世界でいちばん透きとおった物語

世界でいちばん透きとおった物語

杉井 光
読者数: 398
発売日: 2023/4/25
出版社: 新潮社
ISBN: 9784101802626

レビュー (20件)

タイトルの意味と最後のページに感動した。

1

なるほど〜というものがたりだった

0

私にしては、短期間で読了。 ビブリオバトルのトークでムーさんが『最後、ひって声が出ました』と話していたけど、私は声は出なかった^^;後からページを透かしてみてやっと納得!

0

とにかくラストが衝撃で気づいたときにはすごいなーと感心させられた。 内容も次の展開が気になるものだった。

0

売れ筋の小説家の血を引くのだから立派な小説家の誕生かな⁉️

ネタバレを読む

0

思ったのと違う。 不倫の末の息子が父の原稿探す話。

0

からくりに気づいたときはページを遡る手が止まらなかった。素人だが途方もないことだというのはわかる。この決して多くない文量のなかに無数の伏線を張り巡らし、それらが一つ一つ繋がっていき、ハッと気がついたときの驚愕をもう一度記憶を消して味わいたいとさえ思う。

0

ワンアイディア小説。 作者の頑張りが光る。文章にキレがないなあと思っていたのだが、なるほど納得。 でも、この主人公のうじうじさ加減と恋愛脳には最後まで馴染めなかった。

0

なるほど~これは紙の本じゃなきゃ味わえない驚き👀‼️

0

違和感の正体がわかったとき鳥肌が立った 二度とこの衝撃は味わえないだろう ありがとう

0

小説も、文字、配列他視覚要素必要な時代なのかと思った。 はじめのうちは、文体が軽薄なくらいに感じて好きになれなかったが、後半は綺麗な飾らない文章になっていた。感動とはいかないが、面白く感服した。 図書館で100番ぐらい待って読んだ本

0

やられました。

0

ちょうどいい長さで読みやすい 物語は小説家の隠し子である主人公が、父の死に際に書いた未発表作品を探すというもの。 中盤の展開は興味をそそり、面白いがラストはあまり納得いかなかった

0

だからミステリー小説は好きになれない ストーリーの内容よりも技術ばかりに固執していて物足りない

0

これは…確かに紙の本で楽しむ内容だわ

0

「電子書籍化不可」という言葉をあちこちで聞いて、ずっと気になっていた一冊。読んでみて、その意味に納得。感動した。 私は、本当にラスト、全てが明かされるまで気が付かなかったのだが、気がついてから慌てて見返して、驚いた。 他の人の考察を見て、最後の『』が後書きに重なっているということを知り、ますます感動。 「世界で一番透き通った物語」この意味は、読んでみないと分からない。 作者の方や編集の方の、努力と労力に感服です。

ネタバレを読む

0

まさか本自体にギミックがあるとは 内容もそおだが、そこに気づいた時の驚きは読まないとわからない。

ネタバレを読む

0

ミステリーかな?どうなんだ。うーん かな。

0

こんなに素敵な本は初めて。

0

2023年1番よかった作品 主人公のとうまくんは、幼少期脳の大きな手術をし、後遺症として、紙媒体のものを見ると目がチカチカするようになる。 (教科書や本はだめ、テストならいける) とうまくんのお母さんは小説の校正で、父親は宮内というミステリ界のカリスマ作家。 端正な顔と発送力で何人もの人と浮世を流していた。 お母さんもその1人 つまり、とうまくんのお母さんと宮内は不倫の末の子どもである。 ある日、母が事故で亡くなり、その2年後闘病生活の末、宮内が亡くなる。 葬儀にも顔を出さず、遺産もない状態。 そんなある日、兄と名乗る人から連絡がくる。 父親の幻の作品『世界で1番透き通った物語』を探してほしいとのこと。 昔、宮内と不倫関係にあった方々に話を聞きに行く中で、徐々に幻の作品に近づいていく。 最終的に宮内の妻に作品自体は燃やされてしまうが、彼が遺した最大のトリックは残ったまま、出版社に勤める凛子さんとともに、幻の作品を探すとうまくん。 その最大のトリックとは!!! すべての小説の文字数を左右対称にすることだった、、、。 とうまくんは目の後遺症で、コントラストがきつく出るようになり、目がチカチカするのは、次のページが見えてしまうからであった。 (封筒の中身もなんとなく分かるらしい) そのことを知っていた宮内は、とうまくんが読めるように、とうまくんのためだけに作品を1つ書き上げようとしていた😢😢😢😢 宮内さん、、全部知ってたんだね😢 知ってた上で、名乗りもせず、1000万の手術費も出し、後遺症も知ったうえで、最大のトリックを息子のとうまくんのためだけに使おうとしていた😢 原作は嫁に燃やされてしまったものの、そのアイデアをとうまくんが使い、『世界で1番透き通ったです』を完成させる。 実は私が読んでいたのは、とうまくんが書いたものだったのね。 そして、宮内さんのラストは『 』で締めくくられる。 ここには何が入るのか。 とうまくんの物語では、最後は後ろのページの『ありがとう』と重ねていた。 まぁ、おしゃれだこと。 お見事でした! まさに!電子書籍不可! あっぱれでした!!

ネタバレを読む

0