クララとお日さま

クララとお日さま

カズオ・イシグロ/土屋 政雄
早川書房
ISBN:9784152100061
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作品紹介・あらすじ

人工知能を搭載したロボットのクララは、病弱な少女ジョジーと出会い、やがて二人は友情を育んでゆく。愛とは、知性とは、家族とは? 生きることの意味を問う感動作。

感想・レビュー (4件)

クララは、こどもの親友として、ある一定の収入のあるであろう家に買われるAF。 太陽の光

AF子どもの友達用の人工Friend? 太陽光をエネルギーとして生きる。 人間に造られたAFにも個体によって特性がある。まるで人間のようだ。 主人公のクララは勤勉で意欲的で観察力もある。主人となったジョジーのために、自らのできる限りのことを尽くす一途さも持ち合わせている。クララの健気さに切なくなる。 そして、店で購入され、必要がなくなれば廃棄される。どれだけ尽くしても最後は人形のような結末に寂しさを感じる。本当に近い将来こんなAFが出現するかも、と怖くなる。

ズシンとくる おろそしい選択に進まず、安堵した。AF🟰アンドロイドフレンド? AIフレンド?にある純真な心に哀愁さえ感じる。 未来の格差社会も環境汚染も世界地図の変容もはっきりではなく漫然と諭すように書かれているのがすごい

分かりにくいところもあったが、aiと人間というよりは、もっと献身的な愛、友情?