愚里虎

34件のレビュー

レビュー

めちゃくちゃ面白かった。主人公の女のコもキャラがすごい立っているし、周りの友だちや振り回される生徒会の方や生徒会長もホントに好きでした。 地雷グリコや、自律じゃんけんなど、主人公が勝つとは分かっているものの、途中で「あれ?今回は負けるのか?」と冷や冷やしながらあっという間に読み進めることができたし、読み終わったあとのスッキリ感は半端なかったです。ぜひ!!ドラマ化?映画化希望です! 主演は浜辺美波ちゃんかな?

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地雷グリコ(1)

地雷グリコ(1)

青崎 有吾

かつて同僚の田淵さん(パートナー)を失った永峰さん。彼は『入れ替える』というコトダマ使い ここでは、世界で100種類のコトダマがあり、『軽い』『読む』『聞く』『燃やす』『化ける』『真似る』などがある。 三笠課長を筆頭にコトダマ使いで構成された警察組織「SWORD」手のひらサイズの物から話を聞くことができる『聞く』心のなかで通じあえる『伝える』息を止めてるときに鋼鉄のようになる『固くなる』などの面々、捕まえるべきは火を自由に扱える『燃やす』のホムラと、対象の重さを軽くする『軽い』の山田 しかし!大どんでん返しで、犯人は三笠課長で、しかも、能力は『真似る』真似るの能力は、相手を殺すことで相手のコトダマの能力を使えるというもの。「過去にイーサンという人が使っていた能力」 ※コトダマは、この世に100個のみ、コトダマ使いが死んだら(殺害も事故死も病死も自死も全て)この世のどこかで誰かがコトダマ使いとなる。 三笠はホムラであった、森嶋さんを殺害した。 永峰と三笠の戦いは続くのか、続かないのか。 感想としては、面白かったけど、いろいろなコトダマ使いが出てきて、事件ごとにSWORDの面々が戦う方がいいなとまんが的な感じで考えていました🤣 でも面白かった。

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バーニング・ダンサー

バーニング・ダンサー

阿津川 辰海

めちゃくちゃ面白かったです。 第22回このミス大賞受賞作品とのことで、借りて読みました。 実質3日で読み終わりました! 日本人は1人も出てこず、登場人物一覧にも難しいカタカナがたくさん表記されていて覚えきれるかなーと心配していたが、全くの杞憂でした。 物語の人物がまるで生き生きとしていて読みやすかった。 主人公セティはピラミッドの崩落事故で命を落とす。 死体にはナイフで刺されたあとや、下半身が潰されていた。 容疑者は現場にいた二人(ジェドともう一人?) 冥界の裁きを受けるセティ しかし、真実の神マアトから告げられたのは、セティには心臓の1部が欠けている!! 1部がないと、冥界の裁きすら受けられないため、冥界から3日限定で現世に復活する! みんなに驚かれながらも、事件を解いていくセティ そのときピラミッドで先王のミイラが石棺の中から忽然と消える消失事件が発生、、、 セティがラストにマアトに打ち明けた「クレタを愛していた」という真実、そして女性であったことは驚きました、、。 奴隷であるカリ 最後にいろいろとセティ、クレタに協力するところはとってもかっこよかったです。 間違いなく名作でした!!!

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ファラオの密室

ファラオの密室

白川 尚史

家族の再生と破壊について書かれた作品 お父さんは昔近所のお菓子屋の娘と不倫現場を母と子どもたちに目撃され、以来、家の中に居場所がないお父さん。 母は寺に多大な寄付金をする始末 兄はお金がないが、見栄っ張りで高い車を購入 そんな中、家族の再生を願ってた弟(主人公)の姉が結婚することに。その旦那は超インテリ!! そんな家族の倉庫の中に、東北の神社から盗まれた仏像が見つかった、、、ニュースで知ると、そこの住職は今夜の除夜の鐘までに仏像を返せば不問にすると発表! 車を確保し、東北までの大移動!! 途中でパンクにあうわ、謎の車におそわれるわ、住職には怒られるわ、、、 家族の再生と破壊の物語 なかなかに面白かった作品でした

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家族解散まで千キロメートル

家族解散まで千キロメートル

浅倉 秋成

めちゃめちゃおもしろかった!!! とゆうより、完璧に私好みの話でした! 主人公のネズミくんは、突然茶褐色色の大きな月が見えるようになり、「思い出女」とゆう怪異に襲われるようになる。思い出女は、昔から知ってるような気がすると思い出の中に必ず現れ、少しずつ思い出が最近のものになっていきます。 赤ちゃんのとき、幼稚園、小学校、中学校、、、昨日、今日、さっき!とさっきまできたら、襲われるという何とも気味悪い怪異(都市伝説)です。 思い出女から助けてもらったのが、唐木田探偵事務所 豊後さん、フランさん、バンチさん、ナギさん、アラマタさん、雪華さん、社長、などなどの面々。 怪異を人知れず滅殺する探偵たち。 それぞれ、個性があって、個人武器も様々、この小説で初めて「方天画戟」を知りました。三国志のヒーロー呂布が持っている武器。 みな、それぞれ探偵になった経緯や働く意味があり、いろいろな怪異と戦っていく物語。 花子さんに1人殺られたのはびっくりしましたが、Anotherの不思議な感覚は味わえました。 また続編を読みたくなる!そんなお話でした。 似鳥鶏さんも趣味全開の話と言っていたので、続編に乞うご期待です。 ありがとうございました。

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唐木田探偵社の物理的対応

唐木田探偵社の物理的対応

似鳥 鶏

マリ姉の真相を突き止めようとする「ユースケ」「サツキ」「ミナ」 途中で出てきた魔女や町長、病院の若先生、図書委員など、一癖も二癖もあるような登場人物 突如何者かによって殺害されたマリ姉、、、 その後、マリ姉によって残された六つの都市伝説、、、 1つ1つの都市伝説を解き明かして行く中で、マリ姉の死の真相に迫っていき、少しずつ見えてくる「なずての会」という一大組織、、、 実はなずての会は怪奇なモノ(闇のモノ)と戦う組織で、町長も悪者かと思いきや子供たちと街を守るとてつもなく良い人で、最期の最期まで子供たちを守ろうとしてくれていた。 魔女もなずての会を封じ込めようといろいろと動いていて、最後には闇のモノを倒すことができ、マリ姉の真相も解明されて、なかなかにどんでん返しもあり楽しめた作品だった。 『屍人荘の殺人』以降、今村さんの作品はどれも楽しく読ませてもらっていて、今回も違うテイストで楽しめました!!

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でぃすぺる

でぃすぺる

今村 昌弘

タイトル通り いくつかの章に分かれている。 昼休みに学校を抜け出して超こってりのラーメンを食べに行く話、 文化祭に向けて小説クラブが入稿するが、挿絵担当のアマリリス先輩が行方をくらます話、 マドンナへの告白を賭けて男子たちが消しゴムポーカーに興じる話、 占い部の部室の前で、たった一言つぶやいた者。その真意についてあぁでもないこーでもないと推理する話、 生徒指導森山が17年前に出くわした天文部で消えた女子高生の話 最後には全ての章に出ていた、名探偵マサ!(生徒会長であり、小説部部長であり、ラーメン友達の双子の妹の彼氏であり、ポーカーの元締め)が、いろいろ凄すぎる! ザーッと読めた心地いい作品でした。 ※最後の話しはなんとなく先が読めたけど。 ☆3つです!!!

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午後のチャイムが鳴るまでは

午後のチャイムが鳴るまでは

阿津川 辰海

めちゃめちゃ面白かった あるペンションに3つの連続殺人を解き明かすイベントに参加した、月島理生、永門学、そこにいたのは、亜土夢、夏野、新城、アッシュ、怜など。また支配人のMに雑用係の島田のかなえと篤くん。 時を同じくして警察の紗和と白井のもとに、血まみれの男が現れ「助けて」と言い残し倒れてしまう。 元心理カウンセラーで警察本庁勤めの久賀の提案で血まみれの男を催眠療法で記憶を蘇らせていく。 やがてペンションでホントの殺人が起きてしまう。 単なる謎解きかお思いきや、まさか!まさかの多重人学性乖離だとは!! そして、てっきり永門がもう一つの人格かと思いきや、人格なのはアッシュ、亜土夢、新庄たちの方!!! 最後には怜とナミ(行方不明の怜を捜してほしいと白井に依頼したキャバ嬢)までもか入れ替わっていた!!! もう一度改めて読むとなるほど!なるほど!と納得させられてしむう1冊でした!! お見事!!!☆3つです!!!

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ラザロの迷宮

ラザロの迷宮

神永 学

下北沢の3丁目にある踏切 幽霊目撃情報が相次ぐ踏切で亡くなった1人の女性 奥さんを早くに亡くした松田さんは、女性の友という婦人雑誌記者 そこに仕事の依頼が舞い込んだ。 それが心霊現象について。。。 踏切で目撃される白いもや 踏切で亡くなった女性を調べていくうちに見えてくる政治家の汚職!賄賂!売春! 大きな大どんでん返しや、ミステリはないものの、まぁ読めてよかったなという感じの話

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踏切の幽霊

踏切の幽霊

高野 和明

全体的にほっこりするお話が多かった。 観覧車があるテーマパークにこだわる先輩後輩、ファミレスにて繰り広げられる学級旗作成話から、メロンソーダを毎回頼む女の子への話 必ず始発に乗る女の人の理由など。 なかなかに面白かった!

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早朝始発の殺風景

早朝始発の殺風景

青崎 有吾

うーーーん、、。 ミステリかと思って読みふけっていたけれど、全然思っていた話と違う不思議なお話でした。 最後まで名前が出てこない「黒髪の乙女」と「先輩」の淡い恋物語を中心に動くコメディーらしく、乙女のことが好きな先輩はまっすぐで、積極的なんだか消極的なんだかわからない様子で、しどろもどろになりながらも最後にはデートにまでこぎつける。 途中で出てきた樋口さん(天狗)のキャラは面白かった。煙草をふかしながら、その場で浮くという樋口流空中飛行術、世の中全て上手くいく!と浮足立っていれば身につけられる技術は笑った🤣 乙女と李白のお酒勝負のシーンがあったけれど、あれだけ浴びるほど飲んでも酔わない乙女はすごいなと思った。 結婚披露宴の帰りに、1人で冒険しようと夜の街に出歩く気持ちは分からなくもない。 調べてるとアニメ化されているらしいので、1度見てみようかと思う。

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夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

森見 登美彦

とても読みやすく、1日で読破できた。 小学校で起きたプールに金魚事件を解いていく物語。 あるプール開きの日、プールに数十匹の金魚が投げ込まれている事件が発生した。 顧問で担任の先生から依頼された少年探偵団。 リーダーはイギリスからの留学生、合気道マスターの陸、体操習ってる運動神経抜群の女の子。 ついでにお願いされていた、地蔵様横倒し事件。 実は犯人はおとなしい女の子。 なぜこのような事件を起こしたのかというと、幼なじみのガキ大将が生まれたての迷える子猫が地蔵様の祠にいたのを可哀想に思ったガキ大将はフェンスを乗り越え子猫を救おうとする。 そのとき、フェンスで脇腹をケガしてしまう。 大人しい幼なじみは、プールが始まると、ガキ大将くんの脇腹に傷がアルことが校内でバレてしまい、いたずらしたと思われてしまう。 そこで、プールに入れなくする方法を思いつく。それが、プールに金魚を数十匹投げ込むということだった。 なかなか大胆な理由でしたが、まぁ、子どもと一緒に読みましょうみたいな触れ込みだったので、まぁ、こんなもんかなーと。 あの少年探偵団は、また違う作品でも読んでみたいなと思いました。

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放課後ミステリクラブ(1 金魚の泳ぐプール事件)

放課後ミステリクラブ(1 金魚の泳ぐプール事件)

知念実希人/Gurin.

2023年1番よかった作品 主人公のとうまくんは、幼少期脳の大きな手術をし、後遺症として、紙媒体のものを見ると目がチカチカするようになる。 (教科書や本はだめ、テストならいける) とうまくんのお母さんは小説の校正で、父親は宮内というミステリ界のカリスマ作家。 端正な顔と発送力で何人もの人と浮世を流していた。 お母さんもその1人 つまり、とうまくんのお母さんと宮内は不倫の末の子どもである。 ある日、母が事故で亡くなり、その2年後闘病生活の末、宮内が亡くなる。 葬儀にも顔を出さず、遺産もない状態。 そんなある日、兄と名乗る人から連絡がくる。 父親の幻の作品『世界で1番透き通った物語』を探してほしいとのこと。 昔、宮内と不倫関係にあった方々に話を聞きに行く中で、徐々に幻の作品に近づいていく。 最終的に宮内の妻に作品自体は燃やされてしまうが、彼が遺した最大のトリックは残ったまま、出版社に勤める凛子さんとともに、幻の作品を探すとうまくん。 その最大のトリックとは!!! すべての小説の文字数を左右対称にすることだった、、、。 とうまくんは目の後遺症で、コントラストがきつく出るようになり、目がチカチカするのは、次のページが見えてしまうからであった。 (封筒の中身もなんとなく分かるらしい) そのことを知っていた宮内は、とうまくんが読めるように、とうまくんのためだけに作品を1つ書き上げようとしていた😢😢😢😢 宮内さん、、全部知ってたんだね😢 知ってた上で、名乗りもせず、1000万の手術費も出し、後遺症も知ったうえで、最大のトリックを息子のとうまくんのためだけに使おうとしていた😢 原作は嫁に燃やされてしまったものの、そのアイデアをとうまくんが使い、『世界で1番透き通ったです』を完成させる。 実は私が読んでいたのは、とうまくんが書いたものだったのね。 そして、宮内さんのラストは『 』で締めくくられる。 ここには何が入るのか。 とうまくんの物語では、最後は後ろのページの『ありがとう』と重ねていた。 まぁ、おしゃれだこと。 お見事でした! まさに!電子書籍不可! あっぱれでした!!

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世界でいちばん透きとおった物語

世界でいちばん透きとおった物語

杉井 光

高史くんと来宮さんの2人が主な登場人物で、ある日、高文くんの従兄弟の姉まほ姉が亡くなる。 警察は事故だと断定。 どうしても事故だと思えない高文くんは独自に調査を行う。高文くんに恋心を抱く来宮さんは助手を宣言し、行動をともにする。 随所に来宮さんが犯人である描写が出てくる。動機は高文くんが好きだが、まほ姉がいると恋路の邪魔とのこと。 やがて、まほ姉がストーカーの相談を女子大生時代の友だちにしていたことが分かり、ストーカーの二重尾行をしていたのでは?との見解に行きつき、2人の二重尾行候補の友だちにたどり着くが、いずれも高文くんにアポをとり会える前に殺害されてしまう。 そこでも来宮さんが、犯人の描写があるが、実は犯人は途中で少しだけ登場する来宮さんのルームメイトのギコちゃんだった! ギコちゃんは、寡黙なシンガーで、ほとんど高文くんとやり取りする場面はないが、実はギコちゃんも熱狂的な高文くんファンで、激しい恋心を持っていたというオチ。 このオチはふつーに読んでるだけでは、読めなかった、、。 2日ほどで読み終えた読みやすい作品であった。

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恋する殺人者

恋する殺人者

倉知 淳

ほとんど1本グランプリのような大喜利作品。 道尾秀介さんのいいところではあるが、写真があって、1ページほどの文章が続く。 1ページ読み終わると、あとあお考えたらゾッとするものとあれば、ん?て疑問に残るものもある。 どちらかといえば、ん?の方が多かった印象。 たまに、写真は別だが、話が繋がってたりするものもある楽しさはある。 あまりおすすめはしないかも、、、。

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フォトミステリー -PHOTO・MYSTERY-

フォトミステリー -PHOTO・MYSTERY-

道尾 秀介

刀白げんやと呼ばれる推理作家の研究室に入り浸る天弓馬人(怖がり)ととうじょう愛(女子大生)が祖母からの手紙に書かれた怪異について、愛が天弓に伝え、怖がりながらも天弓がその怪異を解いていくというスタイル。 たくさんの怪異があり、1つ1つにしっかりとしたホラー要素はあるものの、全体的にあんまり楽しめなかった作品であった💦 作者の三津田さんの作品は初めてだったので、エピローグで、天弓と愛が後に結婚して、孫の俊一朗が主人公の死相探偵シリーズができるらしく、祖父の天弓が怖がりなことや、愛の祖母が降霊できて、のちの愛染様と呼ばれるなどのエピソードが描かれてあって、ずっと三津田先生のおっかけなら、楽しめるのではないか思う。

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歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

三津田 信三

ヨモツイクサ 知念さんとお話なので大いに期待していたのだが、とんだ期待はずれでした。 ヨモツイクサというのは、昔から代々ヨモツノモリで生きている化物蜘蛛であった。 そっち系かーーーい!とげんなりでした。 まぁ、読み終わりはしたけど、なーーんか、しっくりこなかった。 でも!ヨモツイクサの卵を人知れず体内に入れていたXの招待が主人公だったこと! そしてそれを明かすページが丸々1ページで大きく『おまえだよ』の1言にはしびれましたね! ☆1です

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ヨモツイクサ

ヨモツイクサ

知念 実希人

変な家 形式としては会話形式で進んで行くので、非常に読みやすい。 1日〜2日 で読み終わった作品である。 はじめは不動産の物件でおかしな点があるが、買うかどうかを迷っているというところから話が始まる。 おかしな点とは、見取り図の中でおかしな空間が見つかる。 そして、そのおかしな空間には、窓がなかったり、子供部屋から隔離されていたり、シャワー室が寝室の目の前にあるなど。 その一家では、人知れず殺人が行われる殺人家だった! 2階にいる殺人者(子ども)が、家に招かれた人を泊まらせるということで、お風呂に入れるタイミングで2階から通路を通って、隠し部屋へ。 そして人を殺し、見つからないように2階へ行き、処理をする。バラバラにする。 2階から、バラバラにした死体を1階へと落としていき、駐車場へと。 そして、その子どもは代々殺人を起こさないといけない家系であり、秘密へと迫っていく。 もっとホラー的な内容だと思っていたが、あんまり、、、って感じの話だったなと。 ☆1、☆2かなと。

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変な家

変な家

雨穴

出版社春川さんのお話。 彼女が担当するのは岩手県在住の女のコ。 すごい才能を持っているが、いまいち次回作のラストが決まりきらずにいたため、古田編集長とともに岩手県へ。 旅館を営む小説家、父親は心臓を患う、母親は旅館を切り盛りする 兄は、、、 実は死んでいた! 台湾の宗教で、死後1年以内なら死者を1週間だけ蘇らせることができる。 ただし!1週間後にはまた灰に戻ってしまう。 兄が突然死した悲しみを何とかしたいと母親が兄を蘇らせた。そして、冥婚(死者と結婚したものはそのまま死を迎え永遠にいられる)で春川が選ばれた。春川自身も不倫相手の作家を殺害したばかりで幼少期に両親に優しくされなかった悲しみから、その冥婚を受け入れることに、、。 冒頭シーンでいきなり殺害シーンが出てきたが、そこから全く触れられることなく話は進み、最後につながるとゆうお話。 、、、。父親が急に元気になったり、いきなり兄が死んでいたことが露呈されたり、ちょっと途中から回収に急いだ感じがありました。 でも、4日で読み終わったので面白かったです。

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スカーレット・レター

スカーレット・レター

五十嵐 貴久

私雨邸と呼ばれる館に集まった人々。 雨目石きょうすけ、サクラ、三兄弟。その祖父、お世話役の石塚さん、料理人恋田、カメラマンの牧、トレッキング中の怪我で運ばれる水野さん、自殺志願者の田中さん、ミステリ研究会の一条さんに、二宮くん。 物語は11人の視点で紡がれていく。 探偵がいないまま、それぞれの視点を読み取っていくと犯人とトリックが分かっていくとゆう斬新さはとても面白かった。 また、犯人が以外にも牧さんで、動機や、ラストに殺害される感じも面白かった。 3日〜4日で読み終えることができた秀逸な作品でした。

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私雨邸の殺人に関する各人の視点

私雨邸の殺人に関する各人の視点

渡辺 優