夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦
KADOKAWA (2008年12月1日発売)
ISBN:9784043878024
本棚登録:520

作品紹介・あらすじ

黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位、恋愛ファンタジーの大傑作!

感想・レビュー (8件)

とてもキラキラしてふわふわしている 女の子の夢を男性が描いた小説という感じ 完全にお伽話なので、細かい感情描写は無し 深く考えずに読めるので 現実に疲れたサラリーマン・OLに読んで欲しい 主人公の女の子に、やや男の夢つまり気味

全く面白いと思えなかった。直木賞?

アニメ映画の記憶はあまりないぐらいに印象が薄かったのに小説となると森見登美彦節の言葉づかい目白押しで読んでてとても楽しかった

一目惚れした後輩を金魚のフンのごとく追う俗な学生と、そんな想いには無頓着、酒にめっぽう強い黒髪ぱっつんのフシギちゃん。この二人が京都の街で青春を謳歌(?)する物語。二人をとりまく連中のキャラがまた濃い。年中浴衣姿で天狗を自称する樋口氏、ただ酒大好きおやじ殺しの羽貫女史、偽電気ブランを愛する底抜けな酒飲み、一方では非道な金貸し李白翁、古本市の神様と称する少年などなど。四章で構成されているのだけれど、第三章の学園祭の偏屈王が気にいった。読み終えて、俗学生に「ハッピーエンドで良かったね!」と声をかけたい。

第二章の「深海魚たち」は、森見さんのエッセイに書かれていた古本市の思い出に似ていた。あの苦い思い出を素敵なファンタジーに昇華させたのだなと思った。

うーーーん、、。 ミステリかと思って読みふけっていたけれど、全然思っていた話と違う不思議なお話でした。 最後まで名前が出てこない「黒髪の乙女」と「先輩」の淡い恋物語を中心に動くコメディーらしく、乙女のことが好きな先輩はまっすぐで、積極的なんだか消極的なんだかわからない様子で、しどろもどろになりながらも最後にはデートにまでこぎつける。 途中で出てきた樋口さん(天狗)のキャラは面白かった。煙草をふかしながら、その場で浮くという樋口流空中飛行術、世の中全て上手くいく!と浮足立っていれば身につけられる技術は笑った🤣 乙女と李白のお酒勝負のシーンがあったけれど、あれだけ浴びるほど飲んでも酔わない乙女はすごいなと思った。 結婚披露宴の帰りに、1人で冒険しようと夜の街に出歩く気持ちは分からなくもない。 調べてるとアニメ化されているらしいので、1度見てみようかと思う。

ネタバレを読む

2/9読み始め 途中で放棄。 図書館から借りたのがすごく汚かったので、読む気になれず、、 口コミはよかったし、気になるところ。 またいつな借りてみようかな。

大人版はれときどきぶた