チェリーネネ🍒

50件のレビュー

レビュー

「普通の人」なんて誰もいない。みんな、誰かにとっては特別で、誰かにとって救いの人なのだ。 印象に残ったフレーズ 「でも、辞める時にあんな大きなケーキを焼いてくれる人も、梨木さんみたいに気にかけてくれる人も、なかなかいないですよね」 主人公梨木がバイトをする店にやってきた後輩バイトの常盤。誰にも心を開かず、常に無表情だった。 そんな常盤が、次なる第一歩のためにバイトを辞める時に言った言葉。 店長の大竹は、人に優しく接したいのに言葉や態度はすこぶる悪い。梨木は、自分には何も取り柄がなく、平凡だと思っている。でも、常盤にとっては、大切なバイト仲間で、印象に残る人物なのだ。 自分では「特別」だと思えなくても、誰かにとっては間違いなく「特別」な存在なのだ。それに気づけただけで、こころがホッと明るくなる気がした。

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掬えば手には

掬えば手には

瀬尾 まいこ

少しの生きづらさを感じる中高生の物語。 私は特に汐見夏衛さんの物語が好きだった。 「頑張るのは辛くない。頑張りを認めてくれないことが辛い」という泉水の思いに共感した。 頑張っていても、いつの間にか他の人の期待に押されて、いつしか頑張る目的を忘れてしまうことはある。 お母さんが「花丸」をあげるシーンは、少し泣いてしまった。

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君の傷痕が知りたい

君の傷痕が知りたい

汐見夏衛、けんご、夏目はるの、天野つばめ、春登あき、春田陽菜

映画の情報を知って、興味を持って読んだ本。 スマホなどを使わない、ある意味古風な、恋愛模様を描いた作品。 映画の予告映像はとても美しくて、文体もそんな感じかな?と思って読んだら意外とそうでもなく、関西弁も出てきながらのテンポの良い文章だった。 最後の展開は、読めるようで読めなかった。切ない。幸せになってほしいな、と思った。

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アナログ

アナログ

ビートたけし

「電子書籍化不可」という言葉をあちこちで聞いて、ずっと気になっていた一冊。読んでみて、その意味に納得。感動した。 私は、本当にラスト、全てが明かされるまで気が付かなかったのだが、気がついてから慌てて見返して、驚いた。 他の人の考察を見て、最後の『』が後書きに重なっているということを知り、ますます感動。 「世界で一番透き通った物語」この意味は、読んでみないと分からない。 作者の方や編集の方の、努力と労力に感服です。

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世界でいちばん透きとおった物語

世界でいちばん透きとおった物語

杉井 光

とある町の活版印刷所と、そこを訪れる人々の心温まる物語。 印刷の歴史など、勉強になる部分も多かった。また、歴史あるものだからこその、人間関係だったり、美しさだったり、なんだか「綺麗な物語だな」と感じた。

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活版印刷三日月堂 星たちの栞

活版印刷三日月堂 星たちの栞

ほしおさなえ

どちらも人と関わることが苦手なみのりと悟。2人は高校で、「絵」を橋渡しにして出会う。 印象に残ったフレーズ 「もしかしたら、テッセイは、母さんやおじいちゃんが言うように、ただの”負け犬”じゃないかもしれない。死ぬまで、好きなことをやり続けた一途な男なのかもしれない」 その時々の感情だったり、その人との関係性によって、人の見え方というのは全く変わってしまうのだと思う。テッセイも、通ちゃんも、決して真っ当な大人とは言えないけれど、でもその人の中に、はっきりとした「軸」があるのだな、と感じた。 また、角田光代さんの解説にも、なるほど、と思った。私は読み終わった時、みのりと悟を成長させ、今の形を作ったのはテッセイや通ちゃんの存在だと思っていた。しかし、よく考えたら、彼らを成長させたのは、彼ら自身に他ならないと思った。その気持ちを代弁してくれたのが、解説者の考え方だった。彼ら自身が、自分の「軸」を作り上げ、それに色をつけたのが、みのりからしたら悟で、悟からしたらみのりだった。 青春のこの時期特有の生きづらさを、みずみずしい文体で、等身大で描いた名著だと思う。

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黄色い目の魚(さかな)

黄色い目の魚(さかな)

佐藤多佳子

天寿を全うして、黄泉の国に行った猫、ふー太。ふー太が見つけた「伝言猫」のバイトは、5回仕事を成功させると、伝言猫自身も会いたい人に会えるという報酬つきのバイトだった。 虹子さんの店に届くハガキは本当に多種多様で、それぞれ会いたい人を胸の内に秘めているのだな、と思った。それぞれ「会いたくても会えない人」というのが多くて、「後悔」を抱えて生きている人が多いのだと思う。 大切な人と一緒に過ごせる時間は有限だから、伝えたいことはきちんと伝えないといけないな、と思った。

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伝言猫がカフェにいます

伝言猫がカフェにいます

標野 凪

「自殺」をテーマにした作品。自分を大切に、でも相手を大切にすることが大切だと思わされた。 印象に残ったフレーズとしてはなし。ただ、この本の考え方としてあった「人間なんてみんなみんなちっぽけで無力で、いてもいなくても世界に大した影響なんて及ぼさない、些末な存在なんだ」というものには共感した。 登場人物の薊は、この考え方のもと、「人の命(死)を生きている者の想いだけで推測って価値づけるのは傲慢だ」と主張していた。 それも理解できるけれど、私はあえて、「人の生死なんて、世界規模の危機を及ぼすわけではないので、ある程度自己中に生きても良い」と解釈したい。 あまりにも迷惑をかけるのは良くないが、ある程度「普通」にとらわれずに生きても良いのではないかな、と思った。

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たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ

汐見 夏衛

剣道界では「神童」。でも、人間関係にとことん不器用で、そのうちに祖父の死を機にして竹刀を握れなくなってしまった。そんな彼が出会ったのは、「槍道」、槍で戦う競技だった。 印象に残ったフレーズ 「たぶん、夢のじいちゃんにそう言わせていたのは、僕の心なんだと思う。あれはきっと、自分自身の心の声」 自分の気持ちとは、本当に大切なのだな、と思った。時に原動力となって自分を突き動かしてくれるけれど、時に自分を縛り付け、夢にまで出てきて呪ってくる。 だからこそ、自分の声に耳を傾け、自分が一番、自分の「可能性」を信じてあげないといけないと思う。 天沢さんの作品は、「青春感」がある。人物の会話の一つ一つがキラキラした雰囲気に包まれていて、こんな青春を送りたい!と羨ましくなる。

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サマー・ランサー

サマー・ランサー

天沢 夏月

印象に残ったフレーズ 「七月七日まであと一週間だった。その日が来て欲しくないほど、それを待つことが愉快だった」 その日を「待つこと」自体が楽しく思えるほどに楽しみなことがある経験は、誰しもあるものだと思うから、とても共感した。その出来事が本当に楽しみだと、待つこと自体がものすごく楽しい。 本としては、とても「人にお薦めしたい」と思える作品だった。その理由は主に3つあって、 一つ目は、文体の良さだ。ストーリー自体は、解説の島本理生も言っていたように古くから「よくある」ものだ。でも、この中村さんの文章のテンポ感や表現で、他の作品とは全然違う、唯一無二の世界観を作り出している。 二つ目は、二人の関係性だ。青春の甘い関係でもなく、かといってドロドロしているわけでもない二人の関係性が、好きだ。特に、作中に出ていた「コーヒーと牛乳が混ざっていつのまにかカフェオレになる」ような、自然と溶け合ってしまうような関係性が理想的だと思った。 三つ目は、主人公、藤井くんの心情の変化の良さだ。幸福の絶頂にいた時に、彼女が死に、一時はどん底に落ちたが、また立ち直って這い上がっていく様が素敵だと思った。藤井くんの、二人の関係性の捉え方も、「you」だったのが「we」に変わって、彼女の死をきっかけにまた「you」に戻るのだけど、それで、前よりもより心に刻み付けられているという表現に感動した。

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100回泣くこと〔小学館文庫〕

100回泣くこと〔小学館文庫〕

中村 航

二人暮らしをする小学生の百音と、百音の母親の元彼、統理。世間から見たら「訳あり」の家族だけれど、二人は二人なりに幸せだった。 印象に残ったフレーズ 「手を取り合ってはいけない人なんていないし、誰とでも助け合えばいい。それは世界を豊かにするひとつの手段だと、少なくともぼくは思っています」 昨今の不安定な世界情勢を見ても、ストンと腑に落ちるような言葉だと思う。みんなが手を取り合うことが大切だが、それすらも「ひとつの手段」なのだから、手を取り合えない人の前は、黙って通り過ぎることが大切だと学んだ。 この本は、凪良さんの本の中でも文体がポップで、軽いと思った。内容がずっしり来る内容なだけに、この文体とのバランスがいいな、と感じた。 また、凪良さんの本には、「多様な愛」を書いたものが多いが、今回もそれが表れていると思う。揺れ動く複雑な男女の愛だけでなく、同性愛だったり、親子愛だったり、くどくない重さで入っていて、人にも是非薦めてみたいと思った。

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わたしの美しい庭

わたしの美しい庭

凪良 ゆう

読者を「騙すため」に作られた短編集。 一番「やられた」と思ったのは、「ヤリモク」。最初は男性の方がペースを作っていて、このまま行くのか?と思っていたら、女性の方が罠を仕掛けていた。女性の方が一枚上手か、と思ったら、男性もまた女性を「ヤる」ために罠を張っていた。 最後の最後まで、どちらが上手かわからないのが面白かった。

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#真相をお話しします

#真相をお話しします

結城 真一郎

少女が目覚めたのは、「物語で不幸になった者」だけが辿り着く「物語管理局」。彼女はそこで、「物語管理官」として、不幸になった登場人物を救っていく。 印象に残ったフレーズ 「物語は人を幸せにする。ただ、作中の登場人物も同じであるとは限らない。主人公が幸福な結末を迎えても、すぐ近くに不幸になってしまった者がいる場合だってある」 私自身も小説が好きなこともあって、この考え方に共感した。自分は主人公の気持ちに共感して幸せを感じていても、その周りもみんな幸せだとは限らない。 みんなを平等に幸せにする物語を作るのは難しいと思う。大体は誰かの不幸があって、その上で他の人の幸せが成り立っているのだから。 でも、それが世界の摂理だと思う。ある時は誰かの不幸の上に自分の幸せがあって、またある時は誰かのために自分の幸せを犠牲にする。そうやって少しずつ妥協しあって生きていくことが大切だと思う。

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それを世界と言うんだね

それを世界と言うんだね

綾崎 隼/花譜

日常の何気ない「生きづらさ」を描いた、加藤シゲアキの短編集。 印象に残ったフレーズ 「人ってのはな、喜ぼうと思っても限界はあるが、悲しもうと思うと際限なく悲しむことができる。だったら最初から悲しまねぇことだ。何があってもわしは悲しんだりしない。ただの出来事として受け入れる」 驚いた。そんな考え方があるのかと思った。これは、同志を亡くし、周りから陰口を叩かれ続けた根津爺だからこそ言えた言葉だと思う。 私にこのような考え方ができるだろうか。ここまで割り切って考えるのは難しいと思う。でも、悲しみ続けるのではなく、根津爺いわく「限界がある」喜びを見つけることは大切だと思う。限界を突破する、というわけではないが、日常の小さな幸せを感じて、喜びの限界を大きくしていきたい。

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傘をもたない蟻たちは

傘をもたない蟻たちは

加藤 シゲアキ

いよいよ新二は高校三年生になり、最後のインターハイを迎える。 印象に残ったフレーズ 「陸上は新ちゃんがやらなかったら、試合を見たりしなかったわ。あんなに面白いのに、もったいないわよね」 新二の母親が、新二に向けて言った言葉である。こんなふうに誰かに思ってもらえることは、幸せなことだと思う。 私も誰かに、「あなたがやっていたから、自分もこれが好きになった」と言ってもらえるようになりたい。そのためにも、自分がそれの面白さを理解することが大切だと思う。 「之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」 という論語の教えもあるように、まずは自分自身が目一杯楽しめるようにしたい。

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一瞬の風になれ 第三部 -ドンー

一瞬の風になれ 第三部 -ドンー

佐藤 多佳子

伯母に虐げられ、従姉妹にはいじめられて、シンデレラに憧れる少女、青緒。しかし彼女の体は、恋をすると焦がれて痛むという残酷な病に蝕まれていた。 印象に残ったフレーズ 「親より幸せになりなさい」 母親を早くに亡くし、しかも、それが自分のせいだと知ってしまった青緒にとって、親より幸せになることは、戸惑いが大きかった。 そんな青緒に、この言葉をかけたのが、友達の父親、玄太だった。親というのは、子供の幸せが何よりの幸せなのだから、幸せになることが最大の親孝行だと気づかせてくれた。 この作品は、宇山佳祐の作品にしては珍しく、恋愛以外の「愛」が描かれている。 師匠が弟子を想うこと、親が痛みに耐えながらも子供を愛すること……。そのどれもが当たり前で当たり前ではないからこそ、切ない恋愛以外の部分で泣ける。 その後、青緒と歩燈はどうなっただろうか。この手の作品の中で意外なハッピーエンドを迎えたからこそ、末永く幸せでいてほしい。

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恋に焦がれたブルー

恋に焦がれたブルー

宇山 佳佑

カリフォルニア州の大学に留学した多希。しかし、その授業は米国トップクラス。 語学のハンデと、留学生くずれの領との関わりと闘いながら、「自分との闘いに勝つ」ために頑張っていた。 印象に残ったフレーズ 「努力は必ずしも報われるとはかぎらない。しかし、努力抜きで報われることはありえない……」 家族に啖呵を切ってアメリカにやってきた手前、後には引けないというプライドを持って、ひたすらに勉学に励む多希の様子をここまでうまく表した言葉はあるのか、と思った。 それと同時に、自分自身を奮い立たせてくれる言葉でもあった。 多希も何度も、日本とアメリカというハンデに投げ出しそうになっただろう。それは授業の理解度かもしれないし、白人からの有色人種への差別的な言動かもしれないか それでも、自分を奮い立たせ、見事に大学を卒業してみせた多希は立派だと思う。

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ふたつの季節

ふたつの季節

藤堂志津子

ある日、テレビで流れた2020年の東京オリンピック開催のニュース。それを見た和樹の祖父は、誰にも見せていなかった55年前の手紙を和樹に託す。 東京で、これでもかというほどの失意を味わった和樹が、最初は「祖父のために」と東京を駆けずり回って手紙の「果たされなかった約束」を探す様が心を打たれた。 大学生時代の和樹の祖父の陸上にかける思いにも、今の自分と通ずるものがあり、素直に「綺麗だ」と応援したくなった。祖父が怪我をしたシーンでは、まるで自分ごとのように胸が苦しくなった。 印象に残ったフレーズ 「あと6年は生きなきゃならん。オリンピックが、観たいからな」 怪我をした直後の祖父にとって、当時の東京オリンピックは、どんなものだったのだろう。 絶望のどん底の気持ちで観ていたかもしれないし、もう立ち直って、希望を胸に観戦していたかもしれない。真相は、祖父以外わからないけれど少なくとも、2020年の東京オリンピックは、間違いなく祖父に「生きる希望」を与えたのだろう。あまり話さず、家でやつれていた祖父が、ここまで希望を見出せるようになったのか、と感動した。 そんな彼らが思い描いた東京オリンピックを、私たちは観た。 彼らは、そのオリンピックが未知のウイルスによって、延期されることなんて、予想だにしていなかっただろう。私たちですら、予想していなかった。 それでも、オリンピックは開催された。「ウイルスからの復興」と銘打って、形は違ったけれどもちゃんと開催されて、日本中、世界中の人々に感動を与えた。 オリンピックは、いつの時代も、人に希望をもたらすものなのだ。それが、自国開催なら尚更だ。

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世界中の青空をあつめて

世界中の青空をあつめて

中村航

「食の好みが合う」というだけで同居を始めた、高村と伊東。しかし伊東には恋人がいて、高村も、妻子持ちの男性と関係を持っている。伊東の恋人、華は、オシャレよりも、恋人よりも研究を優先させる性格だ。 そんな一癖も二癖もある、3人の登場人物が織りなす、三角関係のようでそうではない複雑な物語。 食べ物の描写がうまいと思った。読んでいても、人物たちと一緒にお腹が満たされるような感じがした。 特に伊東の人物像が、見る人によってとても共感できたり、また腹が立ったりした。 華や高村の視点から見ると、伊東は優柔不断で、華との関係も、高村の関係も中途半端にしている気がした。しかし、同じ場面でも伊東の立場から見ると、葛藤などが理解できて、不思議なものだと思った。 最後は、華が自分の気持ちを伊東に爆発させたことで物語が収束した。 私は、ついつい人が動いてくれるのを待ってしまう。だから、華のように、自分の気持ちをきちんと伝えることができる人は尊敬する。自分も、華のように、自分の気持ちを少しでも伝えられるようになりたい。

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さんかく

さんかく

千早茜

幼馴染の結婚式で、心揺さぶられるスピーチに出会ったこと葉。すぐにそのスピーチの作者、久遠久美に弟子入りする。その中で、例の幼馴染の選挙活動を手伝うことになる。 印象に残ったフレーズ 「ほんとに弱ってる人には、誰かがただそばにいて、抱きしめるだけで幾千の言葉の代わりになる。そして、ほんとうに歩きだそうとしている人には、誰かにかけてもらった言葉が何よりの励みになる」 友人などとの付き合い方を考えさせられる言葉だと思う。 弱っている人がいたら、ただそっと寄り添い、共感する。そして、その人が歩きだそうとしたら、優しく励ます言葉をかける。 そんなことが、自然にできる人になりたいと思う。 また、自分自身も、誰かの言葉が心に響く時と、響かない時がある。 先日、私が確かに歩きだそうと決めた時、人にかけてもらった言葉がものすごく励みになった。 反対に、自分が苦しくてどうしようもない時は、励ましの言葉などいらない。ただ寄り添ってほしいと思う。 そういう意味でも、共感できる言葉だと思う。

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本日は、お日柄もよく

本日は、お日柄もよく

原田マハ