初瀬屋の客 狸穴屋お始末日記

初瀬屋の客 狸穴屋お始末日記

西條 奈加
文藝春秋 (2025年3月5日発売)
ISBN:9784163919546
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作品紹介・あらすじ

狸穴屋は本日も大繁盛ーー。 祭りぎらい……浅草三社祭りが離婚の種に!? 三見の三義人……200年前、質屋に入れられたのは「海」だった 身代わり……訴えられたのはなんと、評定所のお偉方 夏椿……離婚を承知しない夫に嗅がせた妙薬とは? 初瀬屋の客……公事師の娘の頼みは、「客の後をつける」こと 証しの騙し絵……30年前に別れた夫が戻ってきたらしい。狙いは?

感想・レビュー (1件)

公事宿狸穴屋シリーズ第2弾。 狸穴屋の皆に再会できたのが嬉しい。 表題作とその続きである「証しの騙し絵」がやはり良かったが、一人の女性の生きざまが印象深い「夏椿」もなかなか。