歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理

三津田信三
KADOKAWA (2023年5月26日発売)
ISBN:9784041124123
本棚登録:18

作品紹介・あらすじ

瀬戸内にある波鳥町。その町にある、かつて亡者道と呼ばれた海沿いの道では、日の暮れかけた逢魔が時に、ふらふらと歩く亡者が目撃されたという。かつて体験した「亡者」についての忌まわしい出来事について話すため、大学生の瞳星愛は、刀城言耶という作家が講師を務める「怪異民俗学研究室」、通称「怪民研」を訪ねた。言耶は不在で、留守を任されている天弓馬人という若い作家にその話をすることに。こんな研究室に在籍していな...

感想・レビュー (2件)

西尾維新+ホラーが好きな人は好きそう ただシリーズ物のスピンオフらしいので注意

刀白げんやと呼ばれる推理作家の研究室に入り浸る天弓馬人(怖がり)ととうじょう愛(女子大生)が祖母からの手紙に書かれた怪異について、愛が天弓に伝え、怖がりながらも天弓がその怪異を解いていくというスタイル。 たくさんの怪異があり、1つ1つにしっかりとしたホラー要素はあるものの、全体的にあんまり楽しめなかった作品であった💦 作者の三津田さんの作品は初めてだったので、エピローグで、天弓と愛が後に結婚して、孫の俊一朗が主人公の死相探偵シリーズができるらしく、祖父の天弓が怖がりなことや、愛の祖母が降霊できて、のちの愛染様と呼ばれるなどのエピソードが描かれてあって、ずっと三津田先生のおっかけなら、楽しめるのではないか思う。

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