作品紹介・あらすじ
大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞「大賞」受賞!
「私の二〇代は、この本を書くためにあったと言っても過言ではない。(中略)私は、彼が見た風景を少しでも追体験したかった。それは、私の中に、学術的探求心を超えた彼に対する愛があるからだろう。R・B・ボースの生涯は、私の人生の問いそのものであり、共感と違和感が交錯する複雑な対象でもある」(「あとがき」より)
一九一五年、日本に亡命したインド独立の闘士、ラ...
感想・レビュー (1件)
前半は迫力があったが、時代の波にさらわれていく後半は、思想がない、ということの限界だろうか。インド革命家と日本の活動家とのつながりを明らかにするという切り口は良かった。