山ちゃん
レビュー
垣谷美雨さんのエッセイ集。現代の世の中の疑問、不安、怒りなど、思ったことをいろいろ書いているが、賛同することもあるし、どうかなぁ?と思うこともある。やはり垣谷美雨さんは、エッセイよりも小説の方が面白い感じがする。
いまだ悪戦苦闘中
垣谷美雨
本棚登録:10人
なかなか読み応えのある作品。テレビドラマになる要素はある。最初は、登場人物が多く分かりづらかったが、関係性がわかれば読み進める。人物の過去と現在が入って来るので、切り替えて理解して読まないといけない。しかし、ラストに行くにつれて、どうなるのかとドキドキして、ミステリーとしては面白い。新人作家としては凄い。楽しみ。
一次元の挿し木
松下龍之介
本棚登録:233人
素晴らしい物語。親を選べない悲惨な環境で育った子供。親を恨み殺人を犯す。同じ境遇の同級生が蛍の舞う山奥で再会し、人生が変わる。生まれて来る子供には罪はないが、親の罪を背負って苦しみ生きていく人達。そういう境遇の人を助ける隆之、苦しみながら素直に育つ正道を素晴らしく思う。いろんなことを考えさせられる作品。
蛍たちの祈り
町田そのこ
本棚登録:86人
感動作品。辻村深月さんの作品は、どれも素晴らしい。母親と息子の愛情が素晴らしいし、二人の感情の描写、記述も凄く、読み易く引き込まれる。親子二人でいろんな場所に逃げて、逞しく生きていく。それぞれの土地の回りの人達も皆優しく、心温かい。人に助けを求めてもいいということも分かり、ラストは感動の再会。清々しい。
青空と逃げる
辻村深月
本棚登録:141人
被害者支援課村野が、交番勤務の警察官が殺害された事件に関係、その被害者家族を支援する。被害者の息子智樹は刑事であるが、捜査に参加出来ない為、村野と二人で秘密捜査を行う。五年前の交番襲撃事件に智樹の父親が関係していることが判明、面白くなる。最後、捜査一課の管理官重森が意外な役割をしていたことがわかり、感動。
影の守護者 警視庁犯罪被害者支援課5
堂場瞬一
本棚登録:0人
人は、どう生きて行くのか?壮大なテーマをわかりやすく書かれていて、大変参考になった。人の人生は「大河の一滴」と捉えた考え方から、無理をせずに好きなこと、興味あることをしながら気楽に生きていくという考え。「魂はやはり体に宿る、体が整うと心も整う」「人との対話が大事」「暗愁」という言葉などに感動させられた。
大河の一滴 最終章
五木寛之
本棚登録:1人
今野敏さんの刑事物の作品。安心して読めるし、警察の内部の関係がわかって面白い。東京湾臨海署強行班係の安積係長と暴力班係の真島係長、交通隊の速水係長が連携して暴力事件を解決し、市民の安全を守る。警察官のあるべき姿、姿勢を見せてくれる。野村署長も素晴らしい。
天狼 東京湾臨海署安積班
今野敏
本棚登録:27人
初めて真山仁さんの作品を読んだが、はっきり言ってガッカリの内容。結末はどうなるかと思いながら読んでいったが、残念な結末で、感動も何もなかった。登場人物は多すぎるし、読みにくい。日本の財政悪化に警鐘を鳴らそうと、将来を憂う意図はわかるが、ストーリーは非現実でサッパリだった。
オペレーションZ
真山仁
本棚登録:0人
サラサラと読み易い作品。家族とは何かを主題にした物語でいろいろ考えさせられる。受験生の十和は、受験を通して家族の絆を感じて行く。特にギクシャクした父親との関係、それを見守る母親の優しさ、読んで行くうちに謎が解ける。最後はハッピーな結末で爽やかな気持ちになる。友達の野口との関係もいい。
問題。 以下の文書を読んで、家族の幸せの形を答え
早見和真
本棚登録:68人
相変わらず知念実希人の作品は面白い。臓器の記憶という難しいテーマであったが、読み終わってみれば何の関係もなかった。ただ、鷹央が事件解決をしていくうちに話がややこしくなる。彰二と彰、竜一と竜次郎、名前が兄弟で似ていて、読んでいる時にどちらかわからなくなる。でもラストは鷹央の対応で上手く解決出来、良かった。
血脈のナイトメア 天久鷹央の事件カルテ
知念実希人
本棚登録:0人
三人の下宿人と管理人が家族的な共同生活をしているすみれ荘の物語。管理人の一悟の弟、芥が新しく入居者として入って来てから、各人のいろんな事実が判明する。恐ろしいことが次々に判明してストーリーとしては面白い。また兄弟の関係が徐々に繋がっていく感情の変化を上手く描写している。凪良ゆうさんは、人物描写が非常に上手い。
すみれ荘ファミリア
凪良ゆう/ゆうこ
本棚登録:0人
なかなかハードな作品。他の「凪良ゆう」さんの作風とはちょっと違う感じ。文章も激しいし、内容もメチャクチャでモラルも何もない。地球の滅亡の話で殺人も描かれていて、ここまで凄い状況になるのかと思う。でも、「凪良ゆう」さんらしく、家族愛、人類愛に溢れた内容で感動する。2つの家族が繋がるいい物語。
滅びの前のシャングリラ
凪良ゆう
本棚登録:0人
人はどう生きるか?何のために生まれて来たのか?どうやってこれからの未来を生きて行くのか?生きる為の様々なヒント、考え方が書かれた本。
あきらめる力
五木寛之
本棚登録:0人
なかなか面白い。三編に分かれているが、どれも現実の生活環境に耐えかねて病院に行き、心の声が聞こえる聴診器を充てられ診察を受け、処方箋を書いてもらい症状を治していく。現実ではあり得ないが、なかなか面白く書かれている。問題のある人達と絶縁することが最終的な解決策。垣谷美雨さんの作品は、どれも目の付け所が上手く面白い。
絶縁病棟
垣谷美雨
本棚登録:21人
素晴らしい感動作品。凪良ゆうさんの作品は、どの作品も爽やかな気持ちになる。登場人物は、どの人も優しいし、深い愛に溢れている。それぞれの人生を他人の言葉、噂などに惑わされることなく、いろいろ悩みながらも精一杯生きてる姿に感動する。作品の文章も爽やかだが奥が深い。非常に読み易く一気に読んでしまった。
星を編む
凪良ゆう
本棚登録:367人
最後は結末が曖昧になって、モヤモヤが残る。柿谷晶が支援課の刑事として、被害者家族の支援していくうちに過去の事件の真相が明らかになる。同じように加害者となり行方不明になった実兄のことも同時並行して描かれている。なかなか読み応えがあり、面白かった。
拒絶の理由 警視庁総合支援課4
堂場瞬一
本棚登録:0人
なかなか素晴らしい作品。非常に読み易いし、いろんなことを考えさせられる。人と人の繋がり、こういう関係もあるんだ。今まで読んだことのないような爽やかな感じにさせられる。春彦の死によって、野宮薫子と小野寺せつなの二人が徐々に寄り添って行くストーリー、心情が良く描かれている。題名がまたいい。
カフネ
阿部暁子
本棚登録:445人
人生について考えさせられる作品。独特の世界観で書かれているので面白い。「人は大河の一滴」、こういう風に人の一生を幅広い意味で考えれば、おおらかな気持ちになれる。
大河の一滴
五木寛之
本棚登録:0人
なかなか面白い作品。さすが東野圭吾。ラストで題名「秘密」の意味がわかる。スキーバス事故の被害者、加害者の関係も上手く描いている。夫「平介」と妻「直子」、娘「藻奈美」の家族関係が素晴らしい。妻と娘が入れ替わる設定が面白いし、入れ替わるごとの夫とのそれぞれの心情、思いやり、愛情が良くわかり感動する。
秘密
東野圭吾
本棚登録:470人
高齢者の運転免許証返納をテーマにして、高齢者事故を引き起こした父親とその息子、その家族の苦悩を描いた作品。父親武とその息子敏明の関係、敏明と妻香苗、その一人息子幹人の関係が描かれているが、最後は全員が不幸になる悲しく、考えさせられる。
翳りゆく午後
伊岡瞬
本棚登録:37人