
レビュー (20件)
2022年芥川賞授賞らしいので読んでみた。小さな職場の人間関係が軸。男性二谷さん、仕事のできる女性押谷さんが中心。大きく絡むのが二谷さんと付き合う芦川さん。あーー気持ち悪い!!二谷&押谷、性格悪すぎ。こういう心理を書ききることができる著者も歪んだ感性の持ち主かと疑いたくなる。読んでいる間も読後感も爽やかとは無縁。小説を書く技量に優れているらしいけど。
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二谷はそれでも芦川さんが好きなんだ、と読みながら憎たらしがった、、 悪いわけじゃないのよね、でも普通に早退されてお菓子作りはできんのかい、となるよ、、何故肩を持つオツボネたち。 終わり方怖いおもろい
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167回芥川賞受賞作。 個々の人物描写は面白かったし、職場内あるあるには共感できたが、胸糞悪い読後感。 食に全く興味のない世界…理解に苦しむが、それが当たり前の人もいる。 価値観は人各々。無自覚の押し付けには気をつけなくちゃと思う。
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‹芦川さんが嫌い›とは言いたくない、悪人でもないし。でもモヤモヤする人。自分に共感する二谷(でも芦川さんの彼氏笑)を見つけて二谷の懐に入ろうとする押尾さん。押尾さん好き、とても感情移入した。 芦川さんに対する最大のいじわるは二谷との結婚だったりして。
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怖いなーこの本。芦川さんも二谷も。そして、女の子に手玉に取られる中年男。最悪だ。押尾さんが一番マトモに見えるけど、それが私に近いからなのだろう。芦川さんの自分は傘さしているとことがやばい。鳥肌立つわ。
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