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レビュー
よかった。 たった少しのことで、日常を前向きに明るくできるんだと気づかせてくれた。最近、青山美智子さん初めて読んだけど、気持ちが温かくなりよい。
ただいま神様当番
青山美智子
本棚登録:175人
子どものいない作家夫婦のもとに、愛人楓が子どもを妊娠してやってくる。作家の夫は、周囲の女性をモチーフにした作品ばかり書)いている。妻は愛人の存在にも取り乱すことなく体を気遣い世話を焼く。夫は楓を妻に任せきりにして東京で仕事にかこつけ自由に生活している。 だんだん妻野ゆりと楓の間に連帯感ができてくる。 一人一人は善良でやさしい人達が、ある局面では手のひらを返したように冷淡で陰湿になる
裸足でかけてくおかしな妻さん
吉川 トリコ
本棚登録:0人
吃音。言葉としては知っているけれど、あまり身近ではなかった。でも100人に1人の割合なら、今までに出会った人の中にもしかしたらいたのかもしれない。 注文に時間のかかるカフェは、吃音当事者の奥村さんが吃音の若者のために仕組んだカフェ。ここでの体験で多くの若者の人生が変化している。いつか行ってみたい。
注文に時間がかかるカフェ たとえば「あ行」が苦手な君に
大平 一枝
本棚登録:0人
いせひでこの名前に見覚えがあって手に取った本。中学の国語の教科書に載ってた?絵本と言ったほうがぴったりか。 美しい色合い。詩的な言葉。
絵描き
いせひでこ
本棚登録:1人
安定のおもしろ日常エッセイ。読後、何かが心に残るというわけではないのだが、こんな私でも大丈夫と思えてしまう。筆者がとことん日常生活をさらけ出していて、逆に心配になってくる。でも、私もそれ好きだなーっていうのが随所に出てくるから、三浦しをんやめられないんだな…
しんがりで寝ています
三浦しをん
本棚登録:47人
少しずつつながる12編のストーリー。一つずつが短いので、びっくりするほど読みやすい。初めて読んだ作家さんだが、ほっこりする。二つ目のワーママの話がちょっと共感できる。これほどバリキャリではないが…。シドニーのタロンガズー、ジャカランダの花、見てみたいな。
木曜日にはココアを
青山美智子
本棚登録:454人
高3の野球少年の一夏の恋の物語。受験、部活、恋、もやもやなお年頃。いまいち入り込めなかったのは、私がその年代から随分離れてしまったからなのか…
透き通った風が吹いて
あさのあつこ
本棚登録:0人
自分に合う仕事を見つけ、生き生きと働くのいいね。仕事は楽しいばかりじゃないけど、心を病むこともなく平穏に働ける今の職場に感謝。 家族の協力も大切。私ももっと家族にしてもらったこと、言葉に出して感謝せねば。
ママ 今日からパートに出ます! 15年ぶりの再就職コミックエッセイ
野原 広子
本棚登録:0人
あの子とQの続編短編集。 カウンセリング・ウィズ・バンパイアがよかった。日本で初めてバンパイアになった男がカウンセラーに語る昔話。気の遠くなるような時間を生きるバンパイア。過去の記憶をなくさないために自分の過去を語りにくる。自分の子どもが老いて死んでいくのを見る切なさ。 表題作は明るい感じで展開していくが、オーエンさんの正体と去り方もまた切ない。
あの子とO
万城目 学
本棚登録:0人
AF子どもの友達用の人工Friend? 太陽光をエネルギーとして生きる。 人間に造られたAFにも個体によって特性がある。まるで人間のようだ。 主人公のクララは勤勉で意欲的で観察力もある。主人となったジョジーのために、自らのできる限りのことを尽くす一途さも持ち合わせている。クララの健気さに切なくなる。 そして、店で購入され、必要がなくなれば廃棄される。どれだけ尽くしても最後は人形のような結末に寂しさを感じる。本当に近い将来こんなAFが出現するかも、と怖くなる。
クララとお日さま
カズオ・イシグロ/土屋 政雄
本棚登録:0人
つい最近、この本の舞台となる横須賀や秋谷を訪れたため、何気なく手にとって読んだ本。 戦後80年の節目の年に出会えてよかった。戦後に実際にあった出来事の数々。当事者やその人の子どもたちにとっては過去のことではない。自分のルーツを探す混血児洋子さんの旅。いろいろ考えさせられた。 そして、改めて平和の尊さを感じた。
横須賀1953
木川 剛志
本棚登録:0人
装丁がきれい。 短編3つ。 あまりしっくりこなかった。
かけら
青山七恵
本棚登録:0人
ネイルなんて全然興味なかったけど、ちょっとやってみたくなった。ネイリストの月島のもとに、星絵がやってきて、二人でネイルサロンを営んでいく日常。後輩の技術指導したり、経験を積ませるために他店に修行に行かせたり、そのくせ自信がなかったりして、月島がかわいい。 ごはんの描写も美味しそうだった! 「ないものねだりはするな」は、ひとに我慢と忍耐を強いて現状維持を優先させ、可能性や変革の芽を摘む危うい言葉でもある。
ゆびさきに魔法
三浦しをん
本棚登録:140人
人の気持ちを汲むのが得意な梨木くん。梨木くん本人は芸術一家の中で自分は何の取り柄もないと自分を卑下している。梨木くんの周りには、梨木くんのおかげで気持ちが救われた人々が集まっている。そんな梨木くんのバイト先に、気持ちを閉ざした常盤さんが入ってくる。そのうちに常盤さんの身体から、小さな女の子の声が梨木くんには聞こえるようになる。 能力があるものは、挫折すら輝きがある。 何もわからず判断していた無知だった自分を悔やみたくもなるだろう。
掬えば手には
瀬尾まいこ
本棚登録:256人
ハイダウェイ=隠れ家 東京港区のオフィスを舞台に、主役を変えながら6編の短編集。背負い込むのは依存してるのと同じ。陰キャで誠実な桐人のセリフ。大都会にある穴場もたくさん出てくる。みなと科学館のお昼の無料プラネタリウム、しながわ水族館いってみたい。
東京ハイダウェイ
古内一絵
本棚登録:0人
ご飯と一緒に酒を飲まないから嫌だと夫に離婚を切り出された沙也加。夫が通っていた定食屋雑に原因があるかも、と雑に行き、店主のみさえと出会い、そこで働くことになる。お互いに影響を受け合いながら、最後にはみさえが店の後継者を沙也加にと考えるほど深い絆をもつようになっていく。 相変わらず出てくるごはん、おいしそう
定食屋「雑」
原田ひ香
本棚登録:184人
早苗が桐谷道場の沢谷さんと結婚。香織はしょうもない大学生活を送り、就職せず桐谷道場で朝から晩まで剣道漬けの毎日。香織と早苗みたいな関係あこがれるな。人との出会いが一生の宝になってる感じ。いろいろ雑な香織が剣道には真摯なのもよい。
武士道ジェネレーション
誉田 哲也
本棚登録:0人
十年ぶりくらいに再読。やっぱりいい。 高3のインターハイでの香織と早苗の団体での対決。香織の個人優勝。その後ケガのせいため早苗は剣道から離れることを決意する。早苗が剣道を再開することを香織はずっと待っている。かわいいな。香織がどんどん素直になってる。
武士道エイティーン
誉田 哲也
本棚登録:0人
香織と早苗の友情が深まる武士道シリーズ2作目。瑞々しい青春もの。香織がずいぶん普通の感覚になってきたように感じる。別々の場所で剣道を続けることになった2人。
武士道セブンティーン
誉田 哲也
本棚登録:0人
十年ぶりくらいに再読。誉田哲也作品ではこのシリーズが1番好き。武士道ジェネレーションを読もうと思い、まずはシックスティーンから読み直し。 早苗のひょうひょうとした感じと香織のガツガツした感じの対比が好きだな。
武士道シックスティーン
誉田 哲也
本棚登録:0人