ファラオの密室

ファラオの密室

白川尚史
宝島社 (2024年1月9日発売)
ISBN:9784299049315
本棚登録:92

作品紹介・あらすじ

第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作! 紀元前1300年代後半、古代エジプト。 死んでミイラにされた神官のセティは、心臓に欠けがあるため冥界の審判を受けることができない。 欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻ったが、期限は3日。 ミイラのセティは、自分が死んだ事件の捜査を進めるなかで、やがてもうひとつの大きな謎に直面する。 棺に収められた先王のミイラが、密室状態であるピラミッ...

感想・レビュー (5件)

個人的にファンタジーとミステリーが一緒になっている作品には違和感を覚えてしまいます。 もはやトリックとかではなくないか…?と思ってしまいます。 でも、物語としては読みやすくて面白かったです。 ツタンカーメンやそのお父さんのこと、さらに、その頃の暮らしや宗教感などを知れたのがよかったです。

古代エジプトもの。アガサ・クリスティの作品を思い出すが、全く別物。

めちゃくちゃ面白かったです。 第22回このミス大賞受賞作品とのことで、借りて読みました。 実質3日で読み終わりました! 日本人は1人も出てこず、登場人物一覧にも難しいカタカナがたくさん表記されていて覚えきれるかなーと心配していたが、全くの杞憂でした。 物語の人物がまるで生き生きとしていて読みやすかった。 主人公セティはピラミッドの崩落事故で命を落とす。 死体にはナイフで刺されたあとや、下半身が潰されていた。 容疑者は現場にいた二人(ジェドともう一人?) 冥界の裁きを受けるセティ しかし、真実の神マアトから告げられたのは、セティには心臓の1部が欠けている!! 1部がないと、冥界の裁きすら受けられないため、冥界から3日限定で現世に復活する! みんなに驚かれながらも、事件を解いていくセティ そのときピラミッドで先王のミイラが石棺の中から忽然と消える消失事件が発生、、、 セティがラストにマアトに打ち明けた「クレタを愛していた」という真実、そして女性であったことは驚きました、、。 奴隷であるカリ 最後にいろいろとセティ、クレタに協力するところはとってもかっこよかったです。 間違いなく名作でした!!!

読んだことのないエジプトが舞台の話。 信仰の考え方が独特でなじめなかったが、受け入れた。まぁまぁ