赤と青とエスキース

赤と青とエスキース

青山 美智子
読者数: 403
発売日: 2021/11/10
出版社: PHP研究所
ISBN: 9784569850641

レビュー (20件)

イッキ読みしました。長い人生を読み終えた感じ

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青と赤の対比がよかった。 どこにいても何をしていても、いつの世でも、人のやることは同じよ。食べて眠って起きて、好きになったり嫌いになったりするのよ。 こういう人がいいっていうんじゃなくて、この人がいいって思えたら、それが完璧な組み合わせだと思いますよ。人ってみんな、ひとりしかいないんだから。 人生は何度でもあるって、そう思うの。どこからでも、どんなふうにでも、新しく始めることができるって。(一度しかないという考えより)そっちの考えのほうが好き。ただ、人生は何度でもあるけど、それを経験できるこの体はひとつしかないのよね。だから、なるべく長持ちさせなくちゃ。 まわりまわってブー(蒼さん)とレイ(red茜さん)が人生を何度もやり直しているところが素敵だった。

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今こんな感じの伏線ばっちり回収のさらっと読める感動作品を求めてるんでしょ?っていう需要にビタッと嵌ってて悔しい。もうこの路線はこれで完成。

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・綺麗なお話。ああ、そういうことだったのかと最後まで読んで全てを理解しました。 ・今まで額縁に注目することがなかったので、美術館とか行った時には額縁もじっくり見てみたい。 ・エスキース:下絵のこと。

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美しい。エスキースの鮮やかな色彩が臨場的に表現されており、頭の中で情景や心情が鮮やかに発色する。最後のエピローグでやっと、自立していた短編が線になり繋がって、終盤まで別の短編だと思っていたストーリーは、ブーとレイの人生の軌跡であり、ジャックジャクソンが生み出した水彩画「エスキース」が、ブーとレイに纏わる多種多様なさまざまな人生を見守り、成長していたことを香らせる美しい構成。水のように透き通った文学的表現も鮮やかであった。

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綺麗なお話。自分の大切な人をより大切にしようと思える

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綺麗なラブストーリー。 線が繋がっていく感じが心地よい。

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いろいろな人への愛を描いた5つの連作短編集。第1章のレイとブーの話がエピローグでの伏線として書かれており、こことここが繋がっているんだ!と読み進めていくうちにすごくワクワクした気持ちになった。周りの人を大切に思う心を忘れず、意外なところに出会いは転がっていると思うので、一つ一つの出会いを大切に生きていきたい😊

ネタバレを読む

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最後に一つになるお洒落ないい話

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一枚の絵画をめぐる5つの愛の短編集…と思っていたら、最後に意外な事実が!もう一度最初から読みたくなる、赤と青の物語です。

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最後まで読むと繋がるので、また最初から読み直したくなる本。

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赤と青はレイとブーという人の名。それが本が終わる頃分かって、全ての登場人物がつながってゾクゾクした。まぁ面白かった。

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1枚の絵を通し繋がる人々の話かと思いきや… 思わず「ブラボー!」と叫びたくなった。 額と絵の関係についての描写が絶妙で何度も首肯したし、これからを思い描いていく未来…エスキースと人生を掛け合わせた内容には痺れまくった。押し寄せる余韻が半端ない。

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最後らへんまで読んで、えーってなってまた少し読み直した。 状況がいろいろ変わっても、やはりこの人の側にいたいって思う人に出会えてることってすごいことだな。

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留学中の出会い~50代までのふたり

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レイとブー、そしてその二人が関わる絵画が中心となって時代の移り変わりを描く物語。絵というかわらないものと、人という変わるものの対比が儚く美しく、暖かい気持ちになる話だった。各章の物語にそれとなく関係が散りばめられているが、エピローグですべてが明確につながる。スッキリする終わり方だった。

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あるカップルの話。絵を中心に時代ごとに追っていく。つまらないと思いきや良かったかな。

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一気に読める暖かい本

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