Nのために

Nのために

湊かなえ
双葉社
ISBN:9784575517040
本棚登録:384

作品紹介・あらすじ

超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか?それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか?切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。

感想・レビュー (4件)

やっぱり 湊さんは暗い。わけわからん🤔

自分のものだから、自分だけが傷つけられる?大事にしない愛なんてあるのか?傷つけられても愛しているから許せる?それでも離れられないのは依存。それを愛というなら愛の裏側、愛の悪い側面。いちばんあってはならない愛の表現。

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ぞくぞくした感動が続く、愛の話、、、なのか? 「壊れた人間の手助けも、もうたくさん」 「みんな、一番大切な人が一番傷つかない方法を考えた」 「彼は優しいから、失敗するとものすごく気にすると思う」 前の台詞を読んで、次の台詞に移って、みんなの少しずつのすれ違いが、思い込みが、相手のためを思って言った言葉、あげた物、置いた物、出した音、受けとった側の気持ちって本当にわからないけど、でもこうやって丸く収まることもある。その気持ちを、行動を「わたし、きらいだもん」って相手に言える?言えない。心のなかにグッと押し込んで笑顔でありがとうと言うよね。嘘をつくよね。嘘って便利

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複雑に絡み合った人間関係、誰かのためについた嘘 呼んでいる間中ずっとモヤモヤしてた