作品紹介・あらすじ
実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」理由は不明だが、父が神社から持ってきてし...
感想・レビュー (3件)
家族の再生と破壊について書かれた作品 お父さんは昔近所のお菓子屋の娘と不倫現場を母と子どもたちに目撃され、以来、家の中に居場所がないお父さん。 母は寺に多大な寄付金をする始末 兄はお金がないが、見栄っ張りで高い車を購入 そんな中、家族の再生を願ってた弟(主人公)の姉が結婚することに。その旦那は超インテリ!! そんな家族の倉庫の中に、東北の神社から盗まれた仏像が見つかった、、、ニュースで知ると、そこの住職は今夜の除夜の鐘までに仏像を返せば不問にすると発表! 車を確保し、東北までの大移動!! 途中でパンクにあうわ、謎の車におそわれるわ、住職には怒られるわ、、、 家族の再生と破壊の物語 なかなかに面白かった作品でした