ツミデミック

ツミデミック

一穂ミチ
光文社 (2023年11月22日発売)
ISBN:9784334101398
本棚登録:280

作品紹介・あらすじ

大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。ある日、バイト中に話しかけてきた大阪弁の女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗ったがーー「違う羽の鳥」 失業中で家に籠もりがちな恭一。ある日小一の息子・隼が遊びから帰ってくると、聖徳太子の描かれた旧一万円札を持っていた。近隣の一軒家に住む老人にもらったというそれをたばこ代に使ってしまった恭一だがーー鮮烈なる”犯罪”小説全6話

感想・レビュー (13件)

短編だったけど、最後は希望が有る✌️

5つくらいの短編集。 違う羽の鳥 ロマンス⭐︎ほしなんか付けて、ラスト死体のそばでスマホ触ってる女の図を想像して狂気を感じた。 燐光。ポジティブ幽霊。 特別縁故者。ピュア子どもと料理人だったろうお父さん、おじいさん、お母さん、キャラクターたちが好きだったな 祝福の歌。娘ちゃんの心意気がすてき さざなみドライブ。人からもらった飲み物、こわい! ミステリの定義がわかってないが、 軽いミステリ感あって、読み始めると止まらなかった。

ネタバレを読む

6つの話が、結構どぎつくて、驚いた。コロナのパンデミックを、もう、忘れそうになっている自分に気づいた。

背筋がゾッとする話

パンデミックにまつわる不思議な話

ホラーかと思う怖い短編もあったが「特別縁故者」はとても良いお話だった

感染のパンデミックにほんろうされ罪を犯したかもしれない物語6話

コロナ禍に纏わる6編の短編集。 パンデミックに振り回された当時の異様な空気、人々の混乱ぶりを思い出しながら読了。 イヤミス他バラエティーに富んだストーリーの数々で楽しめた。特に「特別縁故者」が印象的。 直木賞受賞作とのことだが、個人的には「スモールワールズ」の方が好み。

イヤミス短編集

ありえない怖い話

コロナに翻弄された普通の人々を、丁寧に細やかに描いた胸を締めつける短編集。

ファミレスで読了。何度か泣きそうになった。また一穂さんの本読んでみよう。