六人の嘘つきな大学生

六人の嘘つきな大学生

浅倉秋成
KADOKAWA (2021年3月2日発売)
ISBN:9784041098790
本棚登録:502

作品紹介・あらすじ

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感想・レビュー (20件)

最後の最後まで気が抜けなかった。 ネガポジが一気にひっくり返る最終盤はお見事。 それにしても、就活のときのあの変な精神状態は何だったのか、と改めて思う。 リアルな就活を体験したあとにこそ、是非読んでほしいミステリである。

途中、だまされた。てっきり、犯人はあの方だと。

よくできた内容だった。就活の経験がないんだけど、会社側も学生側も自分を良く見せようと嘘で固める。それを見抜けるか…。久我くんが犯人って分かってからの蔦さんの挽回振りがよかった。あと、それぞれの親友達へのインタビューからの、本人の素顔が分かる場面も。途中ちょっとダレ感があったけど、面白かった!

就活をテーマにした究極の心理戦で最後の最後までわからない展開に読む手が止まらなかった☺️集団面接とかグループディスカッションはやったことないけど、こういう雰囲気で進められていくんだなという勉強にもなった。11/22(金)に映画も公開されるのでそれもすごく楽しみ😆

最後まで犯人わからなかった結局みんな優秀な良い人たちだったのにね。。特殊な環境に翻弄されることって、実は人生の中でよくある気がする。

就活の時読んでたらこんな思いをしてたのは自分だけじゃなかったんだと思えた。思い込みで読み進めてたところをうまくつかれた。面白かった

面白かった! 私も就活のとき、黒染めして髪結んで覚えたこと話してってしてて、本当偽ってるわーって思ってた。 人はあの短時間でその人のこと分かるわけないし、分かったような気になってその人を評価すべきじゃない。 推理あり、いろいろ考えさせられることあり、面白かった!

面白かった。先が読めぬ展開に引き込まれ、作者の掌で転がされ、そして騙された。笑 就活の最終面接という緊張感漂う設定や就活生のリアルな感情描写、伏線のはり方にも感服。 人間には様々な面があり、他人の本質など誰にも分からない。だからこそ面白い。

チョー面白い🤣🤣🤣🤣🤣 ただの漫画みたいな本かなあーって思ってたら、人間の本質に迫る本。誰もが持ってる感情 人間の嫌な面満載。でもそれだけでない最終章。久しぶりに良い本に出会った

6人の関係性が良好に見えていたからこそ、その人の本心や裏側が見えてきて印象がガラッと変わる人間性を疑ってしまうが、理解できる心理戦だった。 結局、犯人はいるが、みんなちゃんとした理由がある。一見マイナスと思える人の側面も理由を知ればまた違った面が見えてくる、伏線が良い意味で回収されるのが良かった。

嘘とは… 面白く、一気読み必至 結局、皆好い人?

面白かった。就活ってしたことないけど、人生の、最初の頃なのにここが全てのような時間。それを今までの人生で判断される。だから嘘もつくし、その今までの短い人生でも人には知られたくないこともある。その色々な事件も一変からみると悪いことかもしれないけど多方面からみると悪いとは言いきれないこともあって。 就活が終わってもどうにか仕事はして生きていくし、希望の仕事についたとしてもつけなかったとしても。時間が経ったから考えられることとかもあって。それが最後の事件の解決に繋がって面白かった。

最後まで楽しかった、あの人だと思ったのに騙された

Xで話題だったので読んだ なるほど、風呂敷が見事に畳まれていく様はいっそ爽快感すらある 全ての就活生に幸あれ!

聞き手が誰か分からない構造がすごく好きです

最後まで展開が二転三転するのと登場人物それぞれの視点で物語が進行していくのが今どきだと思った

就活の異常さとか、胡散臭さとかはよく伝わってきました。作者自身がそう思われているのでしょうか?その点にはとても共感できました。 展開が早く二転三転するし、あらすじ的には一気読みしそうな感じではあるのですが、、、なぜかページを捲る手が度々とまってしまい、何日も日を跨いでの読了となりました。 個人的な印象なのですが、読みやすい方だと思うし、斜め読みしても頭には入ってくるのですが、、、イマイチ物語に没頭できませんでした。物語を愉しむための文章というよりは、文章がまずあっての物語、という感じ。上手いこと表現できなくてもどかしいのですが。。 大量の「文章」を読んだときのように、なんか若干疲れてしまいました。

波多野、嶌、久賀、袴田、森久保、八代 スピラに入社しようとグループディスカッションしていた就活生の6人の表と裏の顔があり、どんでん返しからのどんでん返し、そしてさらにどんでん返し。 久賀が車を身障者用の駐車場に停めるシーン、袴田が野球少年を叱るシーン、森久保がねずみ講のような詐欺に加担し、騙される方が悪いと罵るシーン、八代がキャバクラで働きながら、高級バックを扱ったり、優先座席にドカッと座るシーンは全て、どんでん返しでひっくり返る。 久賀は足に障害をもつ嶌さんの為に停めていたり、24階に上ってもらうのが申し訳ないから、1階に変更かけたり、袴田はいじめをしていた側でなく、いじめから守っていた側。 森久保は自分が気づかないうちに詐欺行為に加担していたことに気づき、(自分が)騙される方が悪いと罵り、八代さんも世界のためにいろいろと研究するいい子だった。 嶌さんの足を気遣って優先座席に座ってた。 嶌さんのお兄さんが歌手だったのも驚いた。 あと!飲み会のときに、森久保くんが間違えて高い店を予約してしまっていて、八代、袴田、嶌はたくさん飲める人を装って、森久保を不安にさせないよーにしていたし、嶌さんもデキャンタを出していたけど、中はただのぶどうジュースだった。 なーんか、いい感じの小説でした!!!

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最高だった。 最後に明らかになっていく六人の真実が読んでいて気持ちよくて、感動した。 この本、好きすぎる。

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