ヴォンカ
2025年8月26日
生きていく上での最良の武器は、理屈でも腕力でもない、ユーモアだ。 どれほど多くの知識を詰め込んでも、自分の頭で考え、自分の足で歩かなければ、すべては空虚な借り物でしかない。 私はただの物知りになりたいのか? 読むのはよい、けれど読み終えたら、次は歩き出す時間だ。 何も変わらない、と嘆くだけの無気力な見物人になるでない、君自身が旅を続けなさい、メロスが最後まで走り続けたように。 自分を信じなくてどうする。どんなことでもいい、少しでも自分の足で踏み出してみよう。選択肢などないという言葉は、ただの思い込みところか、言い訳でしかなかった。選ぼうと思えば道はいくらでも四方に広がっている。選ぶか流されるか、それだけの問題。言葉は力となり、また自分で歩みだすことを決めよう。 最後の盛り上がりには少し欠けたが、今の自分に必要な言葉がたくさんあったし、気づかされた言葉もあった。
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本を守ろうとする猫の話
夏川 草介
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