本を守ろうとする猫の話

本を守ろうとする猫の話

夏川 草介
読者数: 82
発売日: 2022/9/5
出版社: 小学館
ISBN: 9784094066845

レビュー (3件)

作者の本としては個人的に予想外の内容だった。本がテーマになっているので数々の著書が登場する。ベストセラーや流行の本もいいけど、今も尚読み継がれ残る古著書がどんなことを残しているのか、興味が湧き改めて読んでみたいなとも感じた。

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生きていく上での最良の武器は、理屈でも腕力でもない、ユーモアだ。 どれほど多くの知識を詰め込んでも、自分の頭で考え、自分の足で歩かなければ、すべては空虚な借り物でしかない。 私はただの物知りになりたいのか? 読むのはよい、けれど読み終えたら、次は歩き出す時間だ。 何も変わらない、と嘆くだけの無気力な見物人になるでない、君自身が旅を続けなさい、メロスが最後まで走り続けたように。 自分を信じなくてどうする。どんなことでもいい、少しでも自分の足で踏み出してみよう。選択肢などないという言葉は、ただの思い込みところか、言い訳でしかなかった。選ぼうと思えば道はいくらでも四方に広がっている。選ぶか流されるか、それだけの問題。言葉は力となり、また自分で歩みだすことを決めよう。 最後の盛り上がりには少し欠けたが、今の自分に必要な言葉がたくさんあったし、気づかされた言葉もあった。

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本は人間にどんな影響を与えてくれるのか書かれていて、本好きにはたまらない本でした! 迷宮では林太郎が自分の理想を語っているのがすごくかっこよかったし、柚木との関係もキュンキュンして良かったです!何度でも読みたい本。

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