わたしの美しい庭

わたしの美しい庭

凪良ゆう
ポプラ社 (2021年12月7日発売)
ISBN:9784591172063
本棚登録:195

作品紹介・あらすじ

マンションの屋上庭園の奥にある「縁切り神社」。 そこを訪れる<生きづらさ>を抱えた人たちと、「わたし」の物語。 本屋大賞受賞『流浪の月』の凪良ゆうが贈る、救いに満ちた感動作! <内容紹介> 小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。 百音と統理は血がつながっていない。その生活を“変わっている”という人もいるけれど、日々楽しく過ごしている...

感想・レビュー (15件)

どこか心がほっこりする話。

凪良ゆうさんの本2冊目。 いろんな家庭があるなと思う。 親がいなくてもその人が楽しければ幸せであれば良い。 結婚してなくても周りがあれこれその人の心配する権利はない。 自分の中の軸をしっかりもつことが大事だなと思いました!

神社の神主三の庭

自分が幸せと感じていれば十分。 色んな幸せがあって、色んな人生があるなと。

ちょっとみんな不幸だけど幸せ、 そのぐらいが安心する。

誰しも心の中に閉じ込めたツライ思いを、まるごと受けとめてくれる優しい優しい小説。

気持ちの落ち着くような本。うっすら泣けて浄化されるような。

多様性を受け入れる優しい登場人物に少し泣いてしまった

二人暮らしをする小学生の百音と、百音の母親の元彼、統理。世間から見たら「訳あり」の家族だけれど、二人は二人なりに幸せだった。 印象に残ったフレーズ 「手を取り合ってはいけない人なんていないし、誰とでも助け合えばいい。それは世界を豊かにするひとつの手段だと、少なくともぼくは思っています」 昨今の不安定な世界情勢を見ても、ストンと腑に落ちるような言葉だと思う。みんなが手を取り合うことが大切だが、それすらも「ひとつの手段」なのだから、手を取り合えない人の前は、黙って通り過ぎることが大切だと学んだ。 この本は、凪良さんの本の中でも文体がポップで、軽いと思った。内容がずっしり来る内容なだけに、この文体とのバランスがいいな、と感じた。 また、凪良さんの本には、「多様な愛」を書いたものが多いが、今回もそれが表れていると思う。揺れ動く複雑な男女の愛だけでなく、同性愛だったり、親子愛だったり、くどくない重さで入っていて、人にも是非薦めてみたいと思った。

ネタバレを読む

本を読んで来なかった私にも凪良ゆうさんの本は読みやすくてとても心地いい本でした。 事実とか解釈とか日常とかそれぞれ人の事情があってとかそんな本。

普通と違ってもいい、いろんな生き方があっていい、と思える本でした。

うーんぱらぱらめくって途中でやめました。

心がほっこりする本。