作品紹介・あらすじ
感想・レビュー (15件)
どこか心がほっこりする話。
凪良ゆうさんの本2冊目。 いろんな家庭があるなと思う。 親がいなくてもその人が楽しければ幸せであれば良い。 結婚してなくても周りがあれこれその人の心配する権利はない。 自分の中の軸をしっかりもつことが大事だなと思いました!
神社の神主三の庭
自分が幸せと感じていれば十分。 色んな幸せがあって、色んな人生があるなと。
ちょっとみんな不幸だけど幸せ、 そのぐらいが安心する。
誰しも心の中に閉じ込めたツライ思いを、まるごと受けとめてくれる優しい優しい小説。
気持ちの落ち着くような本。うっすら泣けて浄化されるような。
多様性を受け入れる優しい登場人物に少し泣いてしまった
二人暮らしをする小学生の百音と、百音の母親の元彼、統理。世間から見たら「訳あり」の家族だけれど、二人は二人なりに幸せだった。 印象に残ったフレーズ 「手を取り合ってはいけない人なんていないし、誰とでも助け合えばいい。それは世界を豊かにするひとつの手段だと、少なくともぼくは思っています」 昨今の不安定な世界情勢を見ても、ストンと腑に落ちるような言葉だと思う。みんなが手を取り合うことが大切だが、それすらも「ひとつの手段」なのだから、手を取り合えない人の前は、黙って通り過ぎることが大切だと学んだ。 この本は、凪良さんの本の中でも文体がポップで、軽いと思った。内容がずっしり来る内容なだけに、この文体とのバランスがいいな、と感じた。 また、凪良さんの本には、「多様な愛」を書いたものが多いが、今回もそれが表れていると思う。揺れ動く複雑な男女の愛だけでなく、同性愛だったり、親子愛だったり、くどくない重さで入っていて、人にも是非薦めてみたいと思った。
ネタバレを読む
普通と違ってもいい、いろんな生き方があっていい、と思える本でした。