
レビュー (18件)
2/28読み終わり。同じ野球やってる息子の母として、感情移入して読んだ。強い野球ちーの保護者会のルールとか寄付とか、こんなんあるんやろうなと思った。にしても、航太郎くんができすぎてて。男性の作家さんなのに、母親の気持ちの描写や母同士の女友達の描写が上手かった。素直に面白かった!
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元野球部出身の作者が描いてるだけあって、すごく情景やチームの様子、周囲の人間関係がスッと入ってきて感情移入がとてもしやすかった☺️そして、作中の秋山菜々子と航太郎も1人親1人っ子で、自分自身も同じということもあり、親としての嬉しい部分や辛い部分、逆に、子としての嬉しい部分や辛い部分がすごく共感できて自然と涙が出てきた🥲高校野球好きでこの小説を読んでさらに野球の面白さや辛さを知ることができた!来年の本屋大賞にもノミネートされてほしいし、もし映画化もしたら絶対見に行く😆
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元高校球児の作者ならではのリアリティが随所に光った小説。 野球部の描写はほとんどなく借景となっているのだが、そこの設定がおざなりになっていないからこそ、母親たちの物語が地に足のついたものとなっている。 母親たちの雰囲気が良くない代の学年が、横暴な三年生になったり、その横暴な三年生に対抗する形で下の学年が結束して良い雰囲気となったり…本当にあるんだろうなあ。 息子の航太郎は試練目白押しの野球部生活だったが、一貫して同級生には恵まれていることに、読者としてはほっとする。 だんだん大阪弁に染まっていく航太郎の描写がこれまたリアル。ところどころ違和感のある大阪弁が散見されたが、作者が神奈川出身であることを考えると、頑張ったな、と思う。
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