作品紹介・あらすじ
感想・レビュー (20件)
本屋さんのポップと、1ページ目でもう面白そうと思って買った。初めて辻村深月の本を読んだ。描写がなんでそんなにわかるのってくらいリアルで、全般を通して傲慢さも善良さも自分を見られているように感じた。おもしろすぎた。みんなに読んでほしいし、映画化してほしいくらい。
すごい。 人生のベスト10冊に最後まで残るだろう1冊だった。 数年ごとに読み返したくなると思う。 自分がもし作家だったら描いてみたい世界のひとつだった。 書けないけど。ていうか、どういう脳みそしてたらこんなん書けるん? 自分の世界で価値観が完結してるひとを傲慢と言うのは新鮮だった。
いやー刺さる部分多すぎ小説。自分が丁度マッチする年齢だから余計に刺さってしまった。 架が"傲慢"で真実が"善良"って意味かと思ったけれど全然違くて、善良だと思っていた人の中にも傲慢さが潜んでいるって分かった時、結婚にしても恋愛するにしても自分の中にも傲慢さは確かに存在するなって気付かされてハッとしてしまった。そしてそれは相手にも同じく言える事なんだって。現代の婚活事情って感じでやっぱり心理描写うますぎっ。さすが辻村さんで締めくくります。
ネタバレになるので細かい描写は控えますが、 傲慢と善良に悪意を絶妙にブレンドした内容でした。我々は傲慢と善良の塊で、人間とはなんとも自己中心的な生き物なんだなと思わずにはいられない。自分が他者を好きってどういう事なんだろう、、理想とは? いろいろ考えさせられた。
すっかり架と同じ考えてになってた。まさかの展開。 婚活のこと、親のこと、田舎の狭さのこと、人の尺度とかプライドとか、リアルで見事だった。 良いのよそんなに深く考えなくて、幸せになって!!
恋愛小説にしては、結婚について考えさせられる深い作品。婚活で知り合った二人が結婚について悩む。前半は、架が真実の過去を調べていくが、心理描写の解析がくどくて読むのが辛い。後半は真実が失踪して、いろんな経験をして自分を見つめ直す。最後は、二人はお互いを理解し合い結婚となる。いい作品。
面白い。自分の周りでも有りそうな話しで、いい事も悪い事も、『そうだよな』こんな人いる、こんなことあるある。ハッピーエンドでよかった。
2023.2.27読了 2023一冊目 みゆうにおすすめしてもらって読んだ本。 自分の価値をかいかぶっているってところとかぐさっとささった 自分も傲慢だと思う そしてそれを善良で覆い隠していて、むしろそれが足枷なのかも 最後はハッピーエンドなのはよかったけど 前半からの展開から失速した感じがして仙台のくだりは好みではなかった
自分に置き換えて、振り返って、あの時の嫌な自分を浄化させるがごとく読み進め、止まらない…という本でした。
圧倒的な恋愛小説 そんなフレーズを銘打って単行本として出版されたそうだ。 確かに結婚につながるまでの恋愛の過程を、様々な出来事を経て綴られたものだが、そこに浮き彫りにされるのは人間の心理の奥にあるもの。善良さと傲慢さとは背中合わせに人の中に混在することを丁寧に描き出している。 主人公の男性のほうは気のおける友人もたくさんいて、恋愛経験も多い。明るく屈託がない善良な人間である反面、どんな相手にも100%の評価を下せない中に、自信と傲慢さが見え隠れする。 女性のほうは、親や周りの人からすべて決められて育ち、自分から決断することができない。これまで失敗なく善きものに囲まれて育ったゆえに、知らず知らずに人にも同じ善きもの求める傲慢さが身についてしまっている。 そんな二人の恋愛過程の心理を丹念に掘り下げた名作。
2025年に読んでNo.1に刻まれた作品。 自分が今婚活をしてるってこともあっていろんな場面の言葉が苦しかった。出てくる登場人物全てが嫌いになりそうになったけど、人間の嫌な部分を隠さずぶつけていったらこういう出来事に繋がってくのかもしれない。 誰しも自分には格上と思われる人と結婚して自分の格を上げたいという傲慢な部分と、身の丈にあった生活をって表層は謳ってる善良な部分を持ってる。それが合う人と友達になったり結婚相手として繋がっていくんだろうけど、そんな上手くいかないんだよね。 終わった後に人間の嫌な部分を見せつけられような感覚になるけど自分の内面と向き合ってちゃんと言葉にする大切さを学べたと思う。
恋愛小説だけど、タイトルどおりの内容だった。今までの自分の発言や判断はどうだったのかなと考えさせられる。
今イチですかね。 恋愛小説でさからね。
面白かったようなそうでもなかったような。まあ面白かったかなぁ。もう少し展開が早く色々会ったほうが好きかも
葛藤に胸が痛い。正解は自分にしか出せないと信じたい。
恋愛もの。ある女を思い出した。

