匿名ユーザー

45件のレビュー

レビュー

戦前、戦中、戦後の皇族、華族のことが良く分かった。 と言うより、そもそも皇族の方がどんな生活を送っているか詳しくは知らなかった。 梨宮伊都子はその当時、娘達にいかに良い縁談を作っていくか奔走する… まさに現在の就活のような必死さだ。結婚をして後継ぎを産むことこそが家の安定であり、皇族の場合は日本と言う国家の安定にも繋がる。 昭和天皇のお妃候補にも挙がった伊都子の娘方子。だが、その話がなくなり伊都子は、それに替わる縁談を早急に探さなくてはならない立場となった。それが李王との結婚話だった。彼女は「日朝友好」、お国の為、日本の為になると堅く信じてきた。まさに伊都子の考える「ノブレスオブリージュ」。 歴史の渦に巻き込まれながらも逞しく生きる一族の話。 何事にも拘らず、時代の変化を受け入れることこそ、次につながっていける…皇族から平民になった時、精神的にもかなり堪えたと思う。しかし、それこそが生き残っていける秘訣だ。 読み終えた日の新聞に折しも「皇室典範改正法」がやっと国会を通ったという記事が載っていた。

李王家の縁談

李王家の縁談

林真理子

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戯曲作家アラン・アレクサンダー・ミルンとアーネスト・ハワード・シェパードの奇跡的な出会いで生まれた「くまのプーさん」。 イギリスの風刺漫画雑誌「パンチ」の副編集長をしていたA.A.ミルンは、挿絵画家E.H.シェパードと出会う。ナイーブなミルンと 陽気で活発なシェパードという性格の全く違う二人。親しくなることはなかったが、仕事上お互い尊敬しあい、数々の素晴らしい作品を世に残した。 現在では、ごく当たり前になっている文章と同じページに挿絵を入れるやり方は、この二人が始めたことと 知って、大いに驚いた。 ミルンの文章は、シェパードの挿絵あってこそ生きてくる。 ミルンの息子クリストファーの幼い頃に買い与えたぬいぐるみで話を作って語り聞かせたことから始まったプーさん。有名になったことが原因で、学校で虐められたことからクリストファーの心は親から離れて行く。 周囲の反対を押し切って従姉妹(母ダフネの姪)と結婚したことで、その関係は決定的になってしまう。 一方、シェパードは最初の妻を亡くしたものの再婚相手に恵まれ、最期まで仕事をして亡くなった。 脳梗塞で亡くなったミルンは、次の様な文章を残している。 「私が死んだら、シェパードに墓を飾ってもらいたい。プーとコブタの絵を墓石に掛けて欲しい。 そうすれば、彼らが私の連れだと思い、聖ペトロは天国へ迎え入れでくれるだろう」 これこそ、二人の関係を現していると思う。 そして、私の一番の謎だったディズニーの「くまのプーさん」についてだ。 ミルン亡き後、妻のダフネが印税が減ることを懸念し、シェパードに無断で画像と文章を売ったのだった。  しかも画像に関しては全く制限を与えない条件で。 それを知ったシェパードは、それをきっと怒り狂っただろう。 しかし、彼はこのことに関して一言のコメントも残してはいない。 結果、ディズニーに売ったことでくまのプーさんは世界的に有名になり、本は更に売れ続け、シェパードにも仕事がたくさん舞い込んだからだ。 ディズニープーは未だ好きになれないが、クラシックプーを私は愛し続けるだろう。 そして、クリストファー・ロビン愛用の「ウィニーザプー」は、今もニューヨーク公立図書館に眠っているそうだ。

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「クマのプーさん」誕生物語

「クマのプーさん」誕生物語

ジェームズ.キャンベル/富原まさ江

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許婚を断り、実家である多摩の実家を出て北村透谷と結婚した石阪ミナ。ミナの支えも虚しく結婚6年で娘英子を残し透谷は自殺。 娘を育てなくてはならないミナは、一大決心をして単身渡米。学位を取り日本に帰国。英語を教えながら教師の職を見つけ逞しく生きていくミナ。慕われた教え子の自殺未遂事件を通して亡くなった夫を思い、その軌跡をたどることで、自分の中で昇華させていく… どんな苦境でも誰にも頼らず自分一人で、道を開いてきたミナ。明治〜大正、昭和と女性が一人で生きていくには厳しかった時代。現在を生きる私達の胸に響く1冊。

夫を亡くして 北村透谷の妻・ミナ

夫を亡くして 北村透谷の妻・ミナ

門井慶喜

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父を病で亡くし、母一人子一人の生活の中、針仕事を終えた母から毎晩錦絵で話しを聞かせて貰い、僅か5歳で旅することを命じられた上野房五郎(前島密)。その旅は、越後から糸魚川の親戚の医師相沢文仲に母の文を届けるものであった。 房五郎は、この時から自身の向上心を満たす為の「旅に次ぐ旅」をしていくことになる。外国に強い興味をもった房五郎は江戸・函館・長崎・京・大坂を何度も往復し、その都度師を変え、上司を変えつつ、将来に繋がる知識や経験を積んでいった。 英語ができることから明治政府の役人に抜擢され、新しい仕事を選べる立場となり、今までの人生を振り返って郵政に賭けることを選んだ。 文書を安全に確実に届けることが、近代国家になることであり、一般市民にもその意義を浸透させることこができる。イギリスに渡って、それを痛感することになる。 郵便制度を確立するにあたり、 切手を再利用させないための「消印」を思いつくのにかなりの時間を要したことが、とても面白かった。 当たり前となっている郵便制度に、今更ながら先人の苦労を知り、改めて有難いと心から思える。

ゆうびんの父

ゆうびんの父

門井慶喜

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江戸時代天保年間、 大坂骨董屋松仙堂の息子寅蔵は、得意先の骨董品を「偽物」と言ったことから父親に勘当され、1人江戸へ。偽物を真物に見せる技にも魅せられながら、江戸の骨董商の世界で商いを学んでいく。 江戸の奉公先からも厄介がられた寅蔵は、富山の薬売りに預けられる。そこでの商売のやり方に関心した寅蔵ほ、こ今の通販に当たる「手紙商い」(現在のカタログ販売)を思いつき、成功させる。道具屋として独り立ちできる資金ができかけた頃、 大塩平八郎の乱で大坂が焼けたことを知り、帰ることに。  松仙堂を再建するため母の形見の「赤志野茶碗」を競りに出す大勝負に打って出る…。寅蔵の扱う骨董は人の手から手へ渡っていくもの。 贋物も真物も来ては去り、帰っては又去っていく。当に「帰去来」。商人はその束の間に立ち会うだけのこと。しかし、それだけでも面白い やはり、道具が好きな寅蔵だったのだ。 帰去来は道具だけでなく、人との出会いも同じ。束の間の出会いであってもその時を精一杯楽しみ、心に焼き付けたいと思った。 偽物を真物に見せるテクニックにも脱帽でした。

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どら蔵

どら蔵

朝井まかて

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毎日のちょっとした心掛けで、人生が大きく変わることを教えてくれる。三日坊主でも、1回きりでも良い。やれそうなこと、ハードルの低いことから先ずは実行してみよう! そんな気持ちにさせてくれる1冊。どこから読んでも為になる本。  なぜそれが良いのか、後々どんな効果があるか、理由や展望まで書いてあるのが有難い。 今現在実行できていること、やろうと思っていたがしてなかったこと、 そして、思いもつかなかった何気ない行動。それを習慣化していけば 自然と自信が持て、前向きに明るくなれる。 一日の始まりと終わりに、自分自身をチェックしていきたい。

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なぜか好かれる人の小さな習慣

なぜか好かれる人の小さな習慣

有川真由美

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スピーチライターと言う仕事が何なのか。何をもたらすのかが良く分かる。 人を動かすのは「スピーチの力」と言っても過言ではない。SNSが発達した現在では尚更だろう。 とても魅力的な仕事であり、私ももっと早く知っていたら若い頃に勉強したかった。 ただ、原田マハさんのいつもの美術小説に比べると、70%〜80%といった感じで迫力に欠けるように思う。想像通りの結末で、想像以上の感激はなく、私個人は「泣ける」までは行かなかった。 スピーチライターの職業紹介小説。

本日は、お日柄もよく

本日は、お日柄もよく

原田マハ

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この本は何十年も前から美しい小説だと聞いていたが、森鴎外の文語訳が読解できず長年諦めていた。 書店で安野光雅さんの口語訳を見つけ飛びついて買った。 イタリアの美しい風景、アントニオとベルナルドの友情を培う経緯。歌姫アヌンツィアタを愛するも、恋敵となったベルナルドとの葛藤に苦しむアントニオ。旅に出た彼は、数々出会った人に救われ、いつしか慰められていく。すれ違いを重ねてようやく再会したアヌンツィアタは、アントニオを愛していたと告げたが、なぜか身を引いていく。その後暫くして病死。傷心のアントニオは、以前旅先で出会ったララと再会し、結ばれる。盲目だった少女は、すっかり目が見えるようになっていたのだ。 最後の最後まで美しい風景と心理描写で終わる物語は、一枚の絵画としていつまでも私の心に残っている。 不運と幸運、出会いと別れ、信頼と裏切り、絶望と希望…人生のあらゆる経験をした後に得られたものは、磨き上げられた水晶玉のよう。アントニオとララでこの水晶玉を守っていくことだろう。 安野光雅さんはぜひ森鴎外の訳を読んでほしい、とのこと。 いつかチャレンジしてみたい。

口語訳 即興詩人(下)

口語訳 即興詩人(下)

安野光雅/森鴎外/アンデルセン

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人の心を動かすには何が必要か。 商売を通して、どんな時も相手を尊重し、高い視点を持った行動をすること。時には、自分が損をすることもある。でも目先の利益に囚われるのではなく、1人の人間としてどうあるべきなのか、世の中の為になることは何なのか。時代が移り変わってもその気概がある限り、自信を持って行動できる。現地法人を作ったエルメスに自分から日本での販売権を返却した茂里谷。 その潔さは、エルメスの社長の心を動かす。 常にお客様を喜ばせたいと言う思いで行動してきた。 フィレンツェの教会の扉を架け変えたのも縁あってのこと。

舶来屋

舶来屋

幸田 真音

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定信に呼び出され、防衛についての参考意見を聞かれるのかと思いきや 親のことまで持ち出され、発禁、本の回収まで言い渡され幕府に追われる身となった子平。 彫師のお槙と版木を持って逃走する描写もスリル満点だが、子平が見た蝦夷や長崎の話もなかなか興味深い。子平没後60年に浦賀に来たペリー。彼の小笠原諸島領有宣言を翻したのは、子平が書いた『三国通覧図説』だった。その領有が幕府のものである、と明記されていたのだ。 子平をあれほど嘲笑していた林大学頭が、それを持ち出してペリーに見せた場面をぜひ見てみたかった。 子平が命を掛けて、日本を守ってくれたのだ。 どんな時も広い視野で情報を集め、冷静に判断していくことが大切だ。 いつの時代も国を守るのは、きちんとした資料と軍事力である。

命の版木

命の版木

植松三十里

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大阪京橋にあるキャバレー「グランドシャトー」NO.1ホステス真珠と出会ったルー。彼女の不思議な魅力に惹かれ ホステスから芸能人として東京で成功したが、再び戻ってきたルー。 真珠が亡くなった後、彼女の過去を知ることになる。 親を捨て、親から捨てられたルー。 ホステスの先輩である真珠を母親のように慕う。ルーのような女を何も言わずに受け入れる真珠。真珠が受け入れた女性はルーだけではなかった。 乳児を戦果で亡くした真珠にとって お地蔵さんの掃除をし、前掛けを作って幼子を偲ぶのと同じように、不幸な女性に手を差しのべてきたのだ。 例え貸したお金が返ってこなくても 母親が子供に与える無償の愛のように与え続けるのだった。 してやれなかった子供の替わりにしてやるように。 何億ものお金を稼いでも真珠の心は満たされなかっただろう。贅沢一つせず、淡々と終戦後と同じ生活を続けていた。 まるで日々の暮らしが修行という僧侶のように。 自分の死も素直に受け入れ、運命に逆らわずに最後まで生きたのだと思う。 この世の哀しみや憎しみを越えた 透明人間のようだ。 色んな人の悩みは、真珠の心を通せば 全てが透明になっていく… そんな魅力でグランドシャトーの No.1になったのだろうか。 惹きも切らない葬儀の列に真珠の柔らかい笑顔が思い浮かぶ。 高度経済成長の裏には、こんな人が 五万といたことを私達は、決して忘れてはならないと思った。

グランドシャトー

グランドシャトー

高殿円

本棚登録:22

この本の中に患者の叔父や叔母に当たる人物が、病状を和らげるのに重要な役割を果たしている、と書いてあることにとても興味を持った。 親だと近すぎ、祖父母や兄弟姉妹とも違う距離感で患者と接することができる、絶妙なバランスが良いのかもしれない。 子どものいない私達夫婦にも役割があるのだな、と思えた。 高齢者の引っ越しは、植物と同じように根と生えていた環境である土を一緒に持っていかないと生きていけない、など。自分が生きていくことや人との接し方を考えさせられる一冊だった。

「つながり」の精神病理

「つながり」の精神病理

中井久夫

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久し振りに鳥肌級の感激が獲られた作品。 様々な、ありとあらゆる苦難を乗り越えて完成した帝国ホテルロイド館。そのオープン日に関東大震災に見舞われてしまう。 アメリカからフランクを連れて来ることを説得させることから始まり、ロイドの拘りが余りにも強く、度重なる工事のやり直しで職人との諍いが絶えない現場。ロイドを信頼できず何度も横やりを入れる帝国ホテル幹部との費用闘争。本館の火事、英国エドワード来日時にも火事にあい、揚げ句の果てにオープン当日に関東大震災に見舞われる。 しかし、この大震災がビクともしなかったロイド館の価値、その美しさを世界に広めるきっかけとなる。 何とも不思議な因縁に満ちた物語。 周囲からどんな反対にあっても、 建築物の本質(安全性と美)を 貫いた結果、総てが良いことにひっくり返されていく… その醍醐味を味わったような気がした。 明治村に移築する際にも数々の困難が待ち受けていた。その一つ一つを18年もの歳月を掛けて成し遂げたことも感慨深い。 美を求める人間の偉大さを感じる。

帝国ホテル建築物語

帝国ホテル建築物語

植松三十里

本棚登録:0

高齢化社会をマイナスとして捉えるのではなく、それが当たり前だとしてどう生きやすくしていくのか。 否定的に考えずに、それをどう活かしていくのか?それにシフトして世の中を変えていくべきだ、と言う考えには大いに共感した。 明治から令和まで、日本人がどう生き抜いてきたのか。日本人の思想がどこから来ているのか。 また「暗愁」と言う言葉の意味。 世界共通の人間の根元的感情である 「暗愁」「恨」「トスカ」「サウダーデ」…これを忘れずに生きる。 強く生きなくても良い。 生きているだけで良い。 93歳の著者が行き着いた人生の最終章。

大河の一滴 最終章

大河の一滴 最終章

五木寛之

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琵琶湖観光大使、達磨研究会会員、麻雀に手話、献血、カルタ競技会に簿記二級チャレンジ、レジのアルバイト… パワフルで真っ直ぐな成瀬が周囲を照らす役割を果たしている。 二百歳まで生きたいと公言していた成瀬。ここにきて「二百歳では足りない…」と漏らすあたりに私は強い共感を覚える。 読書、編み物、華道、茶道、歴史、地理、投資に英会話、韓国語、フランス語、イタリア語習得、手話、点字、旅行、物書き、料理にお菓子作りとやりたいことが沢山有りすぎる私ときっと同じだと思う。 自分に素直に向き合い、それを受け止めてくれる両親や友達とのやり取りに心が温まる。 これからどう成長していくのか、楽しみな成瀬。 そして私と夫にとって懐かしい京都の風景が次々と甦る。北白川、百万遍、哲学の道、南禅寺など。私たちの青春とも重なる目が話せない物語だ。

成瀬は都を駆け抜ける

成瀬は都を駆け抜ける

宮島未奈

本棚登録:11

行動経済学とは、 人間がお金に対して抱く心理とそこからどのような行動を取るかと言う「経済学」と言う名の「行動学」だ。 普通経済学と言えば難しい計算や今後の予測をする、みたいなイメージがあるし、貯蓄や株、投資に興味がなければ身近には感じられない。 しかし、これは行動学なので、人間の日常生活に良くみられる心理や行動を統計的実験的データに基づいて検証された学問だ。 経済と関係なくても人の心理を読み解く大きなヒントになり、自分が人生で失敗しないために活かしていくこともできる。世の中の疑問に思う事件や出来事にも大いに納得できることがある。 なぜ、嫌な会社を辞められないのか?                →保有効果 なぜ、悪いことを決断する団体がある?    →グループシンク なぜ、不必要な保険に入る?        →プロスペクト理論 などが挙げられる。 行動経済学を少しでも知っていれば それが今自分にとって本当に必要なのかどうか、冷静に判断を下し行動できることがあると思う。 そして、他人に対して「なぜ?」と、相手を責めるのではなく、「人間はそういう行動を取るものだ」と理解し、 その心理を知ることでゆっくり説得できることもあるだろう。 経済学に興味がなくても十分に読む価値がある一冊だと思う。

世界最先端の研究が教える新事実 行動経済学BEST100

世界最先端の研究が教える新事実 行動経済学BEST100

橋本之克

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毎日の小さなことの積み重ねで人生が大きく好転していくことを改めて実感させられる本。 習慣が人を作る、悩んでいる時は問題と感情を分けて考える、ちょっとした良いことをする、いつも少しの危機感を持つ、ごくごく簡単なことから始める….など。 細切れ時間を大切にする、出ていくお金に「ありがとう」を言う、一瞬の感情を良いものに変える、など。 その都度見直して、丁寧に生きていく。与えられた時間をそうやって過ごしていくことが本当の幸せなのだと思った。 バイブルのような本でした。

いつも機嫌がいい人の小さな習慣

いつも機嫌がいい人の小さな習慣

有川真由美

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イケメンや声の良い男がモテるのはなぜ? 年頃の娘が父親を毛嫌いする理由とは? 実は、動物行動学観点からは当然の成り行きなのだ。 孤立感から招く病気。 血液型は、免疫の型が違うことから区別された、など。 知らなかったけど、「目から鱗」な話が盛り沢山。 世の中を違う視点から見るにはうってつけの内容で、生きていくヒントもいっぱいありました。 病気、特に糖尿病にかからないためには孤独にならないことが何よりも大切。人からコンタクトをとって貰えるようにすることが大切。自分のことを心配してくれる人が沢山いる人ほど糖尿病になりにくいと言うデータがある。 他にも私達人間が地球で生き延びていくための戦略が分かります。 題名の「ウソばっかり!」と言うのはこの本の内容に当てはまらないと思います。 正しくは「それは当たり前」「何となくそうかな?」と、感じていたことの中に人間の生存戦略がある、つまりきちんとした理由がある、ということ。 つまりそれは「ウソではなかった! ちゃんと理由があった!」と言うことではないでしょうか? 竹内久美子先生!

世の中、ウソばっかり!

世の中、ウソばっかり!

竹内久美子

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喜久雄と俊介。父半四郎からの襲名を受けられず、喜久雄との役者としての格差を埋めることもできないまま出奔した俊介。喜久雄の恋人、春江を伴い放浪の旅に出る。襲名披露で倒れ、帰らぬ人となった半四郎。「親無しは首のないのと同じ」の通り、復帰した俊介と入れ替わるように歌舞伎界で辛酸を舐めた喜久雄。プライベートを暴かれスキャンダルと騒がれる中、芝居の世界に更に没頭していく。 糖尿病で右足切断の後、舞台に立つも絶命した俊介。人生全てを捧げた喜久雄は狂おしいばかりの歌舞伎役者。 凄まじい人生を生き抜く喜久雄にとって、ただ舞台での恍惚感だけが生きがいとなっている。 舞台の上から歴代の役者から見られているような神々しい瞬間が堪らなく愛おしく感じられる…。 人間国宝となるような人は、皆、同じような神々しさを感じながら生きているのかもしれない。 .

国宝 上 青春篇

国宝 上 青春篇

吉田修一

本棚登録:220

風早の街に50年の歴史を持つ星野百貨店。そのステンドグラスに描かれている白い猫が、本物の猫になり、それを見た人の願いを叶えてくれると言う。 コンシェルジュとして赴任してきた芹沢結子が絡む不思議で心暖まるストーリーが次々と展開されていく…。

百貨の魔法

百貨の魔法

村山早紀

本棚登録:0