
レビュー (8件)
一目惚れした後輩を金魚のフンのごとく追う俗な学生と、そんな想いには無頓着、酒にめっぽう強い黒髪ぱっつんのフシギちゃん。この二人が京都の街で青春を謳歌(?)する物語。二人をとりまく連中のキャラがまた濃い。年中浴衣姿で天狗を自称する樋口氏、ただ酒大好きおやじ殺しの羽貫女史、偽電気ブランを愛する底抜けな酒飲み、一方では非道な金貸し李白翁、古本市の神様と称する少年などなど。四章で構成されているのだけれど、第三章の学園祭の偏屈王が気にいった。読み終えて、俗学生に「ハッピーエンドで良かったね!」と声をかけたい。
うーーーん、、。 ミステリかと思って読みふけっていたけれど、全然思っていた話と違う不思議なお話でした。 最後まで名前が出てこない「黒髪の乙女」と「先輩」の淡い恋物語を中心に動くコメディーらしく、乙女のことが好きな先輩はまっすぐで、積極的なんだか消極的なんだかわからない様子で、しどろもどろになりながらも最後にはデートにまでこぎつける。 途中で出てきた樋口さん(天狗)のキャラは面白かった。煙草をふかしながら、その場で浮くという樋口流空中飛行術、世の中全て上手くいく!と浮足立っていれば身につけられる技術は笑った🤣 乙女と李白のお酒勝負のシーンがあったけれど、あれだけ浴びるほど飲んでも酔わない乙女はすごいなと思った。 結婚披露宴の帰りに、1人で冒険しようと夜の街に出歩く気持ちは分からなくもない。 調べてるとアニメ化されているらしいので、1度見てみようかと思う。
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とてもキラキラしてふわふわしている 女の子の夢を男性が描いた小説という感じ 完全にお伽話なので、細かい感情描写は無し 深く考えずに読めるので 現実に疲れたサラリーマン・OLに読んで欲しい 主人公の女の子に、やや男の夢つまり気味