作品紹介・あらすじ
関西人の機知と哀愁がつまった
傑作短編集
大阪に生まれ、大阪で生き続ける大人たち、若者たち、子供らの
人生を活写した、八つの風景です。
「あの橋のむこう」:38歳のデザイナー。東京の生き馬の目を抜く世界でサバイブしているが、クリスマス前に故郷の大阪に戻る。悲惨な家庭を共に生き抜いた妹に会うために。
「さよならホームラン」:父の再婚により、「あたし」には弟ができた! 全く興味のなかった野球を、弟...
感想・レビュー (1件)
淀川を心の拠り所として、大阪市民が経験するであろうあるある(割と)が短編として、感動的に描かれる。特に自分と被るところが多い「ポロロッカ」、犬好きなら共感を得るであろう「黒い犬」が強く心を打った。
