作品紹介・あらすじ
話題書『じい散歩』の著者・藤野千夜の最新作。
五十歳を迎え、生家である団地に戻った幼馴染の二人、なっちゃん(桜井奈津子)とノエチ(太田野枝)。売れないイラストレーターのなっちゃんは今やフリマアプリでの売り上げが生計のメインで、ノエチは非常勤講師の仕事のストレスを日々友に吐き出す。保育園からの付き合いの二人がゆるく、のんびり毎日を過ごす。
友情をユーモアと温かさたっぷりに描いた傑作。
目次
第一話...
感想・レビュー (9件)
淡々と過ぎていく、団地暮らしの幼馴染み二人の物語。 さして裕福でない二人なのに、文化的には結構充実している。 不意に出てくる音楽や映画の話がわりと渋くて、文化の中心地で生きてきた東京の50代ならではという感じがした。 レスリー・チャンの東京公演に言及した下りがあって驚いた。そこまで一般には話題にならなかったと思うのだが。作者も行ったのだろうか。
すぐに読めた
テレビドラマ
なんでもない日常なんだけど女子二人のあるあるな感じがリアル。
眠れない夜に一気に読んだ。ほとんど全体に起伏のない内容。高齢者ばかりになった団地の中で二人の子供世代の女性の生きて行く道というほど堅苦しくはなく、乗り物恐怖症の奈津子と大学の先生のノエチの支え合いながら生きていく日常を描いた話。小泉今日子と小林聡美でドラマに。
さくさく読める
