作品紹介・あらすじ
この世はすべて、世界に媚びるための祭り。
性格のない人間・如月空子。
彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。
空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。
ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。
当初はペットに過ぎない存在だった...
感想・レビュー (4件)
途中性の生々しい表現が出てくるしその場面も多く、気持ち悪くなってやめたくなった。 人はいろんな顔、相手や環境によって順応しようとキャラが変わる、それを意識して使い分けするなんて考えたこともなかった。あからさまな男尊女卑や性に対する考え方にもショック。 後半また展開があり惹き付けられ、下巻の続きが気になる。
恐ろしい
面白い小説だけれど異常な世界だなー