すだれ
レビュー
やや伏線があざといか。 でも、私はまんまと引っかかりました。キーパーソンがまさかあの人だったとは…。 中学受験ものといえば、親子の葛藤に焦点があたりがちだが、そこがメインディッシュではなかったのが新しい。
修羅の桜
秋吉理香子
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フィリピンの入門書にうってつけの一冊。 太平洋戦争時の日本軍の残虐行為については多少知っていたが、それ以前の交流史は知らないことだらけだった。 戦前の日本人にとってフィリピンは出稼ぎに行くところだった、ということも知らなかったし、「南の満洲」という言葉も初めて聞いた。 もっと学びたいと思うような、良い本だった。
フィリピンと日本人
野村進
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当事者としての赤裸々な思いに貫かれた、代理婚活ノンフィクション。
ウチの子の、結婚相手が見つからない! 親の代理婚活でわかった「結婚の壁」
石川結貴
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非常に巧い作家。 四姉妹それぞれの個性の見せ方、書き分けも上手である。 家族であるがゆえのままならなさ、逃げようのなさも描きつつも、折り合いをつけて付き合っていく楽しみもしっかり描写されている。 エピローグは美しい。森戸家に幸あれ!
咲ク・ララ・ファミリア
越智月子
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戦中派女性の12人の素描という趣の一冊。 一つ一つが短いということもあるかもしれないが、筆者から、何が何でもこの人のことを知りたい、紹介したい、という熱が感じられないのが残念である。 唯一、黒柳徹子だけはその熱量が高い気がする。 また、12人の出自はいずれも、出生時は、戦前の価値観でいうところの「中流家庭」以上の出身である(女中を一人くらい雇える家庭レベル)。 この偏りをどう見るべきか。やはり女が名を成すには、親ガチャが大事だったということか。一人くらい生粋の「貧窮家庭」出身者を混ぜても良いのではなかったかと思う。
彼女たちの「戦後」
山本昭宏
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再読。 柴田よしき作品ではこれが一番好きだ。 どこに着地するのかわからないドキドキ感がたまらない。 「炎都」シリーズも完結してほしいけど、今更無理かなあ。
好きよ
柴田 よしき
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個人的には「1941年のモーゼル」が一番面白かった。 表題作のトリックは途中でわかってにやり。
神の光
北山猛邦
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思いのほかガッツリした恋愛小説。 主人公と同じくアラフィフの読者としては、生身の女性の恋愛小説として面白く読んだ。二十代の読者が読むと、また違う感想になりそう。 鎌倉という舞台も魅力。 中国茶を飲みたくなる小説だった。
鎌倉茶藝館
伊吹有喜
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物語としては新しい動きがない印象。 河鍋狂斎やおまき、土方歳三、中沢琴、ヘボンなど、これまで登場した懐かしい面々が再登場し、これまでの話をおさらいしているような感じである。 次の巻で大きく話が展開するか。期待したい。
お勝手のあん(13)
柴田よしき
本棚登録:0人
嫌味のない、ほっこりするミステリ。 稲荷神、弁財天、それぞれの眷属である狐、白蛇も個性豊かで、掛け合いも楽しい。 作者はこれがデビュー作らしいが、非常に筆力のある作家だと思う。 続編もあるかな?今後に期待。
お稲荷さまの謎解き帖
朝水想
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朝ドラで話題の大関和の物語。 矢嶋楫子がここでも出てくるのかと驚く。 おそらく資料の少なさによるのだろうが、著者が鈴木雅の人となりを掴みかねているような感じがした。
明治のナイチンゲール 大関和物語
田中ひかる
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ようやく場が温まってきた第2巻。 うーん、ちょっと登場人物が饒舌すぎるかなあ。 作者の頭のなかではこれくらい喋っているのかもしれないが、読んでいて少し疲れる。もう少し切り取っても良いのでは。
NO.6[ナンバーシックス]再会#2
あさのあつこ/toi8
本棚登録:7人
どうして棋士の生き様というのはかくも面白いのか。 羽生善治という、将棋界の巨星を中心に据えたノンフィクション。 棋士にとっては屈辱のA級落ちのシーンから書き出すところに、筆者の並々ならぬ羽生善治への傾倒ぶりを感じる。天才はどこまでも天才であるはずだという確信と言おうか、A級落ち=引退という道を選んだ数多の棋士たちとは違う視座を持っているはずだという信頼感と言おうか。 章を読み進めるにつれ、時代を変えた将棋指し羽生善治の大きさが迫ってくる。 棋士の生き様には興味があるが、将棋のルールはさっぱりという素人にも優しい一冊。 谷川浩司の章は、既に知られたエピソードが多かったものの、ファンにはぐっとくる内容だった。谷川先生、素敵です!
いまだ成らず 羽生善治の譜
鈴木忠平
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非常にシリアスな時代小説。 ご門跡に焦点をあてた小説は珍しい。 ただ、比叡山を舞台にしながら、信仰的なことに全く触れないというのは、却って不自然な気がする
白鷺立つ
住田祐
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硬派なミステリと思って読み始めたが、途中でファンタジー要素が入ってきてびっくりした。しかし、読ませる。 青吾と沙都子のバディぶりも良いし、謎解きの着地点も申し分ない。 物語のエピローグ。沙都子への青吾の言葉に熱いものがこみあげる。そのあとに続くシーンには泣きそうになった。 良い小説だった。
アフター・ユー
一穂ミチ
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大阪聖地巡礼本になること間違いなしな一冊。 この本に登場する全員が、何かに躓いたり、鬱屈したり、くよくよ悩んだりしているのだが、それらをひっくるめてなんだか人間が愛おしくなる。 ミナミと言えば、梅田を中心にしたキタに比べると、猥雑でごちゃごちゃしていて忙しない、一種独特の雰囲気のエリア。 個人的にも馴染みのあるミナミだが、この特異な空気感は、明日を夢見る多くの芸人を抱えている土地ならではのものだったのだと、今更ながら気付かされた。 短編を積み重ねた先にある、最後の「ミナミの春、万国の春」。痺れました。 カサブランカの二人、かっこいい!
ミナミの春
遠田潤子
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熟練の腕が光る、さすがの短編集。 読者が「えっ」と思うような仕掛けが随所にあって、短編小説の醍醐味が味わえる。 唯川恵の描く女性の生身感が好きだと改めて思った。
みちづれの猫
唯川恵
本棚登録:0人
読みごたえのある骨太ファンタジー。 最後まで緊張感のある展開だった。 決着の付け方が、なんともこの作者らしい。 後日談はもう少し引っ張ってくれて良いのよ。
ハヤディール戀記(れんき)(下)(仮)
町田そのこ
本棚登録:2人
ミステリ要素の強い王道ファンタジー。 核となる事件が起こった日を軸にして、過去と現在、未来が交錯するように描かれる。 それでも読みやすく、じわじわと謎が解けていくカタルシスがたまらない。 町田そのこ、さすがのクオリティ。
ハヤディール戀記(れんき)(上)(仮)
町田そのこ
本棚登録:2人
さくさく読める短編集。 ものすごく面白いかというと微妙だが、これはあかん、というものも一つもない。 このあたりが宮部みゆきの強さだろう。
新しい花が咲く
宮部みゆき
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