くっく

64件のレビュー

レビュー

アレックスからもらって読んだ。 主人公が異なる分岐に進んだ場合の想像の人たちと出会い幸せとは何か考えていく物語 好きなものを好きと言えること、それを好きと言ってくれる人がいたらなお素敵、美味しいものを食べること、自分が泣いてると一緒に泣いてくれる人がいること、 数えきれないほどの選択をするのが人生でありそのなかでどれが正解かどれ選べば幸せになれるかそもそも正解の選択肢がそこにあるのか何もわからない ただその中でどの選択をしても自分を幸せにする それだけか

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また、同じ夢を見ていた

また、同じ夢を見ていた

住野よる

櫂が亡くなってもお腹は空くし働かなければいけないし、親は年老い自分も周りも変わってゆくなかで、暁海のそばにずっと北原先生がいたことがどれだけ暁海の支えとなっていたか。北原先生が海のように広大な心で暁海を自由に羽ばたかせいつでも背中を押してくれると思ってたが、それと同時にそれだけでなくお互いにとって共に年老いゆくなかで、互いの手を取りゆっくりと歩いていける存在であったこと 2人が周りからなんと言われようとも2人にとって最適を探し続け幸せで平穏な暮らしをしていることがこれほど嬉しいとは 北原先生が明日見さんとその子を守ると決めたその衝動性や、結を迷うことなく自分の娘だと言いその成長に目を細める姿に一見理知的で冷静 に見える北原先生の底知れぬ懐深さが見える

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星を編む

星を編む

凪良 ゆう

経験とは出来事と感じたこと 感じたことを言語化していくのが大事

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瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。

瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。

荒木俊哉

子どもの感情を言語化する (〇〇が嫌で泣いてるんだね) 親がそこにいていつでも頼れるとわかれば、子供は自由に離れていける 「自分は相手の話を聞いている」と思うときはたいてい口をはさむ隙ができるのを待っているだけ 私たちは相手が伝えようとしていることを理解するよりもどう応えようどう反応しようと考えるほうにエネルギーを使っている 親からネガティヴな関心を向けられるのは まったく関心を向けられないよりまし

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子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本

子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本

フィリッパ・ペリー/高山真由美

読後のスッキリ感を期待していたが、あまりスッキリせず。訳本ならではの読みづらさあり。

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ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

ぼくの家族はみんな誰かを殺してる

ベンジャミン・スティーヴンソン/富永和子

男女の格差はもちろんだが地域格差の大きさに驚愕した。二重の格差に直面する地方女性の都市部への流出が止まらないのは必然だ。東京での4大進学率は男女ともに70%後半であるのに対し最も低い宮崎では女子のそれは36%だ。実に40%の開きがあることは、決して個人の進学意思や学力の差ではなく、都市部と地方での進路選択の自由度や教育機会や機関の充実度、女子の進学に対する人々の考えが強く反映された結果であろう。

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データから読む 都道府県別ジェンダー・ギャップ

データから読む 都道府県別ジェンダー・ギャップ

共同通信社会部ジェンダー取材班

事実と真実は異なる。インターネットがこれだけ発達した社会で一度放り出されたものは瞬く間に拡散され様々な憶測が飛び交う。家族でも友達でもましてや恋人でも決してない2人が一緒にいることを世間から納得されることはないだろうが、その必要もないだろう。2人がお互いを強く求めてるそれだけで一緒にいる意味がある 小さい頃から心安らぐ場所を求めていた2人にとってそこが平穏だったというだけだ。

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流浪の月

流浪の月

凪良 ゆう

私たちはずっとグラデーションの途中にいる。普通とされていたことが禁忌とされ消滅していくその狭間で人が正常であり続けることこそ異常なのか。正常とは何なのか。悍ましく感じた私のこの感情は今のこの社会から影響を受けたものでこれがいつか当たり前になってしまう日が来てもおかしくはない。

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消滅世界

消滅世界

村田 沙耶香

自分の関心をちょうど突く内容だった。大切に思ってる人に触れられるのが気持ち悪いと感じてしまう人と、大切に思ってる人から愛されない人どちらも辛い。相手を心から思ってることに変わりはないのにそれが本当の愛なのか将来をどうするのか周囲からの声は当人同士の問題に深く干渉してくる。

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一番の恋人

一番の恋人

君嶋 彼方

大切な人を亡くした人たちがどのように生きていくのか描いた物語 我が子の死は自分に非があったと責める夫婦も、交通事故で弟を亡くし運転手を許せない家族も、母親に散々振り回されてきても母を亡くし泣きじゃくる子も、何年も前に一方的に別れを告げられた相手を想うことも、大切な人というのは血の繋がりだけではない。訥々とした語りで進められていく物語があまりにも哀しく残された者たちの苦しさ寂しさが時を経て薄れることはあってもなくなることはないと感じさせる。 死んでしまったという涙と生きていたんだという涙ある

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きみ去りしのち

きみ去りしのち

重松 清

どれだけ親しくしていても不都合な新たな一面を知ったら一瞬で敵対視できる。対して長い期間を共にしてなくても、この人が悪事を働くことはないと言い切ることができる。 人が人を裁くにはあまりにも人というのは不確かなもので流されやすく大きなものに巻かれやすい。

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正体

正体

染井為人

マルセイとマルユウどっちがどっちなのか、いつからこうなったのか、なぜこうなったのか全て謎のまま終わった

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冬に子供が生まれる

冬に子供が生まれる

佐藤 正午

子供を叱ってない時間には子どもを褒める材料が散らばってる 先回りしてやらない できないのではなく体験不足

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子どもと接するときに ほんとうに大切なこと

子どもと接するときに ほんとうに大切なこと

田中 博史

誰しも想像できない意外な一面がある。はるなの視点から描かれてるのはなぜかと疑問に思っていたが、最後でそのわけがわかった。

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あなたが誰かを殺した

あなたが誰かを殺した

東野 圭吾

1960年代に化学者として母として女として生きるということがどういうことだったかこれは単にフィクションの話だとは考えられない。程度の差があれど現実に女性への数多の差別のうえにようやくここまでの女性の地位確立が起こったのだろう。まだ性差別については道半ばではあることは間違いないが、エリザベスのように何度も屈辱を味わされ男性に迎合したほうが楽だと理解していても決して屈しなかった女性たち、そうした偉業の上に今日の環境がありこれからを生きる者たちのために異議を唱え続けなければ改善はない。 性暴力を受け博士号を取れなかった、好きな男性と一緒にいるだけで彼の頭脳や支援目当てだと言われる、 女性であるたったそれだけで自分の能力に見合わない 仕事をさせられる、適切な給料がもらえない、家事や育児を一手に背負わせられる 全てそれは女性であるが故に起こった

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化学の授業をはじめます。

化学の授業をはじめます。

ボニー・ガルマス/鈴木 美朋

ちょっとトリックに無理ない?

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殺意の集う夜

殺意の集う夜

大谷羊太郎

男女の体が入れ替わるという設定に目新しさはなかったが、入れ替わってからの家族や友人関係の変化、それぞれの性が直面する不自由さ、入れ替わっても元来の性格はそうそう変わらない点などを丁寧にかいてた。君の顔では泣けないという題名はそういうことだったんだ

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君の顔では泣けない

君の顔では泣けない

君嶋 彼方

1ヶ月後誰もが等しく死ぬとわかっていたら何が起こるのだろう 4人の視点から成る本作は、4人とも人を殺してる。ただそこに至った経緯を鑑みるとどうせみんな死ぬという前提の中少しの衝動さえあれば人を殺すこともそう難しくなさそうと思ってしまった。 どうしようもないクズなしんじが自分が親であるとわかってからの変化は心温まるしこの4人がずっとこのまま暮らせてたらな

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滅びの前のシャングリラ

滅びの前のシャングリラ

凪良ゆう

境遇が同じだったから惹かれるのか、違っても親しくなれたのか

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境遇

境遇

湊 かなえ

この小さな喫茶店が人々の拠り所となりつづけ、そこだけは穏やかな時間が流れ続けてほしい

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純喫茶トルンカ

純喫茶トルンカ

八木沢里志