和感の正体がわかったとき鳥肌が立った 二度とこの衝撃は味わえないだろう ありがとう

小説も、文字、配列他視覚要素必要な時代なのかと思った。 はじめのうちは、文体が軽薄なくらいに感じて好きになれなかったが、後半は綺麗な飾らない文章になっていた。感動とはいかないが、面白く感服した。 図書館で100番ぐらい待って読んだ本

やられました。

ちょうどいい長さで読みやすい 物語は小説家の隠し子である主人公が、父の死に際に書いた未発表作品を探すというもの。 中盤の展開は興味をそそり、面白いがラストはあまり納得いかなかった

だからミステリー小説は好きになれない ストーリーの内容よりも技術ばかりに固執していて物足りない