君のクイズ

君のクイズ

小川哲
朝日新聞出版 (2022年10月7日発売)
ISBN:9784022518378
本棚登録:390

作品紹介・あらすじ

面白すぎる!! 驚くべき謎を解くミステリーとしても最高だし、こんなに興奮する小説に出会ったのも久しぶり。頼まれてもいないのに「推薦コメントを書かせて!」とお願いしてしまいました。小川哲さん、ほんとすごいな。--伊坂幸太郎氏一度本を開いたらもう終わりだ。面白すぎてそのまま読み切ってしまった。熱くて、ワクワクして、予想もつかない感動が襲ってくる。ミステリーでも、バトルものでも、人生ドラマでもある。でも...

感想・レビュー (17件)

200ページ弱とそこまでボリューム感はないながらも、非常に濃い内容でとても読みやすく、面白かったです。 “クイズ”を題材としており、作中に出てくる問題を通じて知識を得ることができ、かつクイズ自体の本質や醍醐味も書いているので、色々なことを学べる一冊でした。

初めて読んた作家さん! 主人公“僕”の謎解きが面白かった〜 あなたにとってクイズとは・・・!? クイズ(の世界)の本質に迫り、ワクワクドキドキもあって、楽しい読書タイムでした♪⁠(⁠˃͈⁠ ⁠દ⁠ ⁠˂͈⁠ ⁠༶⁠ ⁠) #2023本屋大賞ノミネート作品

クイズでこれだけ書けるって凄いし、面白かった

新刊で買って2年ほど積読本、やっと読了。 「問題が1文字も読まれてないのに、クイズに正解することはできるのか?」を、論理的に推理、考察、検証していくという、クイズの正解に辿り着くために必要な過程と要素が詰まった、良くできたミステリーでした。

クイズの勉強にもなりとても面白くて惹き込まれた作品だった。クイズプレイヤー・視聴者側からの視点だけではなく、クイズ制作スタッフ側の作問の駆け引きなども描かれていて、単にクイズの小説というわけでもなく、クイズが人生の選択にも繋がることを学んだ😌クイズ1問をベースに1冊本が書けるなんてスゴすぎる😲

クイズの一問で1冊の本を書くとは。

え、おもしろい?眠くなった。 クイズに勝つには知識だけじゃないんだなって思ったけど、いまいち

クイズで正解するための技術が少しわかった。 でも、努力で知識を増やしていくのはやっぱりすごい

なかなか読み進められなかった😅

クイズ王、何故答えられたか? 分析が納得。

クイズプレイヤー小説 すらすら読める

クイズという今まで知らなかった世界の話。クイズによって人生を切り開く人がいるというのが新鮮。主人公にとってのクイズのようなものが、それぞれの人にあるのだろう。

本庄絆が問読みの『問題』だけでクイズに正解したのは、金儲けのための踏み台だった。

スラムドックミリオネアっぽい

一文字もクイズが読まれる前からボタンを押し正解してしまう対戦相手。彼は何故正解できたのか…。天才なのか?それともヤラセか?クイズのミステリーに引き込まれて行く。これを読んでからちょっと悩む時に"問題!"って頭の中でやってしまう。小説最後の"クイズとは人生である"って考え方すごく共感できたし面白かったな。クイズ番組の裏側を垣間見ることができる一冊。

クイズ研の主人公と芸能人のようなクイズ王 芸能人クイズ王は土壇場にきて、0文字押しを行い見事優勝した!! 納得いかないのは、主人公と周りのクイズ好き。 彼はなぜ0文字早押しができたのかについて主人公が探っていく。 彼の半生と自分の半生を追いかけながら、クイズ大会を生放送でやるために、自分に有利な問題、彼に有利な問題をバランスよく出してることに気づく主人公。 彼が告白する。いじめられていた過去を乗り越えるために答えた『ママ、クリーニング小野寺よ』しかし!実はクイズで今後の将来性が感じられないと早々に悟った優勝者は実はネットの世界で生きていくための話題作りをすでに考えていた。 内容的には短めの本だし、薄いから読みやすかった。 2023年一発目の完読した小説。

ネタバレを読む

安定の小川哲。一晩で読了。 魅力的な謎とスリリングな展開。謎に段階的に迫っていく手際の見事さ。 重厚な歴史小説からSF、ユーモア小説、そして本作のような純粋なエンタメ小説と、多彩ながら本格派の、今一番面白い小説を書く作家。