
レビュー (10件)
上巻に続いて下巻も引き込まれて読んだ。 下巻は全編 箱根駅伝の本戦を追ってストーリーは展開される。臨場感たっぷりで引き込まれた。 敗者の寄せ集めでにわかに結成された学生連合チーム。オプショナル参加で順位にも記録にも残らない闘いに全身全霊を込めて走る選手たちと、それを支える監督やスタッフたちの熱意が余すところなく描かれていて、胸が熱くなる。 箱根駅伝の歴史にも残らない歴史を生む感動の物語だ。この闘いで手にした宝は、選手ばかりでなく、かかわったすべての人のこれからの人生を支え続ける力となるだろう。
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感動作品。さすが池井戸潤さん。毎年恒例の箱根駅伝をここまでリアルに描き上げ、感動させるのは凄い。各大学の寄せ集めの関東学生連合チームの各選手の個性を上手く並べて、大学名も実在の大学と架空の大学を上手く入れ込んでいるところは、素晴らしい。
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