komemory

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179件のレビュー

レビュー

コアな鉄オタは、こういった鉄道をテーマにしたファンタジーミステリを素直に受け入れるかな?現実感は皆無だが、幻想的な世界に誘ってくれる鉄道小説として、読み心地よく、各場面が丁寧に描かれていて好感がもてた。代表的な鉄道小説として心に残るであろう作品でした🚃

ロスト・トレイン

ロスト・トレイン

中村弦

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ドラマより一足先に読了。蔦重の"べらぼう"ぶりには1年間楽しませてもらった。一味違った「写楽」には納得したし、最後までニヤリとさせてもらった。脚本の妙もあり、感謝感激😂

べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 四(4)

べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 四(4)

森下佳子/豊田美加

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「旅」とはいっても、新進作家たちの手にかかると、ひと味もふた味も違った作品となる。旅情というよりは、SFのようなミステリのような、イマイチよくわからんのまで(笑)。でもこれはこれで印象深い作品群である。(個人的には森晶麿さんの作品がお気に入り)

旅する小説

旅する小説

宮内 悠介/藤井 太洋/小川 哲/深緑 野分/森 晶麿/石川 宗生

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歴史好きは源義家をどう見るか。数々の戦で功績を残した武士か、極悪人か。教科書にはまず出てこない義家とその近親たちを描くのが巧みな著者により、その魅力を堪能できた。

源家物語

源家物語

真保裕一

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5篇の主人公それぞれの人生・生活に寄り添う鉄道がある。人生の脇役を占めるに過ぎないかもしれないが、何らかの影響を与えてくれる鉄道。ほとんどが馴染みのある路線なこともあり、鉄道がもたらしてくれるものがどれだけのものか、ほんのりわかったような気がした。

鉄道小説

鉄道小説

温 又柔/澤村 伊智

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さすがに著者の代表作だけあって、「からくり」に次ぐ「からくり」。評価が高いのもうなづける。洞窟の場面はどこか横溝正史の世界を彷彿とさせられたのは、私だけ?😅

乱れからくり【新装版】

乱れからくり【新装版】

泡坂妻夫

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東洲斎写楽の正体については諸説あるが、本作では著者なりの新説を披露してくれた。目の付け所が斬新さを感じさせ、それもありうるかもなストーリーだった。 また、鶴屋喜右衛門が主人公として写楽の正体を探るべく奔走するが、「べらぼう」のスピンオフ的な要素もあり、これも楽しめたことのひとつ。

憧れ写楽

憧れ写楽

谷津矢車

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言ってみれば、「ザ・モキュメンタリー」あるいは「ザ・ホラー小説」。タイトルからして興味を持たせる感はあるが、現実感はなく、怖がらせ感をこういう形で表現したのだな、と。モキュメンタリーとしての完成度は高いが、結局はごく当たり前のことを回りくどく言ってるだけ、とも取れる。

読むと死ぬ本

読むと死ぬ本

彩藤アザミ

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日本国憲法制定をめぐる政府とGHQとの駆け引き。板挟み状態に置かれた法制局勤務の主人公の思いを伝えるには、本作のような小説仕立てが最適だろう。両者の攻防が昭和史好きを惹き込むこと間違いなし!日本国憲法は未だに改憲問題が続いているが、本作がそんな問題にどのような影響を与えるか。 昭和史好きには大変勉強になった。

ゴー・ホーム・クイックリー

ゴー・ホーム・クイックリー

中路 啓太

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〈自由律俳句の伝道師〉虚池空白が「野良句」と呼ばれる自由律俳句に秘められた謎を解明していく連作短編。句に秘められた謎解きは、暗号解読ミステリとの融合ともいえる。いつも自由律俳句を投稿している自分としては、楽しく参考にさせてもらいました。続編が出たら間違いなく読みます!

虚池空白の自由律な事件簿

虚池空白の自由律な事件簿

森晶麿

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淀川を心の拠り所として、大阪市民が経験するであろうあるある(割と)が短編として、感動的に描かれる。特に自分と被るところが多い「ポロロッカ」、犬好きなら共感を得るであろう「黒い犬」が強く心を打った。

淀川八景

淀川八景

藤野 恵美

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乱歩賞史上最高といってもいいほどの完成度。通常殺し屋は敵役で最期はやられるのが普通だが、これはいわば敵役VS敵役、正義の味方が出てこないダークな世界。リアリティはともかく、プロの営業と殺し屋稼業をミックスさせた完全なフィクションだからこそ最後まで楽しくハラハラできた痛快作なのである。勧善懲悪ならぬ勧悪懲悪(笑)!?

殺し屋の営業術

殺し屋の営業術

野宮有

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又吉さんの多彩な発想力とヨシタケさんのかわいい表現力が相まって、本好きなら自分の本好き加減を知ることに。特に"整理番号27"は、自分自身に重なる部分もあり(これは又吉さんの体験談がもと!?)、感涙必至、そんな本でした。

本でした

本でした

又吉直樹/ヨシタケシンスケ

本棚登録:38

愛犬の看病日記として、毎日ほぼ同じことの繰り返しが書かれているが、日に日に弱っていくマージの様子を思い浮かべるといたたまれない。私も犬を飼っていたことがあるが、飼い主として責任を果たせたかどうか。考えさせられる一冊だった。

走ろうぜ、マージ

走ろうぜ、マージ

馳 星周

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日本橋に進出した蔦屋は、ヒット作を次々に刊行するも、寛政の改革による締付けが忍び寄る……。第3巻も蔦屋の紆余曲折が読みやすく展開される。第4巻では「あの人」も登場を控え、クライマックスを迎える。首を長くして待とう😙

べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 三(3)

べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 三(3)

森下 佳子/豊田 美加

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心の故郷・大阪の地名がふんだんに出てくるし、弱虫ヒーロー・坂田がヤクザ相手に活躍するしで、理屈抜きで楽しめた。「坂田勇吉シリーズ」、次も読んでみよう。

新装版 走らなあかん、夜明けまで

新装版 走らなあかん、夜明けまで

大沢 在昌

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アメリカ出身の著者が日本語で著した本作。「トラジェクトリー」「汽水」とも、母国と日本での思っていたこととのギャップを感じて暮らす苦悩と前向きに生きていこうとする主人公の姿勢に好感が持てる。著者自身もそうだったんだろう。

トラジェクトリー

トラジェクトリー

グレゴリー.ケズナジャット

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著者が慎太郎さんの母親目線で描く、短くも濃厚な生涯。巧みな文章の妙もあって、実に感動的で家族の強い絆が伝わってくる。 2023年のタイガースVに続き、今年も慎太郎さんが見守ってくれているその瞬間が近づいている。

栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24

栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24

中井由梨子

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バックホームの実際の映像を見て、鳥肌が立つほど感動を覚えた。病と闘い、復帰はならなかった横田さんの引退試合での伝説のシーン。短い生涯ではあったが、多くの人に勇気と希望を与えてくれた横田さんの功績はこれからも語り継がれ、病と闘う人たちの支えとなっていくだろう。私自身も大きな力をもらった、そんな自伝でした。 彼が見守ってくれていた2023年のタイガース日本一。そして映画が公開される今年もタイガースの快進撃。素晴らしい功績といえるでしょう。

奇跡のバックホーム

奇跡のバックホーム

横田 慎太郎

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戦後80年。戦中に日本全国にもたらされた惨劇の全容がわかる貴重な記録である。淡々と惨状の数字が語られるだけにその怖ろしさ倍増。しかしこれだけの被害が出ていながら、軍部は抵抗することしか考えてなかったのか……

日本列島 空襲の記録

日本列島 空襲の記録

平塚 柾緒

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