balsamio

143件のレビュー

レビュー

急性の痛みは生存にとって重要(無痛症は成人を迎えるのが困難)だが、慢性痛は脳の回路固定が要因となることが多く、回路の組み換えで緩和し得る。靴越しに足に棒が刺さって麻酔も効かなかったが実は刺さっていなかった、三ヶ月の電気マッサージで症状ふぁ緩和したが電源が入っていなかった、幻肢痛が脳トレで治るなど、いかに脳の働きが重要かを語る。

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痛み、人間のすべてにつながる

痛み、人間のすべてにつながる

モンティ・ライマン/塩崎香織

丹波哲郎の人物としての魅力を描く。

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丹波哲郎 見事な生涯

丹波哲郎 見事な生涯

野村 進

社会的要因の様々な疾病を扱う。スウェーデンにいる難民の眠り病、「思い込み」からの歩行困難、コロンビアのHPVワクチン疑惑、アメリカの学校でマスコミが介入した「集団ヒステリー」など、分類とルーピングにより集団的に症状が悪化していく状況を紹介。身体、心理、社会が絡み合って病気(基準からの逸脱?)が生まれる。

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眠りつづける少女たちーー脳神経科医は〈謎の病〉を調査する旅に出た

眠りつづける少女たちーー脳神経科医は〈謎の病〉を調査する旅に出た

スザンヌ・オサリバン/高橋 洋

父娘ルペンのFNによるポピュリズムを分析。日本もよそ事ではない。

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ルペンと極右ポピュリズムの時代

ルペンと極右ポピュリズムの時代

渡邊 啓貴

著者の作品は初めて読んだ。面白いが難解。

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戦争の思想史

戦争の思想史

中山 元

来たるAI時代の社会、権力、政治、国家についての展望と警鐘。過去の認知革命、農業革命、産業革命と異なり、AI革命は物理的な制約がなくいくらでも集約可能なため、従来をはるかに超える断絶の可能性がある。既にフェイク、情報操作は常態化している。大きな物語をAIが紡ぎ出すのか? そのときの人類の存在意義はいかに?

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NEXUS 情報の人類史(仮) 下

NEXUS 情報の人類史(仮) 下

ユヴァル・ノア・ハラリ/柴田 裕之

UAの機内で映画をみた。宇宙人の設定を含めてしょーもなかった。

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インデペンデンス・デイ

インデペンデンス・デイ

ディーン・デヴリン/ローランド・エメリッヒ

前半は迫力があったが、時代の波にさらわれていく後半は、思想がない、ということの限界だろうか。インド革命家と日本の活動家とのつながりを明らかにするという切り口は良かった。

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中村屋のボース[新装版]

中村屋のボース[新装版]

中島 岳志

良い薬物、悪い薬物というものはなく、良い使い方、悪い使い方のみという主張は説得力がある。違法か否かはあくまでも政治的な線引きであり、むしろ依存症の原因に目を向けるべきという。

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身近な薬物のはなし

身近な薬物のはなし

松本 俊彦

キャッチコピーはともかくとして、日本史の見方との連携は面白かった

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家康様、明日は関ケ原でPRイベントです ストーリーで日本を変えた広報の天才たち

家康様、明日は関ケ原でPRイベントです ストーリーで日本を変えた広報の天才たち

鈴木正義

図書館で借りた。内蔵変換装置、今この瞬間、技巧、糸クズ、雑な感慨ホルダ、結局は内容。極めてまともである。

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俺の文章修行

俺の文章修行

町田 康

地図も交えながら、平家物語のストーリーの検証と文学的な意義を語る。理解が進んだ。

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平家物語の合戦

平家物語の合戦

佐伯 真一

大部で読了に時間がかかり過ぎたが、面白かった。課税に対する実負担は誰かということにさえ経済学は答えを出せていないという指摘は新鮮。相続税を死亡税と言い換えるだけで印象は全く異なる。

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課税と脱税の経済史

課税と脱税の経済史

マイケル・キーン/ジョエル・スレムロッド/中島由華

里佳ちゃんが図書館で借りてきてくれた。取り立てて何かが起こる訳ではないが、面白い時代小説。続編だった。

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男の愛

男の愛

町田康

1年越しで読了。人類、オーバーロード、オーバーマインドの関係性。

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幼年期の終わり

幼年期の終わり

アーサー・チャールズ・クラーク/池田真紀子

平時であれば変な主張と一蹴するところが、この時代なので説得力をもつ。宗教の没落とともに欧米社会から大きな規範が消え、ゾンビ化、ゼロ化に至る。ロシア、アジアは双系性ではなく父系制という家族構造も、社会の分析に本質的という主張。米国は、基軸通貨ドルの力でのみ覇権を有し、工業、軍事の生産力による実体としてのパワーはもはや失われた。

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西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか

西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか

エマニュエル·トッド/大野 舞

膠芽腫と認可をめぐる光免疫療法、中性子線照射法、ウイルス療法の絡み合い。小林先生、三木谷のサポートには肯定的。BNCTにも理解を示す一方で、ウイルス療法の藤堂具紀には極めて否定的。サイエンスではなく、ポリティクスで圧力をかけるやり口とのこと。本書とは独立の情報源もほしい。

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がん征服

がん征服

下山 進

重農主義と重商主義の路線対立は18世紀のフランス、イギリスの緊張関係によく表れている。また、保護的な重商主義と自由貿易主義との対立関係もある。トランプ関税は歴史を遡るとありがちなことも分かった。アダム・スミスがローマストア派を教えていた学者で、自由放任とは程遠いエリート賢人政治を範としていたというのも興味深い。

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〈自由市場〉の世界史

〈自由市場〉の世界史

ジェイコブ・ソール/北村京子

バイエルン国立劇場でみた。ザ・ベルディ作品。歌手良かった。演出は斬新過ぎない。3幕の舞踏会のクライマックスの動と静。

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【輸入楽譜】ヴェルディ, Giuseppe: オペラ「仮面舞踏会」(独語・伊語)/Soldan & Link編

【輸入楽譜】ヴェルディ, Giuseppe: オペラ「仮面舞踏会」(独語・伊語)/Soldan & Link編

ヴェルディ, Giuseppe

日本は課題先進国であり、多国間ネットワークの構築にも寄与をしているという分析。確かに、客観的にみて日本の立ち居振る舞いは、少なくとも軽侮されるものでないことは確か。

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ネットワークパワー日本の台頭

ネットワークパワー日本の台頭

ミレヤ・ソリース/上原裕美子