唐木田探偵社の物理的対応

唐木田探偵社の物理的対応

似鳥鶏
KADOKAWA (2023年10月20日発売)
ISBN:9784041140215
本棚登録:15

作品紹介・あらすじ

都市伝説が実体を持ち、人に危害を加えるようになった”新種の怪異”。 その存在は政府によって極秘として取り扱われ、“偽の月”を見ることができるごく一部の人間たちだけが認知できる。 国内の被害者が急速に増加する中、怪異に立ち向かう方法はたったひとつーー物理攻撃だった。 怪異駆除の専門業者・唐木田探偵社新入社員の〈ネズミ〉は、入社早々、同僚たちからあらゆる戦闘方法を叩き込まれ、実戦に駆り出される。 最...

感想・レビュー (1件)

めちゃめちゃおもしろかった!!! とゆうより、完璧に私好みの話でした! 主人公のネズミくんは、突然茶褐色色の大きな月が見えるようになり、「思い出女」とゆう怪異に襲われるようになる。思い出女は、昔から知ってるような気がすると思い出の中に必ず現れ、少しずつ思い出が最近のものになっていきます。 赤ちゃんのとき、幼稚園、小学校、中学校、、、昨日、今日、さっき!とさっきまできたら、襲われるという何とも気味悪い怪異(都市伝説)です。 思い出女から助けてもらったのが、唐木田探偵事務所 豊後さん、フランさん、バンチさん、ナギさん、アラマタさん、雪華さん、社長、などなどの面々。 怪異を人知れず滅殺する探偵たち。 それぞれ、個性があって、個人武器も様々、この小説で初めて「方天画戟」を知りました。三国志のヒーロー呂布が持っている武器。 みな、それぞれ探偵になった経緯や働く意味があり、いろいろな怪異と戦っていく物語。 花子さんに1人殺られたのはびっくりしましたが、Anotherの不思議な感覚は味わえました。 また続編を読みたくなる!そんなお話でした。 似鳥鶏さんも趣味全開の話と言っていたので、続編に乞うご期待です。 ありがとうございました。