午後のチャイムが鳴るまでは

午後のチャイムが鳴るまでは

阿津川辰海
実業之日本社 (2023年9月21日発売)
ISBN:9784408538440
本棚登録:32

作品紹介・あらすじ

こいつら、最高すぎる……! 昼休みの“完全犯罪”にご用心!? 本格ミステリ大賞受賞作家の最高到達点! 九十九ヶ丘高校のある日の昼休み、2年の男子ふたりが体育館裏のフェンスに空いた穴から密かに学校を脱け出した。タイムリミットは65分、奴らのミッションは達成なるか(第1話「RUN! ラーメン RUN!」)。文化祭で販売する部誌の校了に追いつめられた文芸部員たち。肝心の表紙イラストレーターが行方不明に...

感想・レビュー (2件)

そこまで面白くはない

タイトル通り いくつかの章に分かれている。 昼休みに学校を抜け出して超こってりのラーメンを食べに行く話、 文化祭に向けて小説クラブが入稿するが、挿絵担当のアマリリス先輩が行方をくらます話、 マドンナへの告白を賭けて男子たちが消しゴムポーカーに興じる話、 占い部の部室の前で、たった一言つぶやいた者。その真意についてあぁでもないこーでもないと推理する話、 生徒指導森山が17年前に出くわした天文部で消えた女子高生の話 最後には全ての章に出ていた、名探偵マサ!(生徒会長であり、小説部部長であり、ラーメン友達の双子の妹の彼氏であり、ポーカーの元締め)が、いろいろ凄すぎる! ザーッと読めた心地いい作品でした。 ※最後の話しはなんとなく先が読めたけど。 ☆3つです!!!

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