汝、星のごとく

汝、星のごとく

凪良ゆう
講談社 (2022年8月4日発売)
ISBN:9784065281499
本棚登録:768

作品紹介・あらすじ

☆2023年本屋大賞受賞作☆ 【第168回直木賞候補作】 【第44回吉川英治文学新人賞候補作】 【2022王様のブランチBOOK大賞】 【キノベス!2023 第1位】 【第10回高校生直木賞候補作】 【ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 第3位】 【今月の絶対はずさない! プラチナ本 選出(「ダ・ヴィンチ」12月号)】 【第2回 本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞 ノミネート】...

感想・レビュー (20件)

櫂と、暁美の絆に、涙😢北原先生の、心の広さも凄い。忘れられない一冊になりました。

島育ちの暁海と転校生の櫂。ともに心に孤独と欠落を持つ2人。生きることの自由さと不自由さ。私は愛する男のために人生を誤りたい。

切なさと同時に強さも感じる。私たちは分かり合えない、しかし、「分かり合えない」ことを「分かって」いたら絶望しない。そして、一瞬でも「分かり会えたら」そこに一抹の希望や生きる喜びがあるはず、という作者のテーマが感じられた。

自分を守ろうとする親か、荷物にしかならない親か。こどもは親を選べない。そして、生まれながらのその運を背負うか切り離すか。私だったらどうだっただろう。背負おうと頑張るが、糸が切れて離れることになりそうだ。その糸がまた繋がる日は来るかもしれないが。私は強くないから。繊細だから。 強さは弱さを知って、その体験を重ねて出るものなんだね。覚悟とはそういうこと。 とても、よかった!

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ふむ。良い小説だった。一気に読んでしまった。自分が娯楽として消費されていく感、でもそこから逃げられないと思う気持ちってわかるなー。そして最もなりたくないと思っている人間に似てくることも。

素晴らしい愛情物語。しかし、普通の愛情溢れた物語ではなく、もっと深い、互いの人生をかけた壮大な物語。人生とは何か、どう生きていくのか、他人に振り回されることなく、信じる道を強く逞しく生きていく力強さを感じる。物悲しく泣ける恋愛ドラマ。北原先生も素晴らしい。

プロローグから面白くて、続きが早く読みたくなる本 辛い少年時代を過ごした2人が、大人になっても幸せな時は短くて、切ない物語だった 映画化されるので、とても楽しみ

とても読みやすくて3日間で一気見した 涙が止まらない いろんなことがあるけど暖かい気持ちになれる本

貴之のポイントで購入

高評価な作品やけど私にはいまいち 星を編むの文庫本がでたらみてみようかな

汝、星のごとく。青埜櫂。 刺繍作家、井上曉海。 瀬戸内海の島で、出会い、恋をする。 いろんな愛の形。北原先生、達観している、と思ったのはそういう過去があったからかあ。自立しているのって、自分の基盤になるから、大事だと思うよね。

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非常に美しい。著者の凪良先生の作品は、登場人物それぞれの人間らしくて生々しい凪のような心情変化に巧みに起承転結を伴わせ、最後には清々しい気分にして終わらせてくれる。感情移入させるのに非常に卓越している文章構成で、主人公の井上暁美と青埜櫂の状況的な苦しさや心情の移り変わりに比例して、気分が鬱々しくなり不快感やむかむかまで感じるほどの技巧さである。2人が再び巡り合うまでのまったく別々の人生歩む期間にも、それぞれの喜怒哀楽を伴う人生があり、それにより影響される人生観があり、すべての経験を経て今があり今の考えになれるのだと思った。世間が"異常"と判断することはたくさんあるが、当人が自分や想う相手のためを思って決断したことを他人は評価できないし、その評価には何の意味も持たない。

泣けるラブストーリー

初恋の話 甘酸っぱい話だけでは終わらない

すれ違いなのか、真面目すぎる二人さん人四人なのか、相棒の死は私にはつらすぎた。怖すぎる

全く知識がなく続編の「星を編む」から読んでしまったのでその後の話は知っていたにも関わらず、若かりし頃の櫂と暁海がこんなにも苦しみや悲しみ又フレッシュな青春があった 「汝星のごとく」はこの二人の話が軸になり、「星を編む」はこの二人を取り巻く外野だった人達の其々の話 この2部構想で其々の人生が描かれていて面白い 才能があっても苦労が多い櫂、皆が幸せなことばかりではないけどこれは現実でもそう でもそれぞれ納得して前に進んで行く姿に元気を貰った

途中までは登場人物の繊細の心の変化に同調して続きが気になり夢中で読んだ。結末に向かうまでは、これ見よがしに切なさを盛ってきて、ちょっと胡散臭いというか、わざとらしさが出てきちゃったような気がするなあ、まあ、おもしろかった。

瀬戸内海の島に住む高校生男女の話。酒や男に溺れる母親に振り回されながらも捨てきれない二人。面白い小説で一気に読んだ

面白かった。 Nのためにからミステリー要素を排除して、恋愛に特化させたような。 所々いまいち納得できない箇所はあった。 別れを伝えてから、相手のメールに一切返事をせず、何年も過ぎても実は好きとか。 それを考慮しても面白い。2度読みしたい。

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