作品紹介・あらすじ
高名なゲーテ学者・博把統一は一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出合う。ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求める旅の先に、行き着いた場所は……。若き才能が描く、アカデミック冒険譚!
感想・レビュー (3件)
さっぱり、理解できなかった。作者は、知識が豊富なんだろうが、何が面白いのか全くついていけない。
学生が書いた衒学的な学者小説。序章の書き手が最後に明かされる重層的なつくり、然教授の自作自演の盗作告発、時代錯誤ともいえる登場人物の名前など、何だこれはという作品。
紅茶に書かれた格言は、ゲーテの言葉なのか、その真偽を確かめようと徹底的に調べる大学教授。家族を巻き込んだゲーテ研究は、思わぬ展開と結末を迎える…。