国宝 下 花道篇

国宝 下 花道篇

吉田修一
読者数: 127
発売日: 2021/9/6
出版社: 朝日新聞出版
ISBN: 9784022650092

レビュー (3件)

Amazon audibleで下巻も聴き終えました! 歌舞伎に魅入られ、唯一無二の存在となっていく立花喜久雄が中心ではありますが、俊介・徳二・春江・秋子など登場人物全体にもスポットが当たり、壮大な物語でした。 章ごとで何度か鳥肌がたつほどの感動を覚え、最後を聴き終えたあとは、しばらく何も出来ない位の圧巻の余韻でした。 「凄い」の一言につきる1冊です。

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後半は映画とだいぶ違う。この重厚な物語を映像化するための3時間にまとめた脚本家に脱帽する

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三代目花井半二郎(喜久雄)の歌舞伎舞台にかける思い。もはや最期は、役と自身との区別がつかないくらい取り憑かれてしまった。丹波家の跡取りの俊介も、両足義足になっても舞台を諦めず、最期まで舞台に取り憑かれていた。 二人を巡る人達との心の触れ合いも読み応えあり。

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