ヴォンカ
レビュー
自分を守ろうとする親か、荷物にしかならない親か。こどもは親を選べない。そして、生まれながらのその運を背負うか切り離すか。私だったらどうだっただろう。背負おうと頑張るが、糸が切れて離れることになりそうだ。その糸がまた繋がる日は来るかもしれないが。私は強くないから。繊細だから。 強さは弱さを知って、その体験を重ねて出るものなんだね。覚悟とはそういうこと。 とても、よかった!
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汝、星のごとく
凪良ゆう
本棚登録:768人
半分以上が亡くなった人の古いエッセイや小説を抜き出したもの。うーん、60を超えた人のは内容がちょっと難しいというか古くてあまり入って来なかった。現代のが面白かった。ちょっと物足りなかった。
雨音を、聴きながら。
阿川佐和子 他
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なかなか短く五つのポイントだけまとめられてよい。やはり、日本語の詳しいバージョンも読みたくなった。1000円払いたいかは微妙だけど。
TECHNIQUE FOR PRODUCING IDEAS,A(P)
JAMES YOUNG
本棚登録:0人
タイトルだけで何が書いてるか大体分かったので、知らない言葉だけチャッピーに聞いてノートをつけた。満足!アクティブリコール+分散学習が効果的。インターリービングも、BDNFという未知な言葉を知った。
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科学的根拠に基づく最高の勉強法
安川 康介
本棚登録:0人
憧れる小川糸さんのシンプルな森林生活。自分の暮らしに取り入れようと少しずつ実践。身体に入れるもの、触れるもの、目にするものなど感覚をもっと大切にしよう。こんな暮らし、生活のリズムを得たい!
別冊天然生活 小川糸さんの春夏秋冬を味わうシンプルな暮らし
小川 糸
本棚登録:0人
自分のものだから、自分だけが傷つけられる?大事にしない愛なんてあるのか?傷つけられても愛しているから許せる?それでも離れられないのは依存。それを愛というなら愛の裏側、愛の悪い側面。いちばんあってはならない愛の表現。
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Nのために
湊かなえ
本棚登録:384人
生と性。わたしには社会風刺的なものは合わなかった。韓国社会の重圧や不自由。。。内容的にはあまり楽しめなかったので、中断しやめる。
The Vegetarian
Han Kang/Deborah Smith
本棚登録:0人
透き通った物語、てどれだけ美しい内容のお話なのかと思ったら、最後のほうになってタイトルの意味がわかる。意表をつかれた。確かに、胸に熱く込み上げて興奮した。引き込まれた、読もうと思えば1日で読めたくらい。つぎの2巻は登場人物が出てきてミステリーらしいから別物ではあるみたいだけど、読んでみたい。すぐではないかな。Kindleも文庫も買えなくなっていたので、購入しておいてよかった。自分も何か書きたくなった。
世界でいちばん透きとおった物語
杉井光
本棚登録:402人
途中で断念。やたら性の描写が多くあまり好きになれない。いつかまた読みたい日が来るのかはわからないのか。最初の男も買ってしまった。同じようでようなスタイルでないことを願う。
いちばんここに似合う人
ミランダ.ジュライ/岸本佐知子
本棚登録:18人
もう各章のタイトルから文学作品名だし、たくさんの本の紹介が関連して出てくる(のを探したり)、主人公のカールがつける配達先の顧客に本の登場人物のキャラからニックネームをつけて自分のなかで呼んでいて本名がでなかったり、少女のヒロインである幼いさながらの無遠慮さ、頑固でユーモアのあるシャシャともう70を越えるカールとのやりとり、どれをとっても素敵!みんなそれぞれ心を閉ざしている部分があり、それを解放するのが本であり、人の思いだった。本のちからはもちろん、自分との闘いや周りとの関わりの大切さについて私も気付かされた。やっぱり本って世の中に必要!手から手に渡されるって心の通い合いみたいであったかい♡わたしにもこういうサービス、フランスでできないかな?読み終わってまた最初から読みたくなったのは初めて!彼の他の作品は英語も日本語もなくて残念。いつかドイツ語で読める日が来るか?
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本と歩く人
カルステン.ヘン/川東雅樹
本棚登録:15人
上巻ほど気持ち悪くはならなかった。多少はあるけど。人間以外の生き物に、自分達のやりたくないことを押し付けるエゴがまかり通る社会になんてなってほしくない。目に見えない階級があからさまに浮き彫りにされるのはどうなのか。 人間とは何か、自分の意思とは?自己防衛のために人は簡単に?自然に嘘をついてしまったり演技をする。別の人格になる。もともと一つの人格ではなく、複数あるのが自然なのかも。環境に順応するための手段に反対する権利はあるのか?
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世界99 下
村田沙耶香
本棚登録:54人
映画を先に観て、後半は集中して見られなかった。黒人への差別や扱い。悲しいのと温かいエンディング。ちょっとあっけなかった。キング牧師の言葉は心に残った。本はフランス語で、会話だけ少し読み、終了。
The Nickel Boys (Winner 2020 Pulitzer Prize for Fiction)
ColsonWhitehead
本棚登録:1人
思ったより面白かった。真夜中のフレンチレストラン。知らないメニューを知ることができた。そこに来る客にまつわるエピソードってありきたりかと思いきや、シェフやそこで働くことになった人たちの経緯、客同士の関わり合いなど、じんと心に染みた。第二弾も読みたくなった。
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キッチン常夜灯
長月天音
本棚登録:122人
ダークな内容はめったに読まないけど、これは面白かった。私ならあまりに頭の弱い人の世話なんてできない。大人の赤ちゃんのおもりは無理。離れれば自分で好きなように生きられるのに、それをせず、最後、殺される、リンチにその人が合うのを恐れて自分の手で殺すことになるなんて。しかも、相手をいい気持ちにさせ苦しまないように。これは深い愛情なのか?消えてほしくて、自由になりたくてそうしたのかと思ったが、殺そうと思えば、離れようと思えばいままでもできたはず。 偏見や差別の生々しさ。優しさともどかしさがなんとも言えない。いろいろ考えさせられた。
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ハツカネズミと人間
スタインベック
本棚登録:0人
いやー、最後のさいごで捕まると思ったけど、見事な快進撃!なりきるのと、運でそこまで行くなんて。ただ、溺死体があがってこないとは言いきれないけど。一生ヨーロッパをあちこち旅行しながら生きられるのはうらやましい、人を二人死なせたという苦しさからは解放されるのだろうか。ある意味努力はしたのではあるな。世渡り上手とはこのことか。究極過ぎるけど。マネもできないししたくもないけど。
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太陽がいっぱい
パトリシア・ハイスミス/佐宗鈴夫
本棚登録:0人
途中性の生々しい表現が出てくるしその場面も多く、気持ち悪くなってやめたくなった。 人はいろんな顔、相手や環境によって順応しようとキャラが変わる、それを意識して使い分けするなんて考えたこともなかった。あからさまな男尊女卑や性に対する考え方にもショック。 後半また展開があり惹き付けられ、下巻の続きが気になる。
世界99 上
村田沙耶香
本棚登録:71人
共感する部分と、自分がケア心理士の資格をとってカウンセリングをした経験を思い出した。ちょっとくどいところや仕事の内容について書かれているところがあり、意外と時間がかかった。
傷を愛せるか 増補新版
宮地尚子
本棚登録:28人
何年ぶりだろう、やくざや詐欺を題材にした小説。えー、そういうことだったの?!といい裏切られ方をしたハッピーエンドに驚き!次のカエルの小指も続けて読みたい。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
道尾秀介
本棚登録:266人
生きていく上での最良の武器は、理屈でも腕力でもない、ユーモアだ。 どれほど多くの知識を詰め込んでも、自分の頭で考え、自分の足で歩かなければ、すべては空虚な借り物でしかない。 私はただの物知りになりたいのか? 読むのはよい、けれど読み終えたら、次は歩き出す時間だ。 何も変わらない、と嘆くだけの無気力な見物人になるでない、君自身が旅を続けなさい、メロスが最後まで走り続けたように。 自分を信じなくてどうする。どんなことでもいい、少しでも自分の足で踏み出してみよう。選択肢などないという言葉は、ただの思い込みところか、言い訳でしかなかった。選ぼうと思えば道はいくらでも四方に広がっている。選ぶか流されるか、それだけの問題。言葉は力となり、また自分で歩みだすことを決めよう。 最後の盛り上がりには少し欠けたが、今の自分に必要な言葉がたくさんあったし、気づかされた言葉もあった。
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本を守ろうとする猫の話
夏川草介
本棚登録:127人
タイトルが素敵。助けを求めてる声が聴こえますように、という願いを感じる。そして、自分がその声を受け取り、役に立てるように。私はそこまで人のちからになりたいだろうか。どこか他人事であるこの世の中。とても心に染みた。
52ヘルツのクジラたち
町田そのこ
本棚登録:316人