chiii

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143件のレビュー

レビュー

すき。 スポンジが水を吸い込むように、 拗じられた紐がほどけるように、 心地よいものがあった。 雨の音、静かな湿り気、ガラスの鳴き声が聞こえた。

工藤直子(234)

工藤直子(234)

工藤直子

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せおまいこさんの本の紹介で出てきた一冊だから借りてみた。医療の話は難しかったけれど、哲学の話も難しかったけれど、心に留めておきたいものがあった。 景色が変わる、そんなふうに捉えられるのは景色が変わるところをみた人だからだろうと想像する。それで言うと、石井先生が思いついた。「景色が変わっただろ?」「腹をくくれ」先生、おおきに。 スピノザについても興味がわいた。 人間はとても無力な生き物で、大きなこの世界の流れは最初から決まっていて、人間の意志では何も変えられないと言った思想家。 どんなに意志がつよい人でも、幾何学平面上の三角形の内角の和を、200度にすることはできない。 こんな希望のない宿命論みたいなものを提示しながら、スピノザの面白いところは、人間の努力を肯定した点にある。すべてが決まっているのなら、努力なんて意味がないはずなのに、彼は言うんだ。“だからこそ”努力が必要だと。 辛い話、、ではなく希望に溢れた論理展開と感じる。 人の出会いもまたそうであろう。意志の力でより良い人と巡り合えるというものではない。 願ってもどうにもならないことが、世界には溢れている。意志や祈りや願いでは、世界は変えられない。そのことは絶望ではなく希望なのである。 人は無力な存在だから、互いに手を取り合わないと、たちまち無慈悲な世界に飲まれてしまう。手を取り合っても、世界を変えられるわけではないけれど、少しだけ景色は変わる。真っ暗な闇のなかにつかの間、小さな明かりがともるんだ。その明かりは、きっと同じように暗闇で震えている誰かを勇気づけてくれる。そんなふうにして生み出されたささやかな勇気と安心のことを、人は『幸せ』と呼ぶんじゃないだろうか。 技術には、人の哀しみを克服する力はない。勇気や安心を薬局で処方ができるようになるわけでもない。 私たちにできることは暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげることなんだよ。

スピノザの診察室

スピノザの診察室

夏川草介

本棚登録:294

怒りっぽいと感じている人はラッキーです。 そんな言葉に惹かれて。 夫への怒り、母への怒り、子への怒り、、、つくづく怒りっぽい自分に嫌になる。 デブと言われて傷つく人と傷つかない人がいます。なぜか?2つの要素を満たしているとき、怒ったり傷ついたりします。 1、認めたとき  2、そのことが、悪いと思っていること →デブでみっともない 裏を返せば、認めても悪いことと思わなければ怒ったり傷ついたりしない。 ⇒デブだけど、彼女は気に入ってる →私は顔が非対称で気持ち悪い この見方、どう変えればいいのかー。 ⇒非対称だけど、関係なく人に恵まれている、、とか? 親への怒り 認めてほしかった、愛されたかったを、無理して仲良くしようとするのではなく、親に同情し、共感する。親だって完璧じゃないし未熟。産んで育ててくれただけでありがたい。親の気持ちを理解しようとする姿勢を見せるのが最高の親孝行。 子への怒り 支配的怒り 言うことを聞かず、反抗的な態度を取るとわいてくる。相手に良くなってほしいと思うかは腹が立つ。でも怒っても伝わらない。人間を動かすには「喜び」「恐れ」喜びに導く子育てをしよう。 私の怒りはなんなのか、表面的なことではなく、自分の気づきとしてパワーに変えたいな。

キミは、「怒る」以外の方法を知らないだけなんだ

キミは、「怒る」以外の方法を知らないだけなんだ

森瀬繁智(モゲ)

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東野圭吾さん追悼コーナーで見つけた一冊。 とても読みやすかった。 新参者、かっけぇ!

新参者

新参者

東野圭吾

本棚登録:101

時間は面白いくらいたくさんのことを流してくれる。父さんが風呂場で死にそうになっていて、母さんが正気を失っていて、私が救急車を呼んで、助かった。恐ろしくショッキングな出来事だと思っていた。だけどそれだけのことだ。多くの時間を費やして、ふんだんに日常をあてがって、異様な空間に慣れたのか、お互いの曲がった感情が少しずつ薄れていったのか、それなりに私たちはうまく収まるようになってきた。

幸福な食卓

幸福な食卓

瀬尾まいこ

本棚登録:90

最初と最後の読んだあとの違いがじんわりする。 小野寺せつな、薫子、春彦、、、魅力的な登場人物だった。春彦が前を向いて行くために動き出したというのは救われた。本当のことは分からないけれど。 胸が痛い。肺も痛い。生きていることは、こんなにも痛い。 失望と諦めが、愛情を根こそぎ消し去ってくれたなら、いっそどんなに楽なのか。けれど、愛しさはしぶとい雑草のように胸に根付いて、毟られても、毟られても、ほんのわずかな雨さえ降ればこうして息を吹き返す。 人間保持分以外の人間のことは何ひとつわからない。わかったような気がしても、それは思い込みに過ぎない。 でも、、、聴き続けよう。 カフネの意味も初めてしれてよかった。

カフネ

カフネ

阿部暁子

本棚登録:445

立ち止まらずには、手に取らずにはいられなかった本。 読めば心をえぐられることは分かっていた。 案の定夜もなかなか寝付けなくなった。 だけど、読まないとと、目を背けることはできなかった。 4年半。 傷が軽くなるのにかかるとされる時間。 さおりんが言ってくれたひと言。 「当たり前のようにかわいがってくれてうれしかった」を思い出した。 産みたかったのに産声をあげられなかった子と向き合うお母さんたちの姿は、私の心をえぐった。それができなかったと責める気持ちがある。 私も同じように4年半の傷を癒している1人であることも感じた。 公に声をあげられないけど、一緒に苦しむ相方がいる。 悲しみ方は違っても同じように悲しい気持ちがある。 やっぱり、向き合おう。 戦うんじゃなくて、傷つけ合うんじゃなくて、向き合って、まるちゃんのこと一緒に考えて、もう一度一緒に親をしよう。

産声のない天使たち

産声のない天使たち

深澤友紀

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排泄機能はもとからそなわっているから大丈夫!というのが心持ちとして大切だなと!

じっくり見極めパッととるやさしいおむつはずれ

じっくり見極めパッととるやさしいおむつはずれ

帆足英一

本棚登録:0

思っていた話とぜんっぜん違った! もっと早く手に取ればよかった! 成瀬のキャラが立ってて気に入った!

成瀬は天下を取りにいく

成瀬は天下を取りにいく

宮島未奈

本棚登録:575

妊娠39週から出産翌日にかけて読み終わった。 きみにあえてうれしい、という優しいおくるみに包まれたような安心感。それにはっきりとした物言いがおもしろくて、2回目だけど読んでよかった本。

きみは赤ちゃん

きみは赤ちゃん

川上未映子

本棚登録:51

感情を受け止める、というところが、まさに自分が必要としていることだと思った。

子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本

子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本

フィリッパ.ペリー/高山真由美

本棚登録:62

片付けしたーい!衣類! けんご一緒にやらせてくれるかなー??? 心が大切ってのがいいよね。

イラストでときめく片づけの魔法

イラストでときめく片づけの魔法

近藤麻理恵

本棚登録:27

心の成長に大切な4つのステップ ①自分の自由意志で選ぶ ②選んだものに続けて関わる ③関わったことに困難が生じたとき、投げ出さないで全力で取り組む ④全力をつくして乗り越え、成し遂げる →内面から安定し、調和がとれ、積極的になり、親切になり、従順になる。など奥底にあったよさがあふれてきます。 子どもの観察、ひとりでする、という視点はとても参考になったが、あとはモンテ素晴らしい!みたいな感じで鼻についた、、、。

お母さんの「発見」

お母さんの「発見」

相良敦子

本棚登録:0

ホラーと言いつつ、家族愛と言いつつ、可愛らしいぬいぐるみの話だった!

くますけと一緒に

くますけと一緒に

新井素子

本棚登録:25

原田ひ香さんの本だからか、数字がたくさん出てきたけれど、お金の話というわけではなかった。平凡な話だけど、それがよかったな。おじさん、「それでいい」がんばれ!

喫茶おじさん

喫茶おじさん

原田ひ香

本棚登録:188

赤ちゃんは汚れていくんだな、というところに共感した。「汚して、洗って」の題が納得。固定観念を汚れと捉えて。例えば「男は〇〇」という汚れは「そう思っている人もいるけど、そう思わなくてもいい」と何度も言うなど、して洗い流す。逆に親が汚してしまうことも、ほかの場所で洗い流してもらえるかも、と。汚して、洗って、汚して、洗って。 なおこーらさんの本は初めて読んだけれど、女とかに左右されない妊娠出産子育て本は今まであまりなかった。私はなおこーらさんとちがって「女ばっかりっ」と思うことが多いから自分との考えの違いも面白かった。フェミニスト?そんなこと理由にせず、という考えもあるんだな。嫌な感じがしなかった。

母ではなくて、親になる

母ではなくて、親になる

山崎ナオコーラ

本棚登録:0

人生のバイブル、、と思って二度目。

モモ

モモ

ミヒャエル.エンデ/大島かおり

本棚登録:0

おもちゃを買う基準をもつ、というのがしっくりきたなぁ。完成品ではなく、想像力の隙間がもてるもの。アンパンマンのガチャガチャはそれ以上でもそれ以下でもないけれど、チェーンリングのおままごとはいろいろなものに代用可能でしょ?ということ。 韓国の人だからよく分からない文化の違いも感じたけれど、スルスル読める一冊。

完ぺきなお母さんなんていないよね

完ぺきなお母さんなんていないよね

イ.ジヨン/MinaFuruya

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あまりおもしろくなかった。詳しすぎる映画の話がとくに。エッセイはその人と感性が合うかが大切だなぁと思った。それでも読み切ったのは同じ妊婦さんとして何かシンパシーを感じたから。

自分で名付ける

自分で名付ける

松田青子

本棚登録:0