光のとこにいてね

光のとこにいてね

一穂ミチ
文藝春秋 (2022年11月7日発売)
ISBN:9784163916187
本棚登録:267

作品紹介・あらすじ

第30回島清恋愛文学賞受賞、第168回直木賞候補作、2023年本屋大賞第3位 刊行以来、続々重版。大反響、感動、感涙の声、続々! 令和で最も美しい、愛と運命の物語 素晴らしい。久しぶりに、ただ純粋に物語にのめりこむ愉悦を味わった。 さんざん引きずり回された心臓が、本を閉じてなお疼き続ける──そのまばゆい痛みの尊さよ。(村山由佳) まぶたの裏で互いの残像と抱き合っていた二人のひたむきさが、...

感想・レビュー (20件)

綺麗な表紙と優しいタイトルに惹かれて手に取りました 結珠と果遠の関係が気になってしまい、どんどんと読み進めていきました 読了後は「流石本屋大賞ノミネート作品」と思わせる納得の一冊です

美しさの中に、少し哀愁漂う不思議な表紙に魅了され、前情報なしで読み始めました。 家庭環境が全く違う二人の主人公(結珠と果遠)たちがどういった人生を歩んでいくのか最後まで目が離せませんでした(⁠◡⁠ ⁠ω⁠ ⁠◡⁠) #2023本屋大賞ノミネート作品

なぜ果遠が離婚するのか意味が分かりませんでした。瀬々もかわいそうです。 最後も中途半端な終わり方で、残念でした。

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2人の女の子の話。小さい時の体験から惹かれ合う。恋愛でもないが、よくわかるような分からないような。

とても素敵な物語でした!! 友情とも愛情とも違う不思議な二人の関係が素敵でした。  カノンの人生では「うまれ」とか「育ち」とかをすごく考えさせられて…最後ゼゼと離れなければいけないところでなんで…と思わずにいられなかったです。 決して二人とも順風満帆な人生ではないのになんか後読感?がすごくよくて不思議な物語でした。 あたたかな気持ちになりました。

すんごい話だな。 一気に読んでしまった。いちほさんの例えがすきだなぁと思う。

ガールズラブかな これからかな

切ないストーリーだった。

どちらかが亡くなってしまう悲しいラストになりそうだと思ったけど、温かい希望のあるラストだった。  境遇が全然違う2人の友情で、お互いのことを思い合っている姿に感動した。

12/29読み終わり。 母親に問題ありの女子が、小学生の頃二短期間だけ出会い、お互いに忘れられず高校で再会、大人になって2人とも結婚してから出会うというもの。結珠と果遠。結局、同性愛だったのかそういう感情ではない結び付きなのか、よく分からんかったなーというのが感想。

うーんて感じの終わり方だった。私はこれをいい話、泣けるとは言えない。結珠と果遠には確かに愛があった。純愛の物語ではあると思う。ここでいう愛は友情でも恋愛感情でもなく何でもない「愛」。 直と水人は自分の選択をしたからいい。藤野と瀬々が心配。私は、あのままプリウスに乗って行かないでほしいと思った。駅で果遠を見送り藤野のもとに帰ることを願ってしまう。それは現実的で、純愛の結末には相応しくないかもしれないけれど。

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家庭環境が全く違う2人。2人とも人に言えない寂しさや葛藤がある。そんな2人だからこそ惹かれあい、支えあいたいって思うのかな。 最後、どうなるの? 藤野さんや娘がとりあえずかわいそうで、、

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生活環境も性格も違う2人の女性が主人公。幼少期、少女期、成人期でそれぞれが辛い時に、お互いの存在が唯一の支えになる。家族よりも恋人よりも強い絆で結ばれた運命の二人の物語。

面白かったけど…なんとなくしっくり来ない

幼い頃出会った二人。お互い両親に恵まれず、悩みを抱えていたが、あ互いに助けられてもいた。必要以上に近づけず、親の都合で不意にいなくなってはまた再会。一度目は果遠ちゃんが高校に入ってくれて出会い、二度目は結珠の旦那さんがかのんちゃんの行き先を知っていた事で出会える。 最後は、二人で一緒にいられるようになりそうで終わる。 親の育て方に苦悩するのは子供等。力もなくただ従う事しかできない。育て方は大切だと感じた。

直木賞候補、本屋大賞3位 最後2人は光のとこにいたから想いが叶ったのか これこらどうなっちゃうのかね

切なさと爽快感が共存した読了感。 ストーリーは全く違うが昔見たドラマ『素顔のままで』と重なった。 面白かったが、果遠の行動についていけない自分も…。 唯一無二の大切な存在を「互いが互いのお守り」と表現した箇所が痺れた。 何気にサチさん好きだなぁ。

人それぞれで優しい。それでいて業も深い。