早朝始発の殺風景

早朝始発の殺風景

青崎 有吾
集英社 (2022年1月20日発売)
ISBN:9784087443394
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作品紹介・あらすじ

青春は気まずさでできた密室だーー。 今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。 始発の電車で、放課後のファミレスで、観覧車のゴンドラの中で。不器用な高校生たちの関係が、小さな謎と会話を通じて、少しずつ変わってゆくーー。 ワンシチュエーション(場面転換なし)&リアルタイム進行でまっすぐあなたにお届けする、五つの“青春密室劇"。書き下ろしエピローグ付き。 「早朝始発の殺風景」 早朝始発の列車...

感想・レビュー (4件)

独立した5編から成る短編小説ですが、とても読みやすかったです。 どの話も良かったのですが、特に好きなのは以下の2編です。 『早朝始発の殺風景』 『メロンソーダ・ファクトリー』 解説で中高生にも人気とありますが、納得のいく爽やかな一冊です。

青崎有吾さんの作品は、個人的に少し読みづらい印象を持っていたのですが、その思いを払拭してくれる1冊でした♪♪ 自分の高校時代を思い出しながら読み進めました。青春の爽やかさの中に謎解きもあり、面白かったです(*^_^*) 特に、お気に入りは *早朝始発の殺風景 *三月四日、午後二時半の密室 実写化されているようなので、Huluで早速観ようと思います! #ナツイチ2024

全体的にほっこりするお話が多かった。 観覧車があるテーマパークにこだわる先輩後輩、ファミレスにて繰り広げられる学級旗作成話から、メロンソーダを毎回頼む女の子への話 必ず始発に乗る女の人の理由など。 なかなかに面白かった!

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一番最後の短編が良かった