ポンポン
9件のレビュー
レビュー
自分の決めつけで相手の可能性を潰してしまう話は確かにそうだな、と感じてはいたものの、子供が上手く出来ない時にいい言葉を掛けてやれてないのを思い出した。 これからは前を向けるような言葉をかけたいし、 決めつけでもポジティブな決めつけをしていきたい 子供の頃の普段の出来事が共感出来てよみやすい。 いつの間にか人との距離が遠くなり、関わることが減ってしまったことを少し寂しく感じた
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逆ソクラテス
伊坂 幸太郎
女子高生が夏休みに同じ部活の憧れの先輩の家に泊まって課題作成合宿をする。 学生時代に感じていた心模様をだらだら描いた作品だと思っていたら、突然過去に起きた2つの殺人事件の重要人物が主人公だと明かされる·····
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蛇行する川のほとり(1)
恩田陸
300万光年離れた星からの何か意図のあるメッセージが届いた事実を知った主人公がその星に思いを馳せる。 周りの誰かとその事を共感したいが思ったほど興味を持つ人がいない。そんな中で唯一可能性がある天文学者を母に持つ明らかに変わっている昴先輩を見つける どうにか昴先輩と仲良くなりたい主人公の描写が目に見えないもの、理解できないものを知りたいという知的好奇心が若さとともに書かれている。 また、別の目線で長期間悩まされ続けた謎がいつ来るか分からない宇宙人の侵略を予知している、という未来への不安という形で書かれている。 解明されていない謎に夢を膨らませる面と、分からないからこその不安な面の両面から描かれている。 ロマンを持ちつつもその根拠を論文やデータで裏付ける事で本当に可能性があるのではと思わせてくれる
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SIGNAL シグナル
山田 宗樹